[CML 009050] 子ども達を甲状腺傷害から守ろう(1)

T. kazu hamasa7491 at hotmail.com
2011年 4月 16日 (土) 12:32:02 JST


ni0615(田島直樹)です
複数の皆さまと、いくつかのメーリングリストに
同報いたします失礼を御ゆるしください。

図と計算は、私のブログを参照してください。
 
なぜ今さら、1ヶ月前のことを振り返るのか?
それは、子どもたちに対する放射性ヨウ素131の防御が出来ていたか、
検証が必要だからです。
 
子ども達が、甲状腺の異常を起こさないか、
「子ども達を放射能汚染から守れ!」
と同時に、
「子ども達を甲状腺傷害から守れ!」
といわねばなりません。
 
もっとはっきり言えば、
原子力安全委員会が、緊急時に公衆に対して行わなければならない3つの対処のうち、
安定化ヨウ素の投与という、子ども達の健康と命を守る切り札をなぜ切らなかったか。
その判断は正しかったのか? だれが判断したのか?
これを、専門家は検証しなくてはなりません。
 
わたしも専門家としてではなく、公衆の一人として検証していきます。
これはその(1)ですが、
続きは、わたしのブログで行います。
『安禅不必須山水』
http://ni0615.iza.ne.jp/
 
~~~~~~~
【毎日新聞】 
福島第1原子力発電所周辺の累積線量結果(2011年4月15日付朝刊)
<<添付ファイル1の図>>
 
これは毎日新聞が毎日載せている図表です。
激しく報道された「計画的避難地域である飯舘村問題」、その要因である
『累積線量』が分かりやすく図示されています。
 
しかし良く見てください。
飯舘村や浪江町については、
「4月13日現在」で「502時間」とあります。
 
502時間は、20日と22時間です。
ということは、
「4月13日」から遡りますと、3月23日からの累積ということになります。
それ以前は、計算に入れていないことが分かります。
 
誰もが知っています。
この図の計算から省かれている3月15日~22日の8日間こそ、
累計値を左右するピークの期間なのです。
 
【参照】
福島第一原発20Km以遠のモニタリング結果
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2207151/
『大本営now』が隠蔽した放射線データ 
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2225657/
 
8日間といえば、ちょうど放射線ヨウ素131の半減期です。乳児や
幼児の甲状腺に傷害をもたらすヨウ素131の被曝は、この8日間
に集中しているといってよいでしょう。
 
それを、なぜ除外してしまったのでしょうか? 
毎日新聞さん、この図表はいったいどこのデータを基にしているのか、
教えてください。
 
 
元データとの照合は必要ですが、オミットされた最初の8日間を、
文部省公表データで補填して計算してみます。
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304001.htm 
するとこうなります。
 
【浪江町津島地区】のより正しい累積線量(外部被曝)
 15日~22日 8日間積算は 18.74mSv(ミリシーベルト)以上です。
 
(計算の詳細)→
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2245446/
 
図中の16.02mSvは、
16.02+18.74=34.76
「34.76mSv(ミリシーベルト)以上」
としなくてはなりません。
 
 
【飯舘村】のより正しい累積線量(外部被曝)
 15日~22日 8日間積算 10.22mSv(ミリシーベルト)以上です。
 
図中の9.303mSvは、
9.303+10.22=19.52
「19.52mSv(ミリシーベルト)以上」
としなくてはなりません。
  
【福島市】のより正しい累積線量(外部被曝)
 15日~22日 8日間積算 1.336mSv(ミリシーベルト)以上です。
 
図中の0.56mSvは、
0.56+1.336=1.89
「1.89mSv(ミリシーベルト)以上」
としなくてはなりません。 
 
毎日新聞の図は<<添付2>>のように書き換える必要があります。 
 
福島市の放射線量率の変化で説明すればわかりやすいです。
http://www.rb.sss.fukushima-u.ac.jp/user/taka/radiation/
それを見れば、肝心のところを意図的に削除した積算であることが、よく分かります。
 
添付図3
 
 
 
 
>2011年3月16日12時35分 
>東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、周辺の自治体では大気中
>の放射線量が通常レベルを超えるケースが相次いでいる。福島市内では16日
>午前8時現在、通常レベルの500倍に相当する1時間あたり20マイクロシーベルト
>を観測。各地の数値は風向きなどの影響で刻々と変化しているが、茨城県や東京
>都などでも通常より高いレベルの観測が続いている。
>(朝日新聞)
 
私はなぜこの時、せめて子供たちや妊婦に安定化ヨウ素剤を飲ませなかったのか、
大きな疑問をもっています。ご承知のように、安定化ヨウ素剤は、放射性ヨウ素が
子ども達の甲状腺に集積した後からでは、何の役目も果たせないのです。 
 
精しくはこちらをごらんください。
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2245446/
 
ni0615 拝
(田島直樹)
 
  		 	   		  


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