[CML 009180] IK原発重要情報(5)
河内謙策
kenkawauchi at nifty.com
2011年 4月 22日 (金) 20:04:43 JST
私たちは、原発についての情報と脱原発の国民投票をめざす市民運動についての情
報を発信しています(情報を重複して受けとられた方は失礼をお許しください。転
送・転載は自由です)。よろしく、お願いいたします。
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
(Email:kenkawauchi at nifty.com)
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私(弁護士 河内)は、4月20日、政治の変革をめざす市民連帯の原発問題の集会
に参加してきました。元東芝技術者の山田太郎さんの話に市民が共鳴し、熱気あふれ
る集会でした。そこで山田さんが強調されたことのひとつは「原子力が30%だという
宣伝は事実に反する。原子力がなくても十分にやっていける」ということでした。
[情報5-1] 4月22日付の『夕刊フジ』は、「東電「不足」のまやかし、夏の電力は
足りる」という力のこもった特集をしています。夕刊フジの主張は、「東電の公式
データによると、2009年度末の発電実績の合計は7769.2万キロワット(他社受電分を
含む)。そこから1499.6万キロワット[東電所有の原発の出力]を引くと、最大6269.6
万キロワットの供給力があるはずなのだ。[酷暑に見舞われた昨夏の東電管内の最大
電力需要は7月23日の5999万キロワットだという]そんな計算結果をみると、本当にこ
の夏に電気が足りなくなるのか、ますます疑念は深まる」というものです。実に説得
力があります。
[情報5-2] 『夕刊フジ』は、4月18日付記事でも、東電が電力供給能力の数字を上方
修正してきたことを鋭くついていました。東電は、供給能力の数字を3100万キロワッ
ト(3月12日)、3750万キロワット(3月23日)、3800万キロワット(3月29日)、
3900万キロワット(4月4日)、3950万キロワット(4月6日)、5200万キロワット
(4月15日)と変遷させてきたのです。このことは、東電の主張の根拠薄弱さを、別
の面からも裏付けるものです。
『夕刊フジ』の主張は、山田太郎さんの話とも小出裕章さんの話とも合致します
(小出裕章『隠される原子力 核の真実』創史社105頁以降)。
とんでもない政府・東電の大陰謀だといわなければなりません。この嘘は、全国民あ
げて徹底的に追及する必要があると思います。
ただし、この集会で村岡到さんが発言したように、原子力発電所の電気がなくても
足りることは間違いありませんが、それは、現在のエネルギー浪費構造をそのままに
しておいてもいいということではないと思います。エネルギー浪費型社会構造を改
め、再生可能エネルギー中心のエネルギー政策へと抜本的に転換を実現しなければな
らないことは間違いありません。
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イタリアの国民投票につき、政府が原発計画を撤回したことにより、「回避」されそ
うだ、というニュースが流れています。詳しいことは調査中です。
イタリアの原発事情については、以下のサイトを見てください。
http://www.iti.or.jp/flash47.htm
イタリアの国民投票をめぐる動きについては以下のサイトを見てください。
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C9381959FE3EBE2
E7EB8DE3EBE2E6E0E2E3E39494E3E2E2E2;bm=96958A9C9381959FE0E2E2E1EA8DE0E2E2E6E0
E2E3E3E2E2E2E2E2E2
http://www.asahi.com/international/update/0420/TKY201104200562.html
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以上
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