[CML 005544] 福島県知事へ伝言を

田口 hantenno at m10.alpha-net.ne.jp
2010年 9月 7日 (火) 13:14:54 JST


田口です。
 福島のかたがたが座り込みを毎日続けておられます。知事宛の全国からの伝言が途切れると座り込みが出来なくなるようです。詳細を貼り付けます。伝言の送り先もここに書いてあります。

【貼り付け】
みなさまへ (転送・転載大歓迎)

福島プルサーマルは9月18日に予定されている原子炉起動を前に連日の「沈黙
のアピール」による座り込みと申入れが続いています。昨日9月3日、県知事宛
の「再度の公開質問状」を提出し、改めて県民説明会の実施を要請しました。

再質問状では、事前了解手続きの不備を具体的に指摘しています。最近の六ヶ所
再処理工場の大幅延期や「もんじゅ」の事故を指摘し、一旦立ち止まって状況を
見定めるよう求めています。事前了解の問題では、1998年の事前了解に関す
る文書の開示請求を同時に行っています。9月9日の回答を要請しています。

−お願い−

■再質問状(後に付けています)を是非お読みいただき、福島県知事あてのメッ
セージを送ってください。メッセージは「沈黙のアピール」のみなさんにより、
毎日、福島県の知事秘書室と原子力安全対策課に届けられています。毎日です!
申入れが座り込み継続の条件になっています。また毎日の申入れの中で、あると
きはやさしく、あるときは厳しく接しながら、県民説明会実施に向け、日々攻防
が続いています。みなさんからのメッセージが頼みの綱です。「沈黙のアピール」
のみなさんにとって大きな力になっています。既に送ったという方も今一度お願
いいたします。以下から送ることができます。
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/
再質問状のPDFファイルもここからダウンロードできます

■まだ未確定ですが、9月9日(木)に回答交渉を行う可能性があります。この
日は是非いつもより多くの方に「沈黙のアピール」からご参加いただければと思
います。

よろしくお願いいたします。

阪上 武(福島老朽原発を考える会)

***************************

2010年9月3日
福島県知事 佐藤雄平様

プルサーマル実施受け入れを表明したことに関する再度の公開質問状

原子炉起動前に県民説明会を開いてください
1998年の事前了解に関する文書を公開してください

「沈黙のアピール」他(21団体)

 8月16日に提出した私たちの公開質問状に対し、8月19日には口頭での回
答、8月30日には文書での回答をいただきました。お忙しい中、急な要請にお
応えいただき心より感謝しております。しかしそれでも、私たちの疑問が晴れた
わけではありません。特に、今回のプルサーマル受入に際して、白紙撤回された
はずなのに、安全協定に基づく事前了解の手続きを取っていない件については、
県にも重大な責任があると考えますが、とても納得のいく回答ではありませんで
した。さらに、使用済MOX燃料の県外搬出については、国を信頼するの一点張
りですが、昨今の六ヶ所再処理工場や高速増殖炉開発の状況からしても、使用済
MOX燃料の行方はますます不透明になっており、ここは一旦立ち止まり、状況
を見極める時期にあると思われます。

 そこで、上記の2点及び県民説明会の件について、再度ご質問させていただき
たいと思います。9月9日までにご回答いただき、説明の場を設けてください。
また、広く県民に説明し、県民の声を聴く場を、少なくとも原子炉の起動前まで
に実施するよう重ねてお願いいたします。

 また、質問事項2に関連して、1998年の事前了解に係る文書を公開してく
ださい。

1.県民説明会を原子炉の起動前に実施してください

 前回の公開質問状で要請した県民説明会について、「県としては、今後も、県
民の方々からのご意見を受け止め、様々な機会をとらえ、情報提供に努め、丁寧
な説明を行ってまいります」との回答をいただきました。県民説明会実施に向け
て大変前向きなご回答をいただいたと思っています。後述するように、プルサー
マル実施について、県が責任をもって県民に説明すべき事項があります。また、
一旦原子炉を起動してしまうと、行き場のない使用済MOX燃料が発生してしま
うことからも、原子炉起動前に実施しなければ、県は説明責任を果たしたとはい
えないでしょう。是非とも起動前に開催してください。

2.事前了解なしの実施は安全協定違反ではありませんか

 プルサーマル実施について、事前了解は2002年に白紙撤回されています。
事前了解なしにプルサーマルを実施することは安全協定に違反します。8月6日
の知事の「プルサーマル実施受け入れについて」は、その前提となる事前了解を
欠いたものになっています。

 この件につき、前回の公開質問状に対し、「今回のプルサーマル受入に係る事
前了解の手続きについては、安全協定上の問題はないと考えております」との文
書回答でした。また、口頭回答では、今回のプルサーマル受け入れに際しては、
安全協定に基づく事前了解の手続きを踏んでいないことを確認した上で、3月に
県議会の常任委員会の場でこの問題について質疑があったこと、プルサーマル計
画は白紙撤回されたが、事前了解は白紙撤回されていないとの認識である旨の回
答でした。

 しかし、以下の事実からも、事前了解は白紙撤回されており、事前了解の手続
きを踏まない状況でのプルサーマル実施は、県が定めた安全協定を自ら踏みにじ
り、県民を裏切るものとみなさざるをえません。プルサーマル計画は白紙撤回さ
れたが、事前了解は白紙撤回されていないという認識についても、とても理解す
ることができません。

(1) 2002年9月2日、大熊町議会全員協議会は「プルサーマル計画の事前
承認を撤回」の意向を表明しました。

(2) 2002年9月26日、福島県知事は9月定例県議会で、「本県で実施が
予定されていたプルサーマル計画につきましては、 その前提となる条件が消滅
しており、 白紙撤回されたものと認識をいたしております」と発言しました。

