[CML 009040] 戦争は利害調整から始まった

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2011年 4月 15日 (金) 23:16:45 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 再放送です。
 
 太平洋戦争終了後、日本の戦争犯罪を裁いた極東軍事法廷(東京裁判)は、
「東条英機をはじめ、軍部や政府のトップによる共同謀議により、日本は太平洋
戦争を始めた」としました。
 
 日本が共同謀議によって太平洋戦争を始めたかどうかは、議論の余地がありま
すけれど、最近の研究により、太平洋戦争は陸軍・海軍・内閣が組織の防衛を優
先し、重大懸案を先送りにした結果、責任の所在を曖昧のままにして始まったこ
とがわかりました。実は陸海軍も政府も官僚も、アメリカとの戦争は絶対に勝て
ないことを知っていたのです。しかし、弱腰と言われることを恐れ、組織の利益
を追い求めたことにより、戦争の道を走るようになったのです。
 
 
 アジア太平洋地域を死体と瓦礫の山にし、今も深い傷を残している太平洋戦争
が、組織の利害調整から始まったというあきれた実態を描く番組です。
 
 NHK総合
 
 NHKスペシャル
 
 「日本人はなぜ戦争へと向かったのか
  第4回 開戦・リーダーたちの迷走」
  
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110306.html 

放送日:4月21日
放送時間:午前0時15分〜1時04分     


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