[CML 006386] Re: 大山鳴動して鼠一匹の尖閣ビデオ(上)

T. kazu hamasa7491 at hotmail.com
2010年 11月 9日 (火) 05:41:24 JST


ni0615ともうします。
転載、引用はご自由に御願いします。

わたしも、林田さまのPJニュース投稿と同様の印象をもちました。それはCMLにもいくつか投稿しています。

> 衝突は複数回起きているが、いずれも航行する中国漁船の進路を巡視船が妨げたために起きている。

状況はそのとおりです。巡視船側の「航跡」がそれを証明してますが、ここ数日のテレビでは、衝突の瞬間
のクローズアップ・ショットの数秒だけをトリミングして、繰り返し扇動しています。
これはまさしく文字通り「フレームアップ frame-up」の辞源です。

> また、ビデオによって巡視船と中国漁船と大きさの違いも一目瞭然になった。

これについては、新聞やテレビ記者の不勉強もあります。「船のトン数」の尺度の違いがまるで判ってないの
です。「contents」を何と考えるかの違いです。
・商船・漁船は最大積載量。
・軍艦等は自重(排水量)。
ですから、仮に両者が同じ数字の「トン数」を示していても、船自体の「大きさ」「慣性質量」を較べれば、両者
には格段の差があるのです。(当該漁船はそのときほとんど魚を積んでいないように思われます)

中国漁船側が衝突の瞬間には舳先(へさき)を巡視船に向けたのは何故か?
これも、航路妨害のいやがらせを受けている小船がとった「自己防衛」なのかもしれません。
それなら、攻撃をかわす為に腕を顔前にかざした瞬間を写真に撮られ「公務執行妨害」とされるのにも似てい
ます。あるいは、中国漁船側が窮鼠猫を噛む、という行動に出たのか? 判定はおそらく微妙です。

幸いにしてというのも可笑しなものですが、せっかくの流出ビデオが44分あるのですから、これは全体を見て、
海上保安庁巡視船「よなくに」「みずき」側の挙動も分析してみる必要があります。

林田様の文中にある田中康夫議員の「日刊ゲンダイ」投稿文を、皆様のご参考までに転載して置きます。
http://www.nippon-dream.com/?p=1143

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用開始)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【緊急寄稿】「尖閣ビデオを観て・・・」期待外れだった これが「衝突」なのか

11月1日(月)午前8時から衆議院第一議員会館内の特別室で、
衆参両院予算委員会理事懇談会が開催され、
今年9月7日の尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視船との
「衝突事案」の映像記録の視聴が行われました。
出席した29名の1人として田中代表も視聴し、
「日刊ゲンダイ」に緊急寄稿しました。

「見れば一目瞭然」と前原誠司外務大臣が、海上保安庁を所管する国土交通大臣時代に豪語していた
ヴィデオが、遂に公開されました。本日11月1日午前8時から衆議院第一議員会館地下一階の特別室
で開催された、衆参両院予算委員会理事懇談会の場で。

限定29名の中の1人として、海上保安庁の鈴木久泰長官の説明と共に、9月7日午前10時15分からの
3分20秒、同10時56分からの3分30秒、都合6分50秒のヴィデオを視聴した限りに於いては、豈図(あ
にはか)らんや、「う〜む、この程度だったのか」が偽らざる印象です。

前編は、巡視船「よなくに」の左船尾に中国漁船の左船首がぶつかった前後。後編は、その約40分後
に巡視船「みずき」の右舷中央部に中国漁船の船首がぶつかった前後。が、それを「衝突」「追突」「接
触」の何(いず)れと捉えるか、批判を恐れず申し上げれば主観の問題ではないか、と思われる程度の
「衝撃」なのです。出席していた複数の議員も、同様の見解を僕に呟きました。

鈴木長官の説明に拠(よ)れば、2度目の衝突から2時間後の午後零時56分、「領海外」で2隻の巡視
艇が中国漁船を挟む形で拿捕(だほ)。然(さ)したる抵抗も無く、船長以下の乗組員は任意の事情聴
取に応じます。公務執行妨害での逮捕は、その14時間後の8日午前2時3分です。

