[CML 006535] 「小選挙区制は『幻想』だった」と題する高木陽介公明党衆議院議員のインタビュー記事(『週刊金曜日』 11/19 号)

skurbys at yahoo.co.jp skurbys at yahoo.co.jp
2010年 11月 20日 (土) 05:54:32 JST


紅林進です。
   
  昨日11月19日(金)発売の『週刊金曜日』824号に、「どうする、公明党」
  という小特集の中で、「小選挙区制は『幻想』だった」と題する高木陽介
  公明党衆議院議員のインタビューが載っています。(聞き手は佐高信
  編集委員)
   
  高木陽介議員は「この問題であれば共産党とも協力し合える」と、
  このインタビューで述べています。
   
  私もこの問題では、共産党や社民党、新社会党だけでなく、
  公明党やみんなの党なども、さらには民主党の比例選出議員や
  自民党内で小選挙区制に反対の意見を持っている議員まで
  巻き込んで、広範な小選挙区制反対の運動や動き、世論を作って
  行く必要があると思います。
   
  また同時に単なる小選挙区制反対にとどまることなく、あるべき選挙制度
  について、自由な選挙活動を制限する公職選挙法の在り方や経済力に
  よって立候補件を実質制限する供託金制度の問題、政党助成金の問題
  等も含めて、単に政党レベルにとどまることなく、徹底的に議論する必要
  があると思います。
   
  以下、『週刊金曜日』の記事の主な内容を紹介させていただきます。
   
  高木議員は、「私たち(旧公明党)は一九九三年の細川連立内閣で
  小選挙区制導入に賛成しました。そして二大政党の「幻想」を追って
  新進党に参画した。壮大なる実験だったのですが、九六年の選挙で
  負けました。」
  「公明党を再結集した時にこの選挙制度は間違いであったと反省
  しました。それでもう一度中選挙区制を、とその時は思ったのですが、
  今はもっと議論を重ねてもいいかなと考えています。」と述べている。
   
  つまり1993年の小選挙区制導入に賛成したのは「間違い」であった
  と述べている。(因みに小選挙区制に反対する連絡会の9・11リレー
  トーク集会での福島みずほ社民党党首のメッセージや11・7「政党に
  聞く会」での保坂展人社民党前衆議院議での発言でも同じように
  自党が1993年の小選挙区制導入に賛成したのは誤りであったと
  反省している。)
   
  またその反省の上に、中選挙区制に戻すことをかつては考えたが、
  今は「もっと議論を重ねてもいいかな」と具体的な選挙制度には
  言及していない。むしろ議論の必要性を言っている。
   
  また高木議員は「小選挙区制の方がカネがかかっているように
  思います。相手が運動量を増やしたらこちらも増やさなければ
  ならない。それが政策論争であればよいのでしょうが、どれだけ
  地元を廻ったか、どれだけ会合に顔を出したかという話になってくる。
  それでカネがかかっているというのが現状ではないかと思います。」、
  「九三年当時の「カネのかからない制度」というのはまったくの幻想
  だったと今思っています。」、「もし政治腐敗をなくすというのであれば、
  選挙の制度ではなくて政治腐敗防止法を作るだけでいいと思うんですよ。」
  とも述べている。
   
  続けて高木議員は「小選挙区制では政治が小さくなるんです。まず
  この制度は人の話を聞く、というシステムではないんですね。中選挙区制
  では「全ての人から支持されているわけではない」ことが前提になって
  いますが、小選挙区制では一人しか当選しないため自分だけが正しいと
  主張して相手を潰すんです。潰すということは相手の話は聞かないという
  ことです。」と述べ、また河野洋平氏の発言を紹介しながら、
  「河野洋平前衆議院議長は「ハト派がいなくなる」と話しておられました。
  特に自民党の場合コアな部分、つまり保守系の人々をまず固めなければ
  いけないと。そのためにはタカ派的発言をしないといけない。中選挙区制
  の時代にはそういう人もいながらリベラル派もいて、選挙でも当選してきた。
  けれど小選挙区制では選考の段階で落とされるようになる。そうしながら
  リベラル派が減っていったと。」とも述べています。
   
  一方聞き手の佐高信氏は、「私は小選挙区制から中選挙区制に変える
  運動「中選挙区ルネサンス運動」を起こそうと思っているんです。
  「中ルネ運」と私が勝手に名付けたんですが(笑)。」と述べ、
   
  また高木議員は「公明党と共産党は「犬猿の仲」のようになっていますが、
  私はこの問題であれば協力し合えると思っています。市田忠義さんや
  穀田恵二さんとはよくテレビで一緒になりますが、選挙制度の改革を
  一緒にやりましょうという話をすることもあるんです。ただ、その土俵が
  なかなかできない。これを自分たちで作りはじめると、また党利党略かよ
  となってしまって・・・・・、ここが難しいところかなと。」と述べています。
   
  なお『週刊金曜日』のこの号のメインの特集は<11・28件知事選の行方
  「沖縄人」の決断>。
 

 
---------------------------------
Yahoo! Toolbar  -  For your Internet Safety


CML メーリングリストの案内