[CML 005539] Re: 山崎 淑子さん Re: 小野洋子の言葉

田口 hantenno at m10.alpha-net.ne.jp
2010年 9月 7日 (火) 12:34:08 JST


萩谷さんって音声学の先生ですか。勉強になりました。
 は・ひ・ふ・へ・ほ と各音を発しながら自分の舌と唇の
動きに意識を向けましたが、喉の震えには気がつきま
せんでした。ハ行の五音 全部の口の形が違うことは
分かっていましたが。
 英語の時間に習いました。FとVの音を出すときには
上の歯を下唇の内側につけろと。そのFの音と 「ふ」 の
子音を同じにされるのには私には大きな抵抗があります。
 「ふ」が喉を振るわせなくても F よりは H に近く感じます、
私は。  food よりも hood に近く。 ま、似てる似てないは
各人の感覚ですからね。うちの息子が私似か妻似かを
語るようなものでしょう。
 しかし音声というのは不思議ですよね。韓国に行った
ときに 「た」 も 「か」 も子音3種類、母音2種類の掛け
合わせて6種類もあったんですよ。その違いの聞き取りが
難しゅうございました。萩谷さん、ひょっとして韓国語・
朝鮮語がお出来になるんじゃないですか。一方 韓国の
友人達は 「ぞ」 と 「じょ」 の区別に難儀しておりました。
 英語でも L と R の聞き取りは今でも出来ません。
発音しわけは出来るけど聞くときは同じにしか聞こえない。
とにかくヘボンさんの耳は私のよりよかったようですね。
ヘボンさんには 「位置」 と 「一致」 の違いは分かったかな。
 いやあ、CMLも学究的になってきましたね。興味のある
かたは次のページで food と hood を聞き比べて下さい。
「ふ」 はどちらの頭に近いか。
http://www.thefreedictionary.com/hood
単語のうしろの米国旗を押せば米式発音が、英国旗を
押せば英式発音が聞けます。しゃべる人が英米それぞれの
どの地方の出身かは分かりませんが。
 ところで萩谷さん。 ヘボン式ローマ字がはびこっている
ことをどう思われますか。 「ふ」 は fu のほうがいいですか。
   田口

----- Original Message ----- 
From: "hagitani ryo" <liangroo at yahoo.co.jp>
To: "市民のML" <cml at list.jca.apc.org>
Sent: Monday, September 06, 2010 6:58 PM
Subject: [CML 005532] Re: 山崎 淑子さん Re: 小野洋子の言葉


