[CML 005980] Re: 尖閣沖漁船衝突事件について(続続)■中国の人権問題も大事ですが、日本人の人権問題が優先するのではないでしょうか

hagitani ryo liangroo at yahoo.co.jp
2010年 10月 15日 (金) 01:44:35 JST


 萩谷です。

 石垣さんの発言は、理屈としては乱暴です。
 河内さんの発言のどこから、沖縄の人はほっとけ、というようなニュアンスを
感じますか。
 
 ただ、河内さんったら中国のことばっかり、という気持ちになるという点はわ
かります。

 河内さんは真摯に考えておられる方だと思うので、侮辱になりかねないことを
言うのは気が引けますが、誤解なきようお願いのうえで、失礼な例を引 くと、
イラク戦争開戦のとき、イラクやアフガンではイスラム教のために女性の権利が
抑圧されていてよくないから爆撃は正義だという暴論がありまし た。

 河内さんの発言がそんなに低級なものだとは言いません。
 ただ、やはり次元の違う問題をごっちゃにしてしまう可能性はないかと思うの
です。
 
 中国の人権問題は確かにあります。現に劉暁波氏の件がある。それはあくまで
氷山の一角です。
 だからといって、日本人が中国人の権利を奪っていいわけではありません。
 河内さんはそんな人ではないでしょうが、今日本にわきおこる反中論調はそう
いうものではないでしょうか。
 
 それは私たちの身に返ってくるのです。こんにち中国経済なしで私たちの暮ら
しが成り立つかどうか考えれば十分でしょう。天につばきをすべきでは ない。
 また、愛国心はまさに悪党の逃げどころであって(最後の、だけではない)、
そんな剣呑なものに酔っぱらうのは、メチルアルコールを飲むより有害 です。

 日頃上司や周囲の同僚や町内の皆さんなどに遠慮ばかりする日本人が中国人相
手に羽を伸したくなったのなら、気持ちはわかるが、卑怯な楽しみだと 言うほ
かありますまい。

 そもそも、魚釣島がどっちの領土だろうと、あそこは魚の豊富な漁場で、日中
台の漁師が行っては魚を取ってきた場所です。それで三者の衝突でも起 きたで
しょうか。

 領土を主張するのは国家です。狙いは天然ガスです。
 と同時に、権力は人民の関心を内政から外敵にそらすのがつねです。

 だから国家は問題を大きくするだけです。

 こんなやつらのために、せっかく問題なく一緒のところで仕事をしてきた民衆
同士が反目させられるのはごめんです。

 これこそが、漁民の権利じゃありませんか?

 人権抑圧の悪質な国の漁民はその被害者であって、加害者ではないのですか
ら、悪質な国家を理由に漁場から閉め出されてはならないと思いません か。

 北方領土などという何の価値もないものすら係争の種にする国家に目をくらま
されず、現場に生きる人のことを主眼にものを考えれば、我々は余計な 騒ぎを
しないですむでしょう。

 春暁ガス田を見てもわかる通り、天然ガスの利権などですら、両国の交渉に
よって穏便に、双方の利益になるように運んでいく道は、困難とはいえ、 ある
のです。
 まして漁業は・・・。

 在特会やセキハラチンタロウのようやウルトラきち××でもないかぎり、私たち
には、中国政府に警戒や批判をする気持ちはあっても、中国人をきら う理由は
ないでしょう。魚釣島の海域で中国の漁師がおぼれていたら、日本の漁師は見捨
てるでしょうか? まさかね。同業者のよしみで、何かと言え ば助け合うこと
もあるはずです。

 APECの会場になる横浜の界隈には、きょうも大勢の中国人が何事もないよう
に、歩いていたり、働いていたりします。政府が何をしてようと関係 ない、そ
れでいいのではありませんか。あんな人たちを憎むようなイヤな雰囲気を醸成し
ないように、気をつけたいものです。



