[CML 008882] 「採択について」の資料-愛媛の今治教委
Okumura Etuo
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2011年 4月 8日 (金) 19:08:44 JST
愛媛の奥村です。
BCCでお送りします。
中学校の教科書の採択手続きが開始されました。
今治市教育委員会は、2009年度において
教員や採択資料・採択協議会の答申を無視し、
上記では、極めて評価に低い教科書である
扶桑社版歴史・公民教科書を、
教育委員の私的な評価にもとづき、採択しました(適正手続違反)。
その今治市教育委員会の4月定例会があり、
4月4日に開催され、
今年の採択についてが、一つの議案でしたので
傍聴に出かけました。
配布されました「採択について」の資料を下記の掲載しました。
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub4/2011/2-1.PDF
上記の資料と傍聴を通しての感想を書いてみます。
●今年(2011)度の採択手続きは、
1、昨年度(2010年度小学校)と変わっていません。
2、扶桑社版を採択した2009年度とも基本的な変化もありません。
変化は、採択地区が、上島町とは分離し、単独の採択地区となっています(2010
年度から)。
●扶桑社を支持した委員の再任
藤井委員は、2009年度で扶桑社版を評価し、
小田委員長らと組して、同教科書を採択した中心人物ですが、
同委員が、4年の任期を終え、交代することなく
3月25日の今治市議会において、再任されました。
藤井委員の再任は、
育鵬社版を採択ための布陣の人事と考えるしかありません。
この再任人事をだれが行ったのかについて調べるために、
委員会後に、情報公開担当部署に出かけ、
人事課の担当職員に情報公開部署にきてもらい
この人事について、いろいろと聞きました。
具体的には、
1、委員の推薦基準
2、どこで、誰が委員の選考を行うのか
返ったきた答えは、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第四条
「委員は、当該地方公共団体の長の被選挙権を有する者で、
人格が高潔で、教育、学術及び文化(以下単に「教育」という。)
に関し識見を有するもののうちから、
地方公共団体の長が、議会の同意を得て、任命する。」
という法令を示すだけで、
何度も、具体的な人事手続を聞きましたが、
答えませんでした。
昨年聞いたときは、
通常は、教育委員会から、
候補者を示し、それをもとに市長に報告し
この報告をもとに市長が議会の同意を求めるということでしたが・・・。
3月23日に歴史連帯のヤンミガン委員長に今治に来て頂き、
教育委員会を訪問し、今年の採択に対する要望書を提出されました。
今治市教育委員会の昨年までの対応とは一変し、
酷い対応でした(この変化は以前にメールで報告済み)。
このような対応の変化は、
扶桑社版教科書を採択し続けた愛媛県教委の対応と似かよってきています。
ということで、
育鵬社版(旧扶桑社)を採択する布陣を固めてきていると思われます。
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教育委員の独自の評価にもとづく今治市教委の採択は、違法であると
採択の無効を求める裁判を行っています。
その第二回口頭弁論が、7月5日に開かれます。
このなかで、
現場教員の評価にもとづく採択を求めてゆきますが、
合わせて、
同趣旨の署名を集める署名活動(署名とチラシ配布)を行って行きます。
チラシは下記に掲載しています。
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub4/2011/3-1.pdf
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Okumura Etuo
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えひめ教科書裁判 資料
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub2.htm
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