[CML 008786] 「冤罪をつくる検察、それを支える裁判所」 入門セミナー:現代日本の刑事法批判 第10回

maeda akira maeda at zokei.ac.jp
2011年 4月 4日 (月) 18:05:34 JST


前田 朗です。

4月4日

転送歓迎

入門セミナー:現代日本の刑事法批判 第10回 


「冤罪をつくる検察、それを支える裁判所」 

講師・里見繁さん(関西大学社会学部教授)  

「冤罪をつくる検察、それを支える裁判所」(インパクト出版会)著者 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8C%E8%A6%8B%E7%B9%81

http://www.jca.apc.org/~impact/cgi-bin/book_list.cgi?mode=page&key=enzai



 検事総長は村木事件で大阪地検特捜部検事の証拠ねつ造が明るみになった後、
「前代未聞の不祥事」と記者会見で頭を下げた。しかし証拠のねつ造や隠蔽は日
常茶飯事なのだ。証拠ねつ造があったことを検事自らが認めたことだけが「前代
未聞」なのだ。(「救援」503号より)
 これだけ多くの冤罪を生み出しながら、裁判官、検察官の誰一人として、外に
向かって反省の弁を語る人もいなければ、慚愧の言葉を発する人もいない。黙し
て風が過ぎるのを待っているのか、あるいは高みからどこ吹く風と、ながめてい
るのか。おそらく後者だと思う。だから冤罪は減らない。(「冤罪をつくる検
察、それを支える裁判所」より)
 里見さんは放送局勤務のときに冤罪をテーマとしたドキュメンタリー番組を作
成した。その体験を本にまとめて最近出版された。
 3月16日に予定されていた布川事件の判決は地震のために延期され、現在の
時点では判決日は未定である。里見さんには布川事件や足利事件などの救援を通
して見えてきた冤罪事件の構造について話をしてもらい、冤罪を晴らす闘いや救
援運動をどう取り組んでいくかを共に考えていきたい。

4月16日(土)開場 午後1時  開会 1時半〜
会場:芝公園福祉会館(都営地下鉄三田線・芝公園下車A3出口より1分)
 東京都港区芝公園2−7−3   電話(03)3438−0395  
参加費:500円

協賛:週刊金曜日


主催:救援連絡センター
東京都港区新橋2−8−16 石田ビル5F
電話(03)3591−1301  



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