[CML 009024] ■東電清水社長会見「産・官・学・報の癒着」白日に(田中龍作)

中田妙佳 gukoh_nt at yahoo.co.jp
2011年 4月 15日 (金) 01:47:23 JST


中田です。

 メールをいつも送らせていただきありがとうございます。

(重複お許しください)


●自由報道協会下記ブログで、
田中龍作フリージャーナリスト記者の記事を目にしましたので、
彼の記事を2種類ご紹介いたします。 



JanJanインターネットネット新聞で、活躍されていて、注目をしていた記者です。
今回の取材からも、電力会社と、マスコミの一心胴体は、やはり明らかといえます。

記者クラブではない、フリー記者たちの熱い追及には、拍手と声援を送りたいと思います。

下記<拡散転送歓迎>

(貼り付け開始)


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■東電清水社長会見「産・官・学・報の癒着」白日に

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田中龍作     2011年4月 13日 

        

 いけしゃあしゃあ」と答える清水孝正社長。悪びれる風もなく「一日も早く」を連発して追及を交わした。(13日、東京電力本店。写真:筆者撮影)

●テレビでひたすら「原発は安全だ」「電力供給に必要だ」と言い張っていた御用学者たち。彼らに電力会社が多額の金銭を提供していたことがネット上で話題になった。東京電力の清水孝正社長は13日の記者会見で大学研究室への金銭提供を認めた。フリージャーナリストの中島みなみ氏が引き出した。


東電はこれまで「(公益社団法人)土木学会が打ち出した津波の基準にもとづいて原発の耐性設計をしてきた」と主張してきた。

だが、土木学会(原子力土木委員会・津波評価部会)は、東電はじめ全国電力会社の現役社員が委員を務める。学識経験者として委員を務める大学のセンセイたちは東電から金銭提供を受ける。

中島氏はこれらの事実をあげて清水社長を追及した。「金銭援助を受けていれば意思決定に影響するのではないですか?」と。

清水社長は「大学研究室から要請があり資金提供した」と認めたうえで「意思決定には影響ない」と否定した。“いけしゃあしゃあ”とはこのことである。

●象牙の塔ばかりではない。電力会社が経産官僚の天下り先になっていると指摘されてきたが、資源エネルギー庁の石田徹前長官が1月に東京電力の顧問に就任しているのである。
枝野官房長官は13日の記者会見で「法律上天下りに該当するかどうかに関わらず、社会的に許されることではない」とコメントした。

清水社長の記者会見(13日、東電本店)で筆者は東電の「お詫びCM」について触れ、「これから補償で多額の費用を要する。CMに使うカネがあったら被災者への補償に向けるべきではないか?」と追及した。清水社長は「検討中」としか答えなかった。

●東京電力は多額の広告費でマスコミを、研究助成金で大学研究室を、天下り受け入れで政府を絡め取ってきた。新聞・テレビは長きにわたって国民の頭に「原発は安全」「電力供給に必要」と刷り込み、政府は東電の事故隠しなどを目こぼししてきたのである。

清水社長の記者会見はその構図を改めて白日の下に曝け出した。


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田中龍作ジャーナル    2011年03月29日
 

■日本報道界の殿堂に入居する電力会社

http://tanakaryusaku.seesaa.net/index-5.html




浜岡原発でおなじみの中部電力。東京支社の住所は千代田区内幸町2−2−1となっている。「内幸町だから兄弟分である東電の近所にでもあるのかな」などと思ってはいけない。電力会社はそれほど甘くはないのだ。

● 社団法人・日本新聞協会などが運営するプレスセンタービルの5階に中部電力・東京支社はあった(写真)。3階に朝日新聞社、時事通信社が、2階には新潟日報社などが入居する。

 プレスセンターは政治家など時の人が記者会見を開く、日本報道界の殿堂でもある。そこに電力会社がテナントとして入っていても「ただちに人体に影響があるものではない」し「今のところ安全性は保たれている」。

 ただ原発に怯え、すでに実害を被っている国民の感情としては「何だかな〜」と言いたくなる。

● 電力会社は巨額広告費でマスコミ(特にテレビ)を牛耳り、大手マスコミ幹部の“天下り”を受け入れていることでも知られる。

 「原発はクリーンでエコなエネルギーです」。国民洗脳が40年間も続いたのは、マスコミと電力業界が一心同体となった結果なのである。


◇
田中龍作の取材活動は読者に支えられています。
      

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