(3) 2002年10月9日、福島県議会は、プルサーマル計画事前了解の白紙
撤回に関する決議を採択し、植田議長は、プルサーマル計画導入の事前了解につ
いて、白紙撤回すべきという議会の総意を、知事に伝えました。

(4) 2002年10月11日、福島県議会は国への意見書を提出しました。意
見書の第9項目には「プルサーマル計画を実施する前提条件が消滅したいま、本
県においてはプルサーマル計画は実施しないこと」との記載があります。

(5) 2004年3月23日の記者会見で、福島県知事は、「理由も何も、本会
議で白紙撤回したんです。白紙撤回というのはどういう意味があるかということ
ですが、例えば、私どもがOKを出した時点まで遡るのか、あるいはその前の東
京電力さんが申し入れをした時点まで遡るのか。『撤回』というのは、法律上は
意思表示をしたものを撤回することでしょうが、『白紙』といったらそれ以上の
意味がある訳でして、『もう何も無かった状態にする』ということだろうと思い
ます。私どもは、一昨年9月の本会議で『全て無かった状態に戻りましたよ』と
いうことを表明しておりますので、どうして変わらないか説明しろと言われても
困ります」と述べています。

(6) 2006年1月27日付の福島民友紙は、東京電力社長が、「白紙撤回さ
れた」との県の認識と「全く同じ認識だ」と明言したと伝えています。

(7) 2010年3月の県議会2月定例会の企画環境委員会において、原子力安
全対策課長は、「ことし1月の東京電力(株)からの要請は正式な申し入れと認識
しており、少なくとも計画が白紙撤回された状態ではないと理解している。白紙
撤回された状態ではないが、新たに3条件を示したことから事前了解の段階でも
ない」と答弁しています。しかし、1月の東電の要請は口頭であり、安全協定に
基づく文書での要請ではありません。

 以上の事実からして、なぜ「事前了解の白紙撤回」はなされていないという見
解になるのか、具体的に説明してください。

3.使用済MOX燃料は県外搬出の目途はなく一旦立ち止まるべきではありませ
んか

 「処理の方策」すら決まっていない使用済MOX燃料を生み出すことの問題に
ついては、前回の公開質問状に対して、「使用済MOX燃料の処分の方法につき
ましては、事業者が、国内又は海外において再処理を行うとして、国から原子炉
等規制法に基づく許可を受けたものであります。また、使用済MOX燃料につい
ては、核燃料サイクルを推進する国の責任において、確実に県外に搬出されるべ
きものと考えております」との文書回答でした。口頭回答でも、県外搬出につい
て国を信頼するの一点張りでした。

 しかし、以下に示す昨今の状況からみても、搬出先となる第二再処理工場につ
いて具体的な検討が進むとはとても思われません。

(1) ガラス固化の工程で欠陥が露呈した六ヶ所再処理工場について、日本原燃
は10月としていた工場完成時期を1年半から2年程度、延期する方向で調整し
ているとの報道がありました。9月中旬ごろまでに最終的なスケジュールを決定
するとのことです。

(2) 高速増殖炉原型炉「もんじゅ」では、8月26日に、原子炉容器内に約3.
3トンの装置が2メートル落下する事故が発生しました。炉内の燃料や原子炉が
損傷した可能性もあります。「もんじゅ」の試験スケジュールは早くも暗礁に乗
り上げています。

(3) 原子力委員会は原子力政策大綱(2005年10月)の見直しの必要性に
ついて検討を進めています。再処理工場や高速増殖炉開発の現状から、核燃料サ
イクル政策は大幅な見直しが余儀なくされています。

 東京電力は、使用済燃料の燃料プールでの保管が、原子炉等規制法で定められ
ている「処分の方法」にあたるとして、超長期の保管を正当化しています。使用
済MOX燃料については、むつで建設中の中間貯蔵施設には搬出しないとしてい
ます。さらに、東京電力は、第二再処理工場の費用について積立(内部留保)を
始めていますが、六ヶ所再処理工場と同種で同規模の工場を建てることが前提に
なっており、使用済MOX燃料の処理などできず、そのつもりもないことを示し
ています。

 一旦起動してしまえば、処理のしようのない、本当にどうしようもない使用済
MOX燃料が発生してしまいます。プルサーマル実施については、六ヶ所再処理
工場や「もんじゅ」の状況、国の原子力政策の見直しについての検討状況を見極
めてからでも遅くはないのではないでしょうか。国が言っているからではなく、
上記であげた現実の一つ一つについてどうお考えなのか、見解を明らかにしてく
ださい。

以上

提出団体

「沈黙のアピール」、STOPプルサーマル!ふくしま、ふくしまWAWAWA-環
・話・和-の会、脱原発福島ネットワーク、 ストップ!プルトニウム・キャンペ
ーン、銀河のほとり、NPO百笑屋敷、癒し系食糧危機対策委員会、盆踊り研究会、
粉もの研究会、ともかふぇ、みちくさ研究所、福島県自然保護協会、みどりの未
来・ふくしま、魅力的な都路をみんなで考える会(MMMの会)、止めようプル
サーマル!三春ネット、福島原発30キロ圏ひとの会、福島老朽原発を考える会、
ストップ・ザ・もんじゅ東京、東京電力と共に脱原発をめざす会、空と海の放射
能汚染を心配する市民の会

連絡先  080−5563−4516 佐々木慶子


MLホームページ: http://www.freeml.com/saiban-sewanin



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