> ちょっと説明不十分かもしれないので、書き直します。
> やや長くなりますが、ご笑覧ください。
>
> 日本語のハヒフヘホというのは、ハヒヘホの子音はhですが、フは別の子音です。
>  
> 細かく言うと、ハとホは喉の音。ヒとヘも、少しちがいますが、一応同系の音です。 
> 
>
> フは、両唇を接近させて、その隙間から息を通す音で、系統がちがいます。
>
> 日本人はhuという音が苦手です。日本語のフが邪魔して、喉の音でhuと言うこと
> が困難になっています。
> 英語のwhoは[hu]ですけれども、たいていの日本人はこれを「フ」の音にして
> いています。
> 英語の場合はそれで障害はないのですが、中国語なんかをやるときは、ネックに
> なっているはずです。
>
> ヘボン式がフをfuと書くのは、これだけ別の子音だから、区別しておこうとい
> う、それなりの原音尊重主義によることで、耳が悪かったのではなく、 むしろ
> よかったためです。
>
> fuなら、唇と歯で出す音なので、喉で出すhとはちがって、日本語のフと共通点
> があるわけです。
>
>
> さて、
>
> 我々が、これこれしかじかに「聞こえる」という、聞こえ方には、必ずなんらか
> の根拠があるものです。
>
> それは万能ではないが、8割方は正当です。たとえば、stickをスティックなど
> と言っても世界のどこでもなかなか通じないでしょう。ステッキと 言ったほう
> が通じるはずです(キは無声音で、念のため)。waterは、ウォーターなどと
> いってもだめで、ワラと言うほうが正確です。日本の学校 の英語教育というの
> は、パンパンガールや子どものこうした感覚を否定して、あやまった杓子定規の
> 観念を植え付けるようなことばかりしています。日 本人が 英語が下手な理由の
> ひとつです。
>
>  英語なんか下手でもいいと思うかもしれませんが、今後、日本は観光立国を考
> えざるを得ませんから、そのときのためにも、国際的に通用する英語を しゃべ
> れたほうがいいです。
>
>  さらに言えば、今後の日本人はディアスポラ(民族離散)を検討すべきだと思
> います。もっと外国人が日本に住み、入れ替わりに多くの日本人が世界 のいろ
> んな国に行って、日本の中にいてはわからないことを知ると、きっと、日本は開
> 放的で合理的な、いい国になると思います。
>
>  その意味で、ネイティヴという言葉が氾濫するのは、いいことだと思えませ
> ん。英米中心主義の偏った英語観だと思います。英語 はいまや、インドや東南
> アジアやアフリカや中東の人とのコミュニケーションの道具としてのほうが、大
> 事ではないでしょうか。
>
>  それなら、発音なんかどうでもいいかというと、そうではありません。私の知
> るかぎり、インドや東南アジアや中東の人の方が、さまになる発音をし ていま
> す。そのレベルを達成すればいいわけです。
>  
>  それに、アメリカ発音などといいますが、50の州のそれぞれが多様な方言をも
> つ国に標準の発音なんかありません。英国だって、あんな島国のなか で、もの
> すごく細分化しています。
>
>  映画や歌などが証明しているように、英語はすでに私たちにとって、ひとつの
> 美です。これも否定すべきではないと思います。有名な中国語 の先生で相原茂
> さんという人は、外国語を学ぶ目的は、その国の文化を知ること、その国の人と
> コミュニケーションをすること、そして、自分の口から 変わった音を出してみ
> る楽しみだ、と喝破しています。至言といえましょう。
>
>  今後、日本中の家庭に中国語の辞書が置かれる時代がきます。中国語の発音の
> むずかしさは、英語以上だ、と、言われています。以上か以下かわかり ません
> が、たしかに難しいでしょう。で、そのときのためにも、現に私たちが使ってい
> る日本語につい て、 正確な認識をもったほうがいいと思います。
>
>  日本語は今後ローマ字を大幅に取り入れていくでしょう。英語その他の外国語
> をカタカナで書くのは長ったらしいし、本来の音が表現できないからで
> す。(長ったらしいことのひとつの原因はパソコンです。ヒラリー・クリントン
> は、手書きなら9字ですから、hilary clintonと比べて、そう長たらしくないか
> もしれませんが、これをカタカナでキー入力すると、 hirarii kurinntonnとい
> うふうに、原語よりアルファベットの数が増えてしまうのです)
>
>  漢字は残るはずです。漢語をローマ字で書いたら、英語などとまぎらわしく
> て、わざわざローマ字書きを取り入れた意味がなくなるからです。
>
>  読めればいい、書ける必要はない、というような文字というのは、消滅の運命
> におかれるでしょう。
>  ローマ字を入れて、漢字で書くことをやめてしまえば、漢字は死んだ文字に
> なってしまいます。
>  おそらく、大半の日本人は支持しないでしょう。
>
>  漢字を簡略化するほうが、実際的だろうと思います。
>
>  漢字の簡略化はふたつの方向があります。
>
>  第一は、中国語の普及につれて、簡体字を混ぜて書く人が必ず増えます。簡体
> 字というのは、北京の共産党の発明ではなく、もともと伝統的に行われ ていた
> 行書や俗字をもとにしたものですから、決して不可解なものではないのです。
>
>  第二は、訓読みをなるべく少なくすることです。
>  中国の漢字は原則として1字に1種類の発音であり、ヘンやツクリを見れば発
> 音が見当がつけられま す。それなりの合理性があるわけです。だから、音読み
> は残ってもいいのです。
>  訓読みはそうではないので、日本語の表記の困難さの最大原因となっています。
>
>  訓読みを少なくすれば、かな書きが増えます。
>  そうすると、ことばが、どこからどこまでつながっていて、どこで切れるのか
> がわかりにくくなります。
>  そこで考えられるのが、分かち書きです。
>
>  わかちがき というのは、 こういう ふうに 単語を くぎって まを お
> いて かく かきかた です。
>  英語も 中世までは 単語の きれめなど なしに かいて いました。
>  日本語の 中世は そろそろ おわりに ちかづいて いる かも しれま せん 
> 
>
>  なれない ひとは わかちがき を みると ことばが ぶつぎりに されて
> いて すらすらと よめない と とまどう かもしれません。しかし  わか
> ちがき せずに つなげて あちこちに 読点を うつ かきかた のほうが 
> おおくの ひとを とまどわせているのです。ためしに 朗読  を させれば
>  あっちこっちで つながりや くぎりを 無視た
> よみかたを する ひとが おおい はずです。
>
>  こうした 日本語の 表記の 改革は 今後 日本に すみつく 外国人が 
> ふえるほど 重要性を もってくるだろうと おもいます。すこしでも  外国
> 人に とっつきやすい 日本語を 用意したい ものです。
>
>  漢字は読めればいいと言いますが、それどころか、読むのも大変なのです。
>  その一番の被害者は、外国人のほかに、低学年で不登校を始めた子どもたちで
> す。駅で電車に乗るのにも不自由するのです。
>  対策のひとつは、新聞を総ルビ化することです。戦前はそのおかげで、小学校
> にも行けなくとも、読み書きを覚えた人がいたものです。
>
>  漢字が子どもの知的発達の障害になっているという主張は、以上のようなもろ
> もろのことを考えていない、一種の錯覚にもとづくものだと思います。 それ
> は、特定のなにかをスケープゴートにすればいいのだ、という思考法につながる
> 恐れがあります。
>  
>
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