[CML 009031] 何と姑息な!HPから13日に削除、学校から回収も Re: 【小学生向け原発副教材DVDの配布中止 福島第一が登場】 「小学生向け副読本 わくわく原子力ランド」はどこへ行ったのか?

uchitomi makoto muchitomi at hotmail.com
2011年 4月 15日 (金) 13:09:41 JST


何と姑息な政府でしょうか!?こうした誤った政府の認識こそが今回の原発事故を引き起こしたという政府責任を明確化し「安全神話」のウソを暴き出す格好の教材でしたのに。敗戦直後のようにスミ塗り教科書にして、なぜスミを塗らなければならないのか教員が生徒にきちんと教え、これまでの「原発軍国主義」を批判(文科省含めて自己批判)し、今回の原発事故の「戦犯」が誰であるのかを指弾し、これからは「エネルギー民主主義」の社会が必要であることを教えることこそが問われているでしょう。今回の「原発敗戦」のA級戦犯(政府、東電、原子力村の学者・専門家ども)を極東国際原発法廷(福島裁判)で民衆裁判にかけるべきではないでしょうか?
 
 
「わくわく原子力ランド」など小中向け原発本に誤り「地震や津波に耐える」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/04/15/kiji/K20110415000633430.html
 
 文部科学省と経済産業省が作製した原子力発電に関する小中学生向けの副読本に「大きな地震や津波にも耐えられる」「放射性物質がもれないようしっかり守られている」などの表現が見つかり、高木義明文科相は15日の記者会見で「事実と反した記載がある」として内容を見直す考えを明らかにした。
 
 東京電力福島第1原発事故を踏まえた判断。全国の小中学校などに約3万部を配布しているが回収を検討する。
 
 副読本は小学生用の「わくわく原子力ランド」と中学生用の「チャレンジ!原子力ワールド」。2008年に改訂された新学習指導要領で原子力が重視されたため作られた。内容は文科省関連の財団法人「日本原子力文化振興財団」のホームページでも公開していたが、13日に取りやめた。 
[ 2011年4月15日 11:36 ]
 
 
原発学ぶ副読本の内容見直し、文科相が表明
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110415-OYT1T00524.htm?from=navr
 
 高木文部科学相は15日午前の閣議後の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、文科省と資源エネルギー庁が2010年に作成し、全国の小中学校に1冊ずつ配布した副読本の内容を見直す考えを示した。
 
 副読本は原発の安全性について、「大きな地震や津波にも耐えられるように設計されている」(中学校向け)、「地震が起きたとしても、放射性物質がもれないよう、がんじょうに作り、守られています」(小学校向け)などと記述しており、高木氏は「当然、見直す具体的な記述の一つだ」と指摘した。
 副読本は文科省のホームページにも掲載されていたが、事故発生後に削除されている。
(2011年4月15日11時41分  読売新聞)
 
 
副読本の「原発」記述見直しへ〜高木文科相
http://news24.jp/articles/2011/04/15/07180988.html
 
< 2011年4月15日 11:48>
 
  小中学校で使われる副読本に書かれた「原子力発電所は大きな津波にも耐えられる」などの記述について、高木文科相は15日午前、見直す考えを示した。
 
 小中学校に配られている副読本には、「原子炉は五重の壁で守られている」「大きな津波にも耐えられるよう設計されている」などと書かれている。
 
 高木文科相はこうした記述について、「今回(福島第一原子力発電所)は現実としてそうなっていないのだから、当然、見
直すべきだ」と述べた。
 
 副読本は、文科省のホームページからもダウンロードができたが、これについても、見直しの一環として取りやめている。
 
 
2011年4月15日(金)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-04-15/2011041501_07_0.html
 
きょうの潮流
 
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 数年前の教科書検定で、こんなことがありました。高校の「政治・経済」の教科書です▼もともとの記述は「政府は…プルサーマル計画を基本方針としているが…環境への課題も多い。原子力に頼りながら、高水準のエネルギー消費を続けるべきなのか…国民的な議論が必要であろう」でした▼検定意見がつきました。「原子力発電について、利点に比べ、その危険性や問題点を特別に強調しすぎている」。その結果、教科書に次の一文が付け加えられました。「(原発は)安定供給が可能であり、二酸化炭素や窒素酸化物・硫黄酸化物を排出しないなどの利点もある」▼「安全神話」にたった教育を押し付ける政府・文部科学省。13日の国会では、日本共産党の宮本岳志衆院議員が文科省と資源エネルギー庁が共同で発行した副読本のことを追及しました。「もし地震が起きたとしても…まわりに放射性物質がもれないよう、がんじょうに作り、守られています」。こんなことが書いてある副読本です。この副読本は宮本議員の追及後、ホームページから消えました▼検定や副読本の背景には原発推進勢力の動きがあります。日本原子力学会は、教科書の原発の記述について調べ、「短所の説明には力を入れているが、長所は極めて簡単な説明にとどめている」から不適切だと、「改善」を求める「要望書」や「提言」を出してきました▼政府や業界の思惑で、ゆがめられた教育。国民に正確な情報、知識を伝えることこそ、国がするべきことです。
 
