[CML 009302] 10万年後まで安全です

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2011年 4月 29日 (金) 16:17:57 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 福島第1原発事故が、チェルノブイリと同規模の原発事故となってるにも関わ
らず、共同通信が震災後(26、27日)行った世論調査によれば、原発の増設と現状
維持を求めると答えた人の合計が46・5%という結果が出ました。
  
 日本人の約半数が「安全が確保されるならば原発はあってもいいし、増やして
もかまわない」と思っています。
 
 一体いつになったら目が覚めるのかと腹立たしく思います。
 
 世界に脅威を与えている福島第一原発事故を、まるで一地方で起こっているロー
カルな出来事と思いこんでいるようです。
 
 平和ボケならぬ原発安全ボケです。
 
 このような原発安全ボケに効き目がある映画が現在上映されています。
 
 原発から排出される高レベル放射性廃棄物を、地下500メートルに埋めて1
0万年封じ込めるという正気ではない計画の実態をとらえた映画です。
 
 「100,000年後の安全」
 監督・脚本 マイケル・マドセン
 http://www.uplink.co.jp/100000/
 
 上映会場
 http://www.uplink.co.jp/100000/theater.php
 
 森と湖の国、環境保護先進国として高く評価されているフィンランドで、少し
考えれば正気とは思えない計画が進んでいます。

 高レベル放射性廃棄物を、地下500メートルに埋めて10万年封じ込めると
いう永久地層処分場の建設です。
 
 「10万年間放射能を封じ込めます!ですから安全です」と巨大な地下施設の
建設工事が着々と進んでいます。その施設内部に、コンセプチュアル・アーティ
ストとしても活動するマイケル・マドセン監督自身が潜入し、映像に納めます。
 
 10万年後の安全を保証するというトンデモ事業が現実に進められています。
 
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
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