[CML 005693] 大阪での先進的取り組み
Ken Kawauchi
kenkawauchi at nifty.com
2010年 9月 21日 (火) 14:00:39 JST
河内謙策と申します。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許し下さ
い。転送・転載は自由です。)
私は、議員定数削減の動きをなんとかして阻止したい、と思って活動をしています
が、この議員定数削減反対運動が勝利するかどうかは、国会の内外で、共産党・社民
党・新社会党が中心になって、広範な政党間の共同をつくり、これと広範で統一した
市民運動・労働運動などの国民運動が連携できるかどうか、が決定的に重要であると
思っています。この私の見地からすると、大阪で以下のとおり政党への申し入れが行
われたことは極めて時宜をえた取り組みで、全国各地でこの動きに連動した取り組み
のなされることが、強く期待されます。
以下の記事の原文は、自由法曹団のMLに掲載されました。
河内謙策 〒112-0012 東京都文京区大塚5-6-15-401 保田・河内法律事務所
(電話03-5978-3784、FAX03-5978-3706、Email:kenkawauchi@nifty.coom)
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大阪の小林です。
赤旗でも報道していただきましたが,昨日,大阪の憲法会議・救援会・労連・民法
協,及び団支部の5団体として,政党(自民・民主・公明・社民・共産)に対し比例
定数削減共闘の申し入れを行いましたので簡単に報告します。
社民は当然反対であり,必要な共闘は行うことを確認しました。なお,社民は署名
運動を始めたとのことです。
自民については,府連の事務局長という立場の方と意見交換を行うことができまし
た。この中で,個人的見解と断ったうえですが,1位より1票でも少なければ落選と
なる小選挙区制には問題がある,ということを明言され,今回の民主の動きには警戒
感を持っておられるようでした。ただ,やはり世論の「議員は多すぎる」という声を
意識しているようでした。
民主は事務員の人に話してきただけで,特に見解は聞けませんでしたが,府連でも
必要な議論を行うことは約束していただきました。
公明党についても,こちらの意見を聞き置くという感じでしたが,党としても反対
の立場にあることは明言されていました。
このように有意義な申し入れ活動が出来ました。
なお,公明党は,公明新聞で,学者に対するインタビューという形ですが,「比例
代表を重視した制度に」という一面の記事を掲載しています。
さらに昨日の記事によれば,社民の福島党首と公明党の幹事長とが協議し,比例定
数削減に反対することで一致し,さらに共産党やみんなの党にも意見交換を始めてい
る,とあります。
このように徐々にですが,比例定数削減阻止の声が目に見えてきたように思いま
す。
このような運動を通じて感じた運動の課題について少し言及しておきます。
まずは,運動体の中でも「危機意識」がまだまだ弱いということです。
学習会等で時折聞かれるのですが,労働組合の方などからの「日々の課題もある。
その中で課題とどのように関連づけて訴えるかに苦労している」という声がありま
す。
もちろん訴え方の方法論として,日々の要求課題と関連づけることは重要ですが,
比例定数削減は,そもそも民意自体を国会に届ける根本が破壊されかねないものです
から,ある意味,すべての課題の根本であると思います。
また,公明党などに顕著だったのですが,「今の政治情勢でそう簡単に法案が通ら
ないだろう」という声もありました。しかし,今回の選挙で小選挙区制で救われた自
民党にとっても比例定数削減に賛成するのは当然であり,民主・自民が手を組めば法
案さえ出ればすぐに通るのとも考えられ,楽観視はできないと思います。
さらにそもそも一般市民に至っては,小選挙区制度・比例代表制度とはどういうも
のか,という点からの説明が必要な方も多いのです。
このような課題を乗り越え,支部として比例定数削減阻止反対の運動を進めていき
たいと思います。
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弁護士 小 林 徹 也
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