既に9月30日の予算委員会でも指摘した様に、領海侵犯や違法操業、入管法違反という毅然たる「王
道」でなく、公務執行妨害という「覇道」で逮捕の意気地なき判断ミスを前原氏が下したのが、その後の
迷走の原因。

まっ、斯(か)くなる”お子ちゃま大臣”を糾(ただ)した所で詮方ないので話を先に進めれば、反政府デ
モが禁じられている鬱憤(うっぷん)を、反日デモの形で発散している可哀相な存在が中国国民。それ
と同じ土俵で日本も激高した所で問題は解決しません。

貪欲に国益を追求するナショナリズムの大国が中国。が、アメリカとて同じく、貪欲に国益を追求するデ
モクラシーの大国なのです。国家とは本来、国益を追求してこそナンボの存在。とするなら、こちらが成
熟した国家として、笑顔で握手しながら机の下では”急所”を握る、大人の外交戦略を打ち立てるべき。

が、不幸にも、理念も哲学も覚悟もなき日本政府は、上げ潮路線ならぬ”下げ潮路線”で右往左往、内
外から押し切られるばかりなのです。う〜む。

カテゴリー:日刊ゲンダイ にっぽん改国 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用終了)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



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> From: hedomura2 at hotmail.co.jp
> To: cml at list.jca.apc.org
> Date: Mon, 8 Nov 2010 20:50:24 +0900
> Subject: [CML 006380] 大山鳴動して鼠一匹の尖閣ビデオ(上)
>
> 【PJニュース 2010年11月8日】尖閣諸島沖で海上保安庁巡視船「よなくに」「みずき」と中国漁船の衝突状況を撮影したビデオが2010年11月5日未明、動画サイト「ユーチューブ」に投稿された。問題のビデオは政府が頑なに公開を拒んでいたために様々な憶測を呼んでいたが、流出ビデオを見れば大山鳴動して鼠一匹の感がある。
>
> 衝突は複数回起きているが、いずれも航行する中国漁船の進路を巡視船が妨げたために起きている。前原誠司・国土交通大臣(当時)は9月16日、ビデオを根拠に「どちらが体当たりしてきたか、どのような状況で、無謀な中国漁船が活動したかが一目瞭然」と述べた。しかし、ビデオを見る限り、「中国漁船が故意に体当たりした」との見方には無理がある。反対に航行の危険を引き起こした原因は進路に立ち塞がった巡視船側にあると見る方が自然である。
>
> また、ビデオによって巡視船と中国漁船と大きさの違いも一目瞭然になった。中国漁船が自発的に巨大な巡視船に体当たりすることには無理がある。逆に巡視船にとっては漁船に衝突されても相対的に問題は少ない。故に巡視船が航行する中国漁船の進路に立ち塞がることも可能であった。
> http://news.livedoor.com/article/detail/5123218/
> http://www.pjnews.net/news/794/20101107_6
> 既に国会議員向けに限定公開されたビデオを視聴した田中康夫・新党日本代表も中国漁船の故意衝突説を疑問視する。田中議員は自己のブログに「『衝突』『追突』『接触』の何れと捉えるか、批判を恐れず申し上げれば主観の問題ではないか」と書いている。
>
> 海上保安庁の論理は停船命令に応じないから進路に立ち塞がり、強制的に停船させようとしたということになる。しかし、それは独り善がりな論理でしかない。中国政府の立場では「日本の海上保安庁の巡視船が釣魚島海域で中国側漁船を妨害し、追いかけ、遮り、包囲し、拿捕したこと自体が違法」である。
>
> しかも、海上保安庁の論理は日本の市民にとっても排斥されるべき官憲の論理でしかない。任意の職務質問に応じないから、進路を妨害して衝突させ、公務執行妨害で逮捕するという警察の論理と同じである。この点で日本の市民は中国の市民と連帯できる筈である。
>
> 私はビデオ公開前から公務執行妨害が犯罪者を仕立て上げる常套手段であると指摘し、左派市民までナショナリズムに踊らされる愚かさを警告した(林田力「尖閣諸島沖衝突事件での海上保安庁認識の差」PJニュース2010年9月28日)。
> http://news.livedoor.com/article/detail/5036422/
> その正しさが流出ビデオによって裏付けられた形である。【つづく】
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