(2010/10/14 23:29), motoei wrote:
>         2010.10.14
> 河内謙策様
> 中国の人権問題も大事ですが、日本人の人権問題が優先するのではないでしょ
> うか。
> 私たち市民は尖閣列島問題で振り回されることはないと思います。
> 領有権は歴史をたどるわけですが、
> 両国の間の島は共有しかないと、思っています。
> なぜならほとんどの国が間の島は自分の領土
> 、と主張しているからです。
> 情けないことですが、北方領土を見れば分かるとおり、
> その島の独占は力関係です。
> 話しあいでまとまらない時は国際司法裁判所で決めるしかないでしょう。
> (国際司法裁判所は大国の味方という説がありますが)
> 河内さんは中国の人権問題を強く論じていますが、
> 沖縄の人権問題はどうなのでしょう。
> ご承知のとおり、沖縄は天皇の戦争責任を免罪する為、敗戦後日本に戻らず、
> 1972年に日本に戻りました。
> しかし、在日米軍基地の75%は沖縄に継続、差別され続けています。
> この沖縄の人々の人権、日本人の人権問題であるにも関わらず、
> 戦後65年経過しても解決できていません。
> この闘いに勝利できず、他国の人権問題に日本人が取り組まない、
> と力説されてもアジア人は信用すると思うのでしょうか。
> 毎年2000億円の思いやり予算、非正規雇用、
> 自殺者等貧困問題の根源は安保であることは承知の上と思います。
> 本土の人間で生活を謳歌している人は沖縄差別の現実に目を向けていません。
> 今の日本にしたのは私を含め55歳以上の人だと思いますが。(石垣)
>
> Subject: [CML 005945] 尖閣沖漁船衝突事件について(続続)
>
>
>>  河内謙策と申します。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお
>> 許しくだ
>> さい。転載・転送は自由です。)
>>
>>  私が様々なMLに投稿した「尖閣沖漁船衝突事件について」「尖閣沖漁船衝
>> 突事件に
>> ついて(続)」に対し、多くの方からコメントが寄せられましたが、そのう
>> ち私に対
>> し批判・異論を提出された方に対し、私の提起した4大論点に沿って、以下
>> のとおり
>> 再度の反論をさせていただきたいと思います。
>>
>>  まず、今回の事件の真相について。
>>  私が、「日本の領海で不法操業した中国の漁船船長の公務執行妨害罪の成
>> 立は間違
>> いない」と述べたので、私の論理の前提である、尖閣諸島は日本領である、
>> という点
>> についていくつかの疑問が提出されています。それらの中で、最近は
>> Hayariki様とテ
>> ント村様から、私の論理の枠組みである「先占」論について、先占論は、
>> 「帝国主義
>> 的な植民地争奪戦のロジックであって、私たちが安易に主張すべき言葉では
>> ない」
>> (テント村のGさん)などという批判がなされています。
>> しかし、領土・領海をめぐる争いについては、さまざまな国家の利害が激し
>> く対立
>> する以上、どうしても国際法による解決を考えざるをえないのです。国際法
>> 上は成立
>> しないが、この見解が正しい、というのは、よほどのことがない限り、国際
>> 社会でい
>> うべき見解ではないのです。また、「先占」論は、私の乏しい知識でも、国
>> 際法の論
>> 理として定着しています。したがって、「先占論」にもとづいて尖閣諸島が
>> 日本領で
>> あることを十分に根拠付けることができるのに、それを放棄して、国際社会
>> では胡散
>> 臭く見られる「政治論」を持ち出すべきではないと考えます。
>>  なお、「尖閣沖漁船衝突事件について(続)」で、私は、「領土問題の国
>> 際法的決
>> 着というのは、政治的、あるいは道徳的問題と異なるのです。アメリカ『イ
>> ンディア
>> ン』に対する皆殺し政策が許されないとしても、アメリカ合衆国のアメリカ
>> 大陸に対
>> する領有が否定されないことをお考えください」と書いたところ、市川守弘
>> 様から、
>> 前段の論理は問題ないが、アメリカ合衆国がアメリカインディアンを殺して
>> アメリカ
>> 大陸の土地を手にいれたかのように述べるのは事実にも裁判例にも反する、
>> 国際法的
>> には交渉により取得したものと見なさざるを得ない、という御指摘をいただ
>> きまし
>> た。私の不勉強によるミスです。申し訳ありません。
>>  尖閣諸島が日本領であるということについて疑問があるという方は、中国
>> 領と考え
>> ておられるのでしょうか、疑問がある、疑問があるというだけでは、卑怯で
>> す。自己
>> の見解を明確にすべきです。また、中国領と考えておられるのならその根
>> 拠、中国が
>> 1971年まで沈黙を守っていたり、中華人民共和国や台湾で発行された地図に
>> 日本領に
>> なっていたり、魚釣島付近で遭難した中国漁民を救護した魚釣島民に対する
