[CML 006370] 世田谷区街づくり再出発の会=東京・世田谷(上)林田力

Hayariki hedomura2 at hotmail.co.jp
2010年 11月 7日 (日) 17:31:09 JST


【PJニュース 2010年11月7日】市民グループ「(仮称)街づくりの仲間たち」設立準備会は2010年11月4日、世田谷区街づくり再出発の会を北沢タウンホールにて開催した。集会は2部構成で、第1部は設立準備会の設立集会、第2部は区議と区民の懇談の集いである。

設立準備会は「区民と考える街づくり条例フォーラム」参加者有志が、まちづくりファンド「はじめの一歩」部門の助成を受けて活動するグループである。これまでも世田谷区街づくり条例改正問題などを議論してきた(林田力「街づくり条例について考え、語る会開催=東京・世田谷(上)」PJニュース2010年9月13日)。
http://news.livedoor.com/article/detail/5005470/

第2部では多くの区議が参加し、街づくりから区政一般に至るまでさまざまな意見交換がなされた。司会は建築家の黒木実氏で、最初に都市計画コンサルタントの稲垣道子氏が2010年9月に議決された改正街づくり条例の問題点や課題を説明した。

稲垣氏は今回の改正を「不十分でも改正した方がまし」ではなく、改悪と断言する。具体的な改悪内容として、地区計画の申し出がしにくくなることを挙げた。地区計画素案の申しいでは、地区全体の半数以上の地権者数の同意などが必要と定めた。これは地権者確認のために登記簿の閲覧・複写が必要である。金銭的・時間的に過大な負担を強いるもので、市民にはハードルが高いと批判する。

上杉裕之区議(民主党)は民主党ら野党会派が共同で提出した修正案の経緯を説明した。もともと民主党では独自に修正案を検討中であったが、生活者ネットワークから呼びかけがあり、修正案をすり合わせすることになった。生活者ネット案の内容が良かったため、それに民主党が乗る形になった。吉田恵子区議(生活者ネット)と上杉議員の名前で修正案を都市整備委員会(定員11人)に提出したが、議決結果は5対5となり、委員長決裁で否決された。本会議でも修正案も提出したが、否決された。
http://news.livedoor.com/article/detail/5122179/
http://www.pjnews.net/news/794/20101106_6
吉田議員は上杉議員の説明を受け、修正案の内容を説明した。民主党案と生活者ネット案は多くの点で内容が重なっていたとする。

ここで司会の黒木氏は修正案で改善しようとした現行条例の問題点について言及した。現行条例第22条第2項は但し書きで、都市計画事業の施行区域などでは街づくり推進地区の指定に議会議決を不要と定めている。この但し書きは修正案では削除されたが、改正条例では残存している。黒木氏は世田谷区の街づくりの問題は皆、公共事業に端を発しているようなもので、それに議会が関与できないことは問題と主張した。

これを受けて、二子玉川の住民が二子玉川東第二地区再開発事業に対する世田谷区の対応を批判した。東急グループを中心とする再開発準備組合は2009年11月に事業計画の認可申請を世田谷区に提出したが、そのまま区は議会にも報告することなく、東京都に進達してしまった。議会には事後報告のみであった。税金を使う事業であり、区民には知る権利がある。議会が軽視されている。順序が違うと批判した。【つづく】



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