[CML 008900] 釜ヶ崎大弾圧の容疑ってなに?
tomonitatakawan2
tomonitatakawan2 at yahoo.co.jp
2011年 4月 9日 (土) 11:58:41 JST
舘山です。
こういうメールを送ろうかどうしようか迷ったんですが、すでにネットに出回っ
ている情報だし、やっぱり皆さんの中には「過激派じゃないの?」「しかたない
よね」的なプロパガンダに心引かれる方もいると思うので、お送りします。世の
中には差別しない人よりする人の方が多いですから・・。
要するに、グーグル動画検索で「萩之茶屋投票所」と入れてみれば、被疑事実と
されている2010年7月11日参議院選挙の萩之茶屋投票所での投票行為及びそれを妨
害する大阪市・大阪府警の姿がでてきます。非常に大衆的な場であったことがう
かがえます。
釜ヶ崎の解放会館などに住民票を置いてきた累計数万人の労働者たちは、全国の
街という街を造って歩いてきた日雇労働者です。国策とかインフラ整備とかゼネ
コンとかには必ず必要な存在である、その日に首切りができる労働力。どんな僻
地にも日雇労働者は送り込まれ、数日間とか数ヶ月、長いときは数年間とか居住
を転々とさせられる。そういう労働者を釜ヶ崎のような寄せ場にプールしておき
たい国は日雇労働被保険者手帳を労働者に発行してきました。その手帳の取得に
は住民票が必要であり、それをしっていた国も府も市も、解放会館に労働者が住
民票を置くことを黙認してきたし、むしろ府の外郭団体である西成労働福祉セン
ター等ではそれを推奨してきた節もあるのです。雇用が不安定すぎて簡易宿所(
ドヤ)にも住民票が置けず、ましてや野宿でしのいでいたとしても路上や公園に
住民票はおけません(cf、扇町公園住民票裁判)。釜ヶ崎の労働者は(流動的
ではあるが)、万博のころに全国の職安を動員して掻き集めたものでもあり、貧
乏人が勝手に集まったのでは決してなく、それは国策だったし、そのために解放
会館という住民票をおかしてくれる場所は全社会的に求められていたはずでした
。しかし、ちょっとマスコミにたたかれ、選挙前に市会で問題になったからとい
って、基本的人権までもを剥奪して、いきなり大阪市は住民票を2088人分も強制
的に消したのです。それに怒るのは当然だし、投票が出来なくなった人の権利救
済が必要なはずなのに、それをせずに排除ばかり行う投票所にたいし、投票させ
ろ!と声をあげることがなぜいけないことなのいでしょうか。
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