>> 中華民国
>> 総領事の1920年の感謝状に尖閣諸島が日本領であることを認めている等の事
>> 実をどう
>> 考えるか、積極的な見解の提示をお願いしたいと思います。
>>
>>  次に、中国がなぜ大騒ぎして、日本に対し「力の外交」を展開している
>> か、という
>> ことについて。
>>  私は、この事件は、単純に尖閣諸島をめぐる事件と捉えるべきではない、
>> 中国は、
>> 「この事件を利用して一挙に北東アジアの覇権確立を意図している」と判断
>> してきま
>> した。これに対しテント村のGさんは「河内さんが指摘する個々の中国艦船の
>> 外洋進
>> 出などは、それだけでは『侵略』でも『世界的視野での分析』でもない。私
>> たちは、
>> 終わりなき対テロ戦争によって世界支配の政治―経済的な秩序をも維持しよう
>> とする
>> アメリカの戦略との関係で、中国の行動を分析し、批判もしていかなければ
>> ならない
>> のである」と述べています。
>>  http://yo3only.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-a060.html
>> しかし、Gさんの分析では、今度の事件をどうとらえるべきなのか、結論が提
>> 示され
>> ていないように見えます。また、Gさんの分析を言葉どおりにとると、中国の
>> 分析の
>> 前提はアメリカの戦略だということで中国それ自体の分析がなおざりになる
>> 危険があ
>> ります。私見では、中国は中華帝国主義として、国際政治の独自のファク
>> ターとして
>> 登場し、アジアにおける覇権確立をめざしている、中国艦船の外洋進出も今
>> 回の事件
>> もアジアの一部である北東アジアの覇権確立をめざす行動だからこそ、日本
>> の民衆に
>> とって考えられないような行動をとったのだ、と考えるのです。
>>
>>  次に菅内閣の態度をどうみるか、ということについて。
>>  これについては、今回、あまり異論、批判がなかったので省略します。
>>
>>  最後に、日本の平和活動家のとるべき態度について。
>>
>>  石垣さまから「日中問題は、日中双方が日中平和友好条約(1972年締結)
>> を確認す
>> れば解決できることです」という主張がなされました。しかし、日中平和友
>> 好条約に
>> 書いてないことで紛争になれば、その紛争を解決する新しい協定なり、確認
>> がなされ
>> る必要があることは当然です。今回の問題は、そういう問題だと思います。
>> また、中
>> 国が覇権をめざして喧嘩を売ってきているときに友好が大事だ、というだけ
>> では、中
>> 国に馬鹿にされますし、世界の国が「日本は平和国家なのか、単に馬鹿な国
>> 家だけで
>> はないのか」という疑惑を招きます。「中国という国は、一歩引いたら何歩
>> も入って
>> くる国だ」というのは、非常に重い言葉だと思います。それは石垣様の考え
>> ておられ
>> る憲法9条を擁護することと矛盾することではないのです。きびしい国際政
>> 治の中で
>> 9条がどういう意味をもっているのか、積極的な提示がなければ、国民は9条
>> に絶望
>> するでしょう。
>>
>>  テント村のGさんから「私たちは国家・マスコミが煽り立てる国家主義・民
>> 族主義
>> を批判し、そして冷静に国家と同一化することのないグローバルな民衆連帯
>> を築きあ
>> げる必要がある。それぞれの国家権力を打倒するのは、第一義的にそれぞれ
>> の労働
>> 者・大衆の事業である。私たちが平和運動を本当に再建するためには、安保―
>> 沖縄―
>> 天皇の構造に対抗し、国家の呪縛から切り離された国際連帯の闘いが必要で
>> あろう」
>> という御批判をいただきました。
>>  上記のGさんの論理には論ずべき多くの論点があると思いますが、とりあえ
>> ず3点
>> の反論をさせていただきます。
>>  第一に、国家とか民族という問題が平和主義者にとって非常に難しい問題
>> を含んで
>> いるということはGさんも同意なされることだと思います。国家についていえ
>> ば、歴
>> 史のある時点では、民衆が国家目的に自ら身をささげるほどになり、冷静に
>> 考えれば
>> 国家の指導者や支配階級に利用されるだけの存在に成り下がるからです。で
>> は、それ
>> に対して平和主義者はどういう態度をとるべきなのでしょうか。私は、でき
>> るだけ民
>> 衆とともに歩み、そのなかで民衆が軍事力や戦争賛美、排外主義万歳等の
>> 誤った考え
>> に陥らないようにするしかない、と考えるのです。国家にとりこまれるな、
>> 国家から
>> 離れろ、というだけでは駄目だと思うのです。国家にとりこまれるな、国家
>> から離れ
>> ろ、というだけでは、民衆はそのような運動を見捨て、一部の人間の自己満
>> 足に終
>> わってしまうでしょう。たしかに私のいう道は困難だと思いますが、第1次
