[CML 004288] 転載:目取真俊さん 駁論 「日米共同声明に反対する」 

higashimoto takashi taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
2010年 5月 28日 (金) 15:57:41 JST


ご承知のとおり本日午前に日米両政府によって2プラス2(外務大臣・防衛大臣+国務長官・国防長官)の
日米共同声明が発表されました。

以下、沖縄在住の芥川賞作家の目取真俊さんの駁論「日米共同声明に反対する」の転載です。

東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi

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■日米共同声明に反対する(目取真俊 海鳴りの島から 2010年5月28日)
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/4a2f5707339a6623def9946efb06358c?fm=rss

 日米安全保障協議委員会(SCC)の共同声明が発表された。声明は〈両政府は、オーバーランを含み、
護岸を除いて1800メートルの長さの滑走路を持つ代替施設をキャンプ・シュワブ辺野古崎地区及びこれ
に隣接する水域に設置する意図を確認した〉とし、名護市辺野古に普天間基地を「移設」=新基地建設を
強行する〈意図〉を明確に示した。

 〈位置、配置及び工法〉については8月末までに検討するとしているが、〈環境影響評価手続き及び建設
が著しい遅延がなく完了できることを確保するような方法で〉進めるということから、キャンプ・シュワブ沿岸
部を埋め立てる現行計画に限りなく近いものになる。

〈最低でも県外〉という公約を投げ捨て、現行計画に回帰するだけでも許されないことだが、さらに加えて
共同声明は〈両政府は、二国間のより緊密な運用調整、相互運用性の改善及び地元とのより強固な関係
に寄与するような米軍と自衛隊との間の施設の共同使用を拡大する機会を検討する意図を有する〉とし、
米軍と自衛隊の共同使用を打ち出している。自公政権下でもおそらく密かに進められていたであろう案を、
鳩山政権は防衛省官僚の言いなりになって具体的に打ち出してきた。

 今回のSCCの共同声明は、自公政権下で進められていた現行計画に単純回帰するものではない。自
衛隊の共同使用を盛り込むことによって、基地機能、演習量、内容ともに強化拡大しようとするものであり、
仮に将来海兵隊が撤退することがあっても、自衛隊が継続して居座ることを狙った、現行計画以上に悪質
な内容である。

 沖縄島北部には、すでにキャンプ・ハンセン、キャンプ・シュワブ・辺野古弾薬庫、北部訓練場など海兵
隊基地が集中している。そこに新たに1800メートルの滑走路を持つ新基地が建設され、自衛隊も使用す
るとなれば、北部(ヤンバル)は日米両軍の軍事要塞と化してしまう。これを〈沖縄の負担軽減〉と称する日
米両政府を欺瞞を決して許してはならない。

 今日6時半から「辺野古合意」を認めない緊急市民集会が名護市役所中庭で開かれる。言うまでもなく、
これは名護市民だけの問題ではない。北部(ヤンバル)の全市町村民の問題である。今後、日本政府は
新基地建設推進派を使って稲嶺名護市長に揺さぶりをかけるなど、あらゆる手で辺野古への「移設」=
新基地建設を強行してくる。

 それをはね返すためには、北部(ヤンバル)全体、沖縄全体の力を結集する必要がある。那覇の県庁
前で開かれる集会には中・南部の人が集まるだろう。名護で開かれる集会は、北部(ヤンバル)全体で日
米「共同声明」に反対し、辺野古「移設」=新基地建設、北部の軍事要塞化を許さない決意を示す場にし
たい。多くのヤンバルンチュの参加