[CML 008832] Fwd: 米科学アカデミー報告書「被ばくには、これ以下なら安全と言える量はない」(2005)

Kazashi nkazashi at gmail.com
2011年 4月 6日 (水) 22:16:06 JST


[転送・転載歓迎。重複受信される方、ご容赦くだ 
さい]

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[civilsocietyforum21]グループの掲示板に投稿があったこ 
とを、Yahoo!グループよりお知らせいたします。
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☆線量限度の被ばくで発がん 国際調査で結論
(共同通信。2005年6月30日)

http://bit.ly/gEaRXu

「放射線被ばくは低線量でも発がんリスクがあり、 
職業上の被ばく線量限度である5年間で100ミリ 
シーベルトの被ばくでも約1%の人が放射線に起因 
するがんになるとの報告書を、米科学アカデミーが 
世界の最新データを基に30日までにまとめた。報 
告書は「被ばくには、これ以下なら安全」と言える 
量はないと指摘。国際がん研究機関などが日本を含 
む15カ国の原発作業員を対象にした調査でも、線 
量限度以内の低線量被ばくで、がん死の危険が高ま 
ることが判明した。
   低線量被ばくの人体への影響をめぐっては「一 
定量までなら害はない」との主張や「ごく低線量の 
被ばくは免疫を強め、健康のためになる」との説も 
あった。報告書はこれらの説を否定、低線量でも発 
がんリスクはあると結論づけた。業務や病気の診断 
や治療で放射線を浴びる場合でも、被ばく量を低減 
する努力が求められそうだ。
   米科学アカデミーは、従来被ばくの発がんリス 
クの調査に用いられてきた広島、長崎の被爆データ 
に加え、医療目的で放射線照射を受けた患者のデー 
タなどを総合し、低線量被ばくのリスクを見積もっ 
た。それによると、100ミリシーベルトの被ばく 
で100人に1人の割合でがんを発症する危険が判 
明。この線量は、胸部エックス線検査なら1000 
回分に相当するという。また、100ミリシーベル 
ト以下でもリスクはあると指摘。10ミリシーベル 
トの被ばくになる全身のエックス線CTを受ける 
と、1000人に1人はがんになる、とした。
   また、国際がん研究機関などが約40万700 
0人の原発作業員らを長期追跡した調査では、10 
0ミリシーベルトの被ばくにより、がん死の危険が 
約10%上昇するとの結果が出た。調査対象の平均 
累積被ばく線量だった約19ミリシーベルト程度で 
も、がんの死亡率がわずかに高まる可能性が示され 
た。
   日本の商業原発では2002年度の1年間に作 
業員が浴びた線量の平均値は1.3ミリシーベル 
ト、最も多く被ばくした作業員は19.7ミリシー 
ベルトだった。」



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