[CML 008970] Re: 田原牧さんのこと〜 ■4/9東京新聞の特報“水蒸気爆発が一番怖い”“カネと地位 群がった産官 ”(小出裕章氏)

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2011年 4月 12日 (火) 16:57:45 JST


大洞さん wrote:
> 中東に留学したことや表現はともかく性同一性障害であることは田原さんのファンや田原さんを高く
> 評価する人には広く知られています。ウィキペディアにも出ているくらいですし。ブログでも「プライバ
> シーに属すること」が特に暴露されているとも思えなかったのですが?

大洞さんのご意見に賛成します。

ただ、大洞さんの用いられている「性同一性障害」という表現は、大洞さんご自身も「表現はともかく」
と必ずしも適切な表現ではないことを自覚された上でご発言されていますので多くのことを言う必要も
ないだろうとは思っていますが、読者に個々人の「多様な性」のあり方やその選択権をまるで病気や
障害であるかのような印象を与えるという弊はやはり残るように思います。

このことに関連してジェンダー研究者のイダヒロユキさんがご自身の最近のブログ記事で次のように
語っています。ご紹介させていただこうと思います。

「世間のよくあるGIDというとらえ方を入り口に、その問題点を指摘し、広く「多様な性」ととらえることの
意味を提起した。/男女二分法・異性愛、それが結合するのが基本とするカップル単位の視点、そし
てそこから逸脱しているから、社会に適応させましょうという視点で、病気や障害ととらえそれを治療し
て「普通」「正常」にしましょう、つまり治療しましょうという医療モデル、を批判した。/多数派の秩序に
適応するのがよいのではないと指摘した。」(「性同一性障害」と多様な性の在り方」 ソウル・ヨガ(イダ
ヒロユキ) 2011年3月7日)
http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/1922/

ちなみに私もかつて田原牧さんに関して次のような記事を書いたことがあります。

■田原牧さんへのラブレター〜ひとりの新聞記者(JANJAN 2006年12月28日)
http://www.news.janjan.jp/media/0612/0612277216/1.php(左記はリンク切れのため下記をご参照
ください。↓)
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/11852553.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私はいつか友人に田原拓治記者署名の東京新聞記事を紹介し、田原記者の立ち位置はすばらしい、
と言ったことがあります。

そのときは、その記事を読んだ限りでの印象でしたが、その後「彼」が田原牧というペンネームでイス
ラーム圏の問題について精力的に発言している「彼女」であることを知りました。

その彼女が、「聖戦の風景」という中東を取材したレポートを『直言』というインターネット誌に連載して
います。今回が最終回のようです。「個人という砦」(2006年12月21日)というテーマです。
http://web.chokugen.jp/tahara/
注:すでにリンク切れしています。

その中で彼女は、教育基本法がいままさに「改正」されようとしていたときの「国会周辺の風景」にも
ふれています。

「14日の昼過ぎ、国会周辺。準憲法ともいえる教育基本法の「改正」が参院委員会で採決される数
時間前だった。平日の昼間のせいか、反対派の人々は議員会館前に150人ほど。その一角を除け
ば、国会の周りは静かすぎるほど閑散としていた。これが事実上の改憲の日を迎えた国政の最高
機関を取り巻く風景だった。/前夜に自分たちがつくった紙面がビラとして刷られ、風に舞っている。
「革命するぞうー!」。突然、若者の一群のシュプレヒコールが聞こえ、私は耳を疑った。ちょっと不
快に感じた。それはどんな革命なのか。安倍晋三氏やその取り巻きたちの「耐えられない軽さ」。そ
れと彼の叫びがダブった。」

「……日本で事実上の改憲を強いたのは他ならぬ、国会周辺に姿を見せなかった膨大な人々であ
る。その人々を日給6200円という痛みと陳腐な国家主義が襲っている。その痛みが抵抗という燎原
の火を導くのか。あるいはかつてのように自滅するのか。」

「彼」が「彼女」であったことに、私は新鮮な驚きを覚えています。はじめて「彼」の記事を読んだとき
の「彼」の「立ち位置」に対する覚悟のようなものへの共感。「彼」の覚悟は、彼女の生き方そのもの
であったのですね。

彼女の「視点」も、私には共感できます。その眼は、決して冷めているのではないのです。この身に
熱い血がたぎっているからこそ悲しみもし、いらだちもするのです。

私は、田原さんがいっそう好きになりました。最終回ということで、「田原牧さん」のことを紹介したく
なりました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/

