[CML 006401] 田中伸尚著「大逆事件 死と生の群像」を読んで

森田 thepauls at jcom.home.ne.jp
2010年 11月 10日 (水) 09:18:29 JST


森田麻里子です。
 昨年5月の朝日新聞夕刊の「大逆事件」の連載
を読んでから、「大逆事件」について関心を持つ
ようになりました。
 新宮市で連座させれた大石誠之助さんの伝記
や高木顕妙さんの事績研究を読み、先日田中伸尚
さんの「大逆事件 死と生の群像」を読了しました。
 この本には坂本清馬さんが戦後再審請求に取り組
まれたことが詳述されています。
再審請求棄却決定のプロセスは複雑です。
 この事件は他の刑事事件の再審請求とは大きく
異なる点がありますが、しかし改めて日本での
再審開始決定までのハードルの高さを感じます。
 袴田事件を映画化した高橋伴明監督は映画の
タイトルの「BOX」という言葉にいろいろな意味を
込められたそうです。「BOX」には牢獄のイメージを
込められたそうですが、私は冤罪というイメージも
「BOX」という言葉に感じました。
冤罪という堅牢なBOXに閉じ込められたら、開く
鍵がなかなか見つかりません。
 証拠開示の問題も含め、再審請求・再審開始
が速やかになるために、市民ができる事はあるのか?
私にはまるで分かりません。
「仙台 北陵クリニック事件」で無実を訴える守大助
さんをささやかに支援する者として、冤罪に苦しむ
方々の人権を守る、良い司法改革を望みます。



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