[CML 009022] IKさんへ Re:

T. kazu hamasa7491 at hotmail.com
2011年 4月 15日 (金) 00:25:50 JST


IKさん

 [情報2-1]
これは、アメリカ従属の問題よりも、
4号機の使用済み燃料プールが壊れてしまっていて、
水を溜めて冷やせなくなってしまった可能性のほうが問題です。
そうだとすれば、発表されていない緊急事態の一つです。
通常は数年間冷やして(東芝は5年間冷やすと見積もり)から、
キャスクで運び出すのです。
なぜ、1〜3号機ではなく、4号機なのかに注目してください。
ご参照あれ。
 http://sankei.jp.msn.com/region/news/110413/fks11041312300005-n1.htm

[情報2-2]
これは、「NYTが10日のデータを公表した」のではありません。
日本の文部科学省のデータをNYTがマップ化しただけです。
しかし左のスケールつまみを動かすと、
3月17日のデータから日替わりの変化を見ることができるのは、
見せ方としては優れものです。

文部科学省のサイトには元データと元マップがあります。
3月17日の170μmV/hという恐ろしい値が、30キロ地点にあります。
飯舘村の南隣浪江町の津島というところです。
これは、「アメリカ従属」とは関係有りません。

宜しかったら、私が3月22日にそれを問題にしたものを読んでください。
新聞もテレビも、このデータを伏せておきながら、
「福島はなんともない」「風評被害」の大合唱をしていたときです。
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2207151/
『大本営now』が隠蔽した放射線データ
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2225657/

現在の空間線量は、初期のヨウ素131の寄与から、
半減期30年のセシウム137の寄与に移ってきたということです。
ということは、土壌をけずって除染しない限り、
今後はほぼ一定値で何年も持続するということです。

[情報2-3]
SPEEDIは、静止画で小出しに公開されているようです。
しかも本来の役割である「予測」ではなく「結果」です。
仰るように動画はなし。
SPEEDIの本来の役割は、放射能放出直後に、
退避命令エリアをきめたり、
安定化ヨウ素の投与指示の如何をきめるための予測システムでした。
しかしSPEEDIは計算したけど公表されませんでした。
「レベル7」規模の事故であることをどうしても隠したかったのでしょう。
すべきだった安定化ヨウ素投与指示も行われず、
「だいじょ〜ぶだ」宣伝が執拗になされました。

ni0615 拝

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> From: kenkawauchi at nifty.com
> To: tacotaco10 at hotmail.com
> Date: Thu, 14 Apr 2011 22:04:57 +0900
> Subject: [CML 009018] IK原発重要情報(2)
>
> IK原発重要情報(2)
>
>   私たちは、福島第一原発の事故をめぐる情報公開・情報追及の市民運動に役立つ
> よう、「IK原発重要情報」を発信しています(この情報を重複して受け取られた方は
> 失礼をお許し下さい。転送・転載は自由です。)。
>
>          弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
>          (連絡先:kenkawauchi at nifty.com>
> ―――――――――――――――――――――――――――
> [情報2-1]
> アメリカ上院において原子力規制委員会議長が、福島原発については今後、不安定な
> まま継続すると証言し、さらに4号炉の使用済み核燃料棒をプールからcask(キャス
> ク)と呼ばれる容器に移転するほうが安全とした。これを受けてかどうかは不明だ
> が、毎日新聞によると、日本政府は、早速昨日使用済み燃料棒の移転の計画を述べだ
> した。
> http://www.nytimes.com/2011/04/13/world/asia/13safety.html?ref=asia
>
> [情報2-2]
> ニューヨークタイムズは、4月10日時点の福島の放射線量のデータを公表している。
> http://www.nytimes.com/packages/flash/newsgraphics/2011/0311-japan-earthquak
> e-map/index.html?view=daiichi&ref=asia
> それによれば、第一原発の北西部20キロの地点で1時間当たり52マイクロシーベルト
> で、40日間浴び続けるとアメリカの原発労働者の許容量を超え、80日経過すると発ガ
> ン率が上昇するとする。いわき市小名浜漁港では、1.1マイクロシーベルト/h です
> が、これが継続すると5年間で、アメリカの原発労働者の許容量を超えると書かれて
> いる。その他の地点も明記されている。
>
> [情報2-3]
> 文部科学者のモニタリングの結果は以下のとおりである。
> http://www.nsc.go.jp/nsc_mnt/110413_2.pdf
> 土壌、海中からも広い範囲に汚染が拡大している様子が分かる。本来SPEEDIによるシ
> ミュレーションが公表されるべきであるが、それは公表されていない。
>
> ………………………………………………………………
>
> 以上の情報を総合的に評価してみたい。
> [情報2-1]は、かつて1号炉への窒素注入がアメリカの「示唆」によるものであったと
> いうことと併せて考えると、福島原発についての対応がアメリカに頼らざるをえない
> 状況(従属する状況?)になっていることを意味していると思われる。アメリカへの
> 依存・従属の問題は、今後十分に注意する必要があるであろう。
> [情報2-2]および[情報2-3]からは大気中の放射性物質が、南南西の風にもかかわら
> ず、陸上においてもかなりの放射線量が観測されていること、したがって、海からの
> 風が吹いた際には、高濃度の放射性物質が居住地に飛んでくることが理解できる。マ
> スコミ報道にある「(放射性物質)低下傾向」という言葉は、何の意味もないことが
> 分かる。
>
> ――――――――――――――――――――――――
>
>                           以上
>
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