----- Original Message ----- 
From: <hansenbira2008-allmail2 at yahoo.co.jp>
To: "市民のML" <cml at list.jca.apc.org>
Sent: Monday, April 11, 2011 8:23 PM
Subject: [CML 008953] Re: ■4/9東京新聞の特報“水蒸気爆発が一番怖い”“カネと地位 群がった産官 ”(小出裕章氏)


> テント村の大洞です。あんまりCMLでの「議論」にはあえて参加しないことにしてるんですが、ちょっと気になる発言ですし、4/5に田原さんなら労争連として呼んで講演してもらったばかりですので一言だけ。中東に留学したことや表現はともかく性同一性障害であることは田原さんのファンや田原さんを高く評価する人には広く知られています。ウィキペディアにも出ているくらいですし。ブログでも「プライバシーに属すること」が特に暴露されているとも思えなかったのですが?
>
> ちなみに立川反戦ビラ弾圧事件の当時、獄中から出てきて最初に取材されたのが田原さんら特報部の人たちでした。その後若い記者向けのシンポでは田原さんと一緒に講演をやらせてもらいました。テント村では顔なじみの存在です。
>
> --- On Sun, 2011/4/10, hagitani ryo <liangroo at yahoo.co.jp> wrote:
>
>> 中田さん、
>> 記事はいい記事だろうと思いますが、
>> 田原記者について、プライバシーに属するようなことを平気で書いた、こんな不
>> 見識な人物の文言をばらまくあなたにも呆れています。
>> 即刻アーカイブに入れないよう、世話人に頼んでください。
>>
>> 世話人のみなさん、上記よろしくお願いします。
>>
>>                    萩谷
>>
>>
>>
>> (11/04/11 17:44), 中田妙佳 wrote:
>> > 中田です。
>> >
>> >  メールをいつも送らせていただきありがとうございます。
>> >
>> > (重複お許しください)
>> >
>> >
>> > 下記ブログを目にしましたので、最初の部分をご紹介いたします。
>> > 参考になさってください。
>> >
>> >
>> > ●『ついに、大手紙が小出裕章助教を全面で扱ってくれた。
>> > こういう斬り込んだ記事を載せてくれるのはやはり東京新聞の特報』
>> >
>> > 続きについては、日本民族解放戦線 ^。^  ブログで詳しくお読みくださ
>> > い。
>> > 興味深いです。
>> >
>> > 特報デスクは、田原牧 氏です。アラブ取材で、中近東に長く滞在されていて、
>> > 一風変わった方。一見女性のすてきな容貌ですが、男性です。
>> >
>> >
>> > <拡散転送歓迎)
>> >
>> >
>> > (貼り付け開始)
>> >
>> >
>> > **********************************************
>> >
>> > ●日本民族解放戦線  ブログ  
>> >   http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya
>> >
>> >  2011年04月09日     雅無乱日記
>> >
>> > ●ついに、大手紙が小出裕章助教を全面で扱ってくれた。正直、この人を大手
>> > が取り上げるとは思っていなかった。
>> > こういう斬り込んだ記事を載せてくれるのはやはり東京新聞の特報。
>> >  
>> >
>> > ■4/9東京新聞の特報“水蒸気爆発が一番怖い”“カネと地位 群がった産官
>> > 学”(小出裕章氏)
>> >  
>> > デスクはこの人:田原牧氏。http://opinion.infoseek.co.jp/list/writer/57
>> >
>> > 『イスラーム最前線』など著作を3冊ほど読んだが、既存の大手マスコミに揺
>> > さぶりをかける報道を正面からやってのける稀有な人物である。いま やほと
>> > んど“絶滅種”になってしまった、ホンモノのジャーナリストの一人と思う。こ
>> > んな人物が他紙にも存在すれば、大手マスコミもこれほど腐 敗せずに済んだ
>> > のに…
>> >
>> > ●さて、小出裕章氏である。政府や原子力安全・保安院、厚生労働省、東電が
>> > 発する言葉は、ことごとく空疎で、我々にほとんど響いてこない中、 この人
>> > 物の言葉はビシビシと我々のみぞおちに落ちてくる。
>> >
>> > 40年にもわたり、完全に干され、カネからも名誉からも無縁にただ人々の安
>> > 全を考えて研究を続け、研究者の立場から原発反対運動を支援してき た。そ
>> > んなこと普通の人間にできることではない。
>> >
>> > この人物の言葉が信用できる所以である。熊取六人衆この東京新聞の特報の記
>> > 事には、小出氏の極めて興味深い発言がいくつか載っているので紹介 してお
>> > きたい。
>> >
>> >
>> > *****************************************
>> >  
>> >    以下つづきは→上記HPアドレスで
>> >
>> >
>> >
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