[CML 006750] 無茶な命令で犬死にさせられた

donko at ac.csf.ne.jp donko at ac.csf.ne.jp
2010年 11月 30日 (火) 21:55:11 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 職場の現実を把握していない会社の上層部が実行不可能な命令を下し、現場を
混乱に陥れることがよくあります。
 
 それが戦場ならば、死体の山を築くことになります。
 
 太平洋戦争中の日本陸海軍の上層部は、信じられないほど戦場の現実を把握し
ていませんでした。弾丸が飛んでこない陸軍省の参謀本部や海軍省の軍令部の部
屋で、謝った情報や憶測、願望をもとに成功しない作戦を練り上げ、それを命令
し、死体の山を築きました。その失敗を「玉砕」という言葉で隠しました。「玉
砕した」のではなく、「玉砕させられた」のが実態でした。
 
 その一例が、南太平洋、パプアニューギニアの東部にあるソロモン諸島の最北
端に位置するブーゲンビル島の戦いでした。
 
 1943年から1945年の敗戦の日まで、この島に送り込まれた宮崎県都城
市の陸軍歩兵第23連隊の5000人の将兵はアメリカ・オーストラリア軍と戦
い続けました。
 
 圧倒的な物量と優れた兵器で猛攻撃をする米豪連合軍を前に、歩兵第23連隊
は大きな損害を受けました。それで部隊は撤退し、態勢を立て直してから戦うこ
とにしました。それは当然の判断でした。
 
 ところが、それを知った軍上層部は「必死敢闘の精神に背くとんでもないこと
だ、戦線に戻って戦え!」と命令しました。やむなく戦線に戻った第23連隊は
以後も無茶な命令を受け続け、いたずらの戦死者を出し続けました。
 
 一貫しない作戦方針に振り回され続けた第23連隊の生存者が証言する番組が
NHKBSで放送されます。
 
 NHKBShi
 
 再放送

 証言記録 兵士たちの戦争
 
「ブーゲンビル 墓島と呼ばれた戦場 〜都城・歩兵第23連隊〜」
http://www.nhk.or.jp/shogen/schedule/heishi_yotei.html

放送日:12月1日(水)
放送時間:午後2時00分〜

坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
======================================
「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
私も編集委員をしています(^^;)
定期購読をお願いします!
 
 


CML メーリングリストの案内