 
> From: muchitomi at hotmail.com
> To: wsfj at list.jca.apc.org; wto at jca.apc.org; alt-g8 at list.jca.apc.org
> Subject: 【小学生向け原発副教材DVDの配布中止 福島第一が登場】 「小学生向け副読本 わくわく原子力ランド」はどこへ行ったのか? 
> Date: Tue, 12 Apr 2011 19:07:38 +0900
> 
> 
> 今だからこそ配布して原発の是非やこれまでの政府や電力会社の大ウソについて教育現場で徹底的に議論すればよいのに!こういう隠蔽体質こそが今回の原発事故を招いたのではないのか?これまでの政府や電力会社や専門家の「原発は安全です」という動画を集めて編集するような映画を作ったら大ヒット間違いなし。マイケル・ムーア監督なら作りそうですが…
> 
>  それと昨年物議をかもした「小学生向け副読本 わくわく原子力ランド」「中学生向け副読本 チャレンジ!原子力ワールド」。これってまだ小中学校で副読本として配布されているのでしょうか?「きっこのブログ」での徹底批判が傑作です。ぜひ、ご一読を!
> 
>  
> 
> 
> 小学生向け原発副教材DVDの配布中止 福島第一が登場
> 2011年4月12日17時30分
> http://www.asahi.com/national/update/0412/TKY201104120243.html
> 
>  資源エネルギー庁は、小学校高学年向けに作った副教材DVD「ひらけ! エネルギーのとびら」に、福島第一原子力発電所の映像が入っているとして、予定していた学校関係者への配布を、東日本大震災の直後に中止した。 
> 
>  今春からの小学校新学習指導要領で、エネルギー教育の内容が広がることなどを受け、同庁が公益財団法人日本生産性本部エネルギー環境教育情報センターに委託。ほかの冊子なども含め約3千万円をかけ、約1万枚作製した。希望した小学校などに、2月下旬からすでに約7500枚配布済みだという。 
> 
>  DVDは約50分。日本のエネルギーの全体像や、水力、火力、原子力の発電所の仕組みなどを、アニメと実際の映像を交えて紹介している。原発のコーナーでは福島第一原発の職員が登場し、施設の内部を案内する。終盤では「日本の原発は格納容器などに守られ、常に放射能も監視しているから安全だ」と強調している。 
> 
>  同センターは「東京から近いこともあり、福島第一原発を選んだ。しかし、今の状況で子どもたちに見せるにはどうか、という判断で中止した」としている。 
> 
>  これまでの政府や電力会社による「原発は安全」宣伝やそれに加担してきた原子力村の「専門家」たちの言動の徹底的な責任追及が行なわれなければならないでしょう。
> 
> 
> 
> 【きっこのブログ】
> わくわく原子力ランド
> http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2010/04/post-a601.html
> 
> 
> 
> なるほど!原子力 A to Z
> http://www.enecho.meti.go.jp/genshi-az/pamphlet/index.html
> 
> 
> 「小学生向け副読本 わくわく原子力ランド」 (PDFファイル:24.6MB) 
> 「小学生向け副読本 わくわく原子力ランド 解説編[教師用]」 (PDFファイル:39.4MB) 
> 「中学生向け副読本 チャレンジ!原子力ワールド」 (PDFファイル:21.7MB) 
> 「中学生向け副読本 チャレンジ!原子力ワールド 解説編[教師用]」 (PDFファイル:39.3MB) 
> 「わくわく原子力ランド」ワークシート (PDFファイル:12.9MB) 
> 「わくわく原子力ランド」教師用ワークシート(カリキュラム付き) (PDFファイル:14.3MB) 
> 「チャレンジ!原子力ワールド」ワークシート (PDFファイル:6.8MB) 
> 「チャレンジ!原子力ワールド」教師用ワークシート(カリキュラム付き) (PDFファイル:11.2MB) 
> 
> 
> 
> 物議かもす「わくわく原子力ランド」
> http://chikyu-no-cocolo.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-ceea.html
> 
> 小学生向け副読本「わくわく原子力ランド」表紙
> 
> 文部科学省と、経済産業省の外局である資源エネルギー庁が作成した小学生向け副読本「わくわく原子力ランド」の内容が、
> 「原子力発電の肯定に偏りすぎている」として物議をかもしています。
> 
> 原子力発電やエネルギーについて学ぶために作成された「わくわく原子力ランド」はA4判で全42ページ。中学生向けの「チャレンジ!原子力ワールド」とともに、今年度より全国の小中学校で使用されます。
> 
> 副読本では原子力発電をCO2を出す火力発電と対比し「発電時にCO2を出さず、多くの電力を安定して発電しつづけられる方法」(同読本P18)としてその長所を説明します。一方で過去の原子力発電をめぐる事故についても「事故が起きないように何重にも対策が取られている」と触れ、原子力発電の安全性を印象付けます。
> 
> しかしJCO事故をめぐる記述では「従業員が正しい手順を守らなかったのが原因」としていますが、JCOの長年にわたるずさんな現場管理や、無理な発注が繰り返されてきた実態についてはほとんど言及がありません。また、原子力発電もウランの採掘や核燃料の製造、使用済核燃料の保存などの段階でCO2を発生する事実や「原子力発電所から出る温排水が海水中に溶けているCO2を大気中に放出している」という指摘についても一言も触れていません。
> 
> しかも、既存の原子炉での運用にはより大きな危険が伴うとされるプルサーマル発電の問題点や、青森県六ヶ所村の核燃料再処理施設が度重なるトラブルによりいまだ本格稼動していない事実についても記述は一切見られません。さらに副読本末尾の「原子力・エネルギーの学習に役立つ情報源」の一覧は国の機関や原子力発電事業者などで占められ、原子力発電を疑問視する立場の情報源の紹介がありません。
> 
> これらの内容から「きっこのブログ」で「ウソだらけ」と指摘されたほか、ツイッターユーザーからも「プロパガンダだ」等の声が上がっています。副読本が「原子力発電について理解を深める」と謳うのであれば、原子力発電の実態や問題点についても正面から言及すべきです。
> 
> 【参考サイト】
> 「わくわく原子力ランド」のダウンロードページ―なるほど!原子力AtoZ
> 「きっこのブログ」の当該エントリー
> 終焉に向かう原子力と温暖化問題―京都大学原子力実験所・小出裕章氏のレポート ※PDFファイル
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