>> 大戦に協
>> 力したガンジーなどの例も存在します。あのロシア革命を指導したレーニン
>> が「大ロ
>> シア人の民族的誇りについて」のなかで「民族的誇りの感情は、われわれ大
>> ロシア人
>> の自覚したプロレタリアには縁のないものであろうか? もちろんそうでは
>> ない!…
>> …われわれは、民族的誇りの感情にみちあふれている」と言ったことを連想し
>> ます。
>>  第二に、Gさんの言葉を文字どおり受け止めると、各国の民衆は各国の国家
>> 権力と
>> だけ闘い、それを他の国の民衆が支えあい・連帯しあうという関係になりま
>> す。しか
>> し、それは、おそらく20世紀初頭で終わりになった図式ではないでしょう
>> か。今日に
>> おいては、各国民衆の共同闘争によって各国共通のテーマを追求することが
>> 必要に
>> なっているし可能にもなっていると思うのです。たとえば私は過去において
>> (拡大)
>> 東アジアの民衆に対し、東アジア共同体反対闘争を呼びかけましたし、今回
>> の問題で
>> も、中国覇権主義に反対する東アジア的規模での民衆の共同闘争を呼びかけ
>> るべきだ
>> と思うのです。
>>  第三に、Gさんは「安保―沖縄―天皇の構造に対抗」することを考えておられ
>> るよ
>> うですが、「天皇」の位置づけは疑問です。1945年時点の天皇ではなく、21
>> 世紀の天
>> 皇を考える必要があると思います。また1930年代に日本共産党が安易に天皇
>> 制打倒を
>> かかげた過ちを繰り返すことになりはしないでしょうか。更に、当面の運動
>> をどう展
>> 開するのか、それとの関連でGさんの考えをもっと展開していただきたいと思
>> いま
>> す。
>>
>>  私は、日本の平和運動は、過去、中国についてきびしい態度をとってこな
>> かった、
>> 融和的態度をとったり、沈黙でやりすごそうとしたりした、その誤りを今こ
>> そ是正す
>> べきである、と強く訴えているつもりですが、それについての反響は、はか
>> ばかしく
>> ありません。
>>  私は、21世紀になってからの私の関与した以下の事件、日本の平和運動の
>> 負の歴史
>> に照らして主張しているのです。
>>
>> ▽ 2003年:中国でイラク戦争反対の運動がおこり、日本への連帯が呼びかけら
>> れたが、日本国際法律家協会等をのぞいて日本の平和運動は無視
>> ▽ 2005年:中国の反日デモ、日本の平和運動ではピースボートを除いて沈黙
>> ▽ 2008年:チベット弾圧が発生、日本の平和運動のほとんどの団体が沈黙・保
>> 留、しかし宗教者を含め、多くの民衆が発言・行動
>> ▽ 2010年:劉暁波のノーベル平和賞受賞支援運動は、アムネスティ等を除いて
>> 取り組まず
>>
>> 私は、今回の事件に対し、日本の平和運動が正しく取り組まなければ、拉致
>> 問題の二
>> の舞になって、日本の平和運動は国民から見放されるぞ!と厳しく言いたい
>> のです。
>> 10月2日のデモについて国民の右傾化を心配するメールはネットに現れました
>> が、私
>> は国民の右傾化を心配するよりも、日本を思う人たちとの連帯を考えるべき
>> だと思う
>> のです。10月2日のデモについては、以下のサイトを見てください。
>> http://dogma.at.webry.info/201010/article_2.html
>> http://www.melma.com/backnumber_45206_4985751/
>>
>> 菅内閣と中国政府・中国共産党の合作による幕引き劇が展開されています。
>> ビデオ
>> を非公開にすることと、中国監視船の尖閣周辺からの一時退去が交換条件に
>> されたよ
>> うです。しかし、「一件落着」と考えるのは禁物です。尖閣諸島をめぐる事
>> 件は、近
>> いうちに再燃することは間違いないでしょう。来年6月には台湾・香港から
>> 600隻の漁
>> 船が出て尖閣上陸が試みられる、という噂もあります。それに、『週刊現
>> 代』10月16
>> 日号が警鐘を乱打したように、北海道、先端技術、遺伝子情報まで中国の買
>> 占めが進
>> 行しています。アメリカにも中国にも毅然とした平和国家の創造をめざし
>> て、大きく
>> 足を踏み出す時期が来たのです。
>>                        (2010年10月13日記)
>>
>>
>> 河内謙策 〒112-0012 東京都文京区大塚5-6-15-401 保田・河内法律事務所
>> (電話03-5978-3784、FAX03-5978-3706、Email:kenkawauchi at nifty.com)
>>
>>
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http://yj.pn/JAy9L7


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