[CML 006374] センカクモグラが決める尖閣諸島

maeda akira maeda at zokei.ac.jp
2010年 11月 8日 (月) 12:16:14 JST


前田 朗です。

11月8日

領土問題には関心がないと言いつつ、授業で「日本の領土問題(1)尖閣諸島
(釣魚島)問題」をやりました。

「尖閣諸島にはセンカクモグラが住んでいるから、日本のモグラと、中国のモグ
ラと、センカクモグラを一緒にしてみて、どっちが仲良くするかで決めよう。そ
れでもダメなら、モグラのDNAを調べて、似ているほうにしよう」などと言っ
たところ、学生が、「みんな仲が悪かったらどうするのか」。そのうち、「日本
のDNA鑑定は間違えるので信用できない。中国のDNA鑑定は信用できるの
か」。別の話になってしまいました(笑)。

今朝の「産経新聞」にも、センカクモグラの話が出ています。貴重な動物を保護
せよ、そのためにも日本領として万全確保、という趣旨です。

以下は授業のレジュメです。文献のうちFとGは入手していません。このほか
に、年表、写真、地図を合計16点配布。問題の林子平の地図はカラーコピー。

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日本の領土問題(1)

尖閣諸島(釣魚島)問題

1 海上保安庁巡視船・中国漁船「衝突」問題から見えてきたこと

・ 「領土問題ではない」と繰り返さなければならなかった理由

・ 「領土問題ではない」と繰り返した結果

・ 報道されない日本における反中デモと排外主義

・ 報道される中国における反日デモ・暴動

・ 誰がナショナリズムと排外主義を必要としているか

・ 領土・国境紛争の国際政治学――何が問題なのか

2 尖閣諸島の歴史?年表参照

3 尖閣諸島の領土紛争

・ 日本政府の主張

・ 台湾政府の主張

・ 中国政府の主張

・ 日本メディアの報道

・ 井上清の研究

・ 浦野起央の研究

<参考文献>

A)井上清『「尖閣」列島――釣魚諸島の史的解明』(第三書館、1996年[現
代評論社、1972年])

B)浦野起央『尖閣諸島・琉球・中国――日中国際関係史分析・資料・文献』増補
版(三和書籍、2005年)

C)村田忠禧『尖閣列島・釣魚島問題をどう見るか――試される二十一世紀に生き
るわれわれの英知』(日本僑報社、2004年)

D)浦野起央、劉甦朝、植栄辺吉『釣魚台群島(尖閣諸島)問題―研究資料匯編』
(刀 水書房、2001年)

E)緑間栄『尖閣列島』(おきなわ文庫、1984年)

F)『尖閣 <http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%ED%B3%D5>研究――高良学術調
査団資料集』(上下巻、尖閣諸島
<http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%ED%B3%D5%BD%F4%C5%E7>文献資料編纂会、
2008年)

G)『尖閣 <http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%ED%B3%D5>研究――尖閣諸島
<http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%ED%B3%D5%BD%F4%C5%E7>海域の漁業に関す
る調査報告』(尖閣諸島
<http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%ED%B3%D5%BD%F4%C5%E7>文献資料編纂会)

H)石井明「中国と日本・ASEAN間の国境問題」岩下明裕編『国境・誰がこ
の線を引いたのか』(北海道大学出版会、2006年)



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