[CML 008878] 統一地方選挙への予防拘禁を許すな!
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2011年 4月 8日 (金) 15:43:48 JST
舘山です。
4・5釜ヶ崎大弾圧救援会より本日早朝に釜ヶ崎のセンターで配付したビラをお
送りします。よろしく願いします。
(転送・転載お願いします。)
統一地方選挙への予防拘禁を許すな!
6名逮捕・家宅捜査14ヶ所の大弾圧に反撃しよう!
釜ヶ崎の仲間たち!
一昨日のビラでも報告したように、去る4月5日、大阪府警は医療連の大谷さん
や行動する会働き人の南さんなど6名の仲間を「公務執行妨害」の容疑で逮捕し、
医療連や人民食堂、ふるさとの家などの事務所のほか個人宅を含む14ヶ所の家宅
捜査を行うという前代未聞の大弾圧を行った。
大阪府警は、昨年7月11日の参議院選挙のさい萩之茶屋投票所において、大谷さ
んや南さんたちが住民票を奪われた労働者に「投票に行こう!」と呼びかけたこ
とが「公務執行妨害」だとしている。なぜ、「投票に行こう!」と呼びかけるこ
とが罪になるのか。それが公務執行妨害になるとしたらなぜ9ヶ月間も放置してい
たのか。そして統一地方選挙の投票日直前の今になってなぜ逮捕・家宅捜査を行
ったのか。これらのことからはっきりしているのは、統一地方選挙にむけた予防
拘禁であり、報復弾圧であるということだ!このような弾圧を絶対に許してはな
らない!
そもそも昨年7月11日、萩之茶屋投票所での事態の責任は大阪市にある。安定し
た住所がなく釜ヶ崎解放会館などにあった2千名以上の住民票を強制消除したの
は大阪市ではないか!日雇労働者や野宿の仲間の権利を奪うだけ奪い、「貧乏人
には選挙権もない」と言わんばかりに、投票所から排除したのは大阪市選管では
ないのか!
釜ヶ崎で生活する仲間たちは、全国各地の現場や飯場を飛び回り働いてきて、
この国の経済を根底から支えてきたのだ。あるときはドヤに泊まり、全国各地の
飯場で働く労働者にどこに住民票を置けと言うのか。また行政や資本もそのよう
な「自由な労働力」を必要としてきたのではないのか。都合のいいときだけ雇わ
れ、必要とされなくなれば簡単に首を切られる。昨今派遣労働者の大量解雇が問
題になったことからも、その構造はなんら変わっていない。そしてその結果、失
業や貧困を理由に野宿を強いられている仲間は、どこに住民票を置けばいいのか
。住民票を置く場所がないという理由だけで、選挙権まで奪われなければならな
いのか。2007年の住民票強制消除に抗議する闘いの中で大阪市は「野宿者は選挙
権を行使できない」とまで言い放った。そしてそれから4年の中で大阪市は、選管
はいったい何をしてきたと言うのか。対策は何一つ行わず、ただただ投票所から
排除してきただけではないか。
おりしも関東・東北大震災、そして福島原発の大事故という未曾有の天災・人
災のなか20万人もの人々が住む家を失い、被災地での統一地方選挙の延期や混
乱が報じられている。安定した住居を持たない者、住民票を置く場所のない者の
選挙権をどう確保するのか、これは今国家的な課題となっていると言っても過言
ではない。そうした中での大阪府警による弾圧は決して6名の仲間にのみ向けら
れた攻撃ではない。これは安定した住居を失ったすべての人々に向けられた攻撃
なのだ。
失業、貧困などで住む場所を追われた仲間への攻撃を絶対に許してならない!
住む場所が無いからといって選挙権を剥奪する行為は許されない!そして奪われ
た権利を取り戻そうと闘ってきた6名の仲間を孤立させてはならない!大阪市、大
阪府警の大弾圧には仲間たちの団結でやり返そう!
4・5釜ヶ崎大弾圧救援会 06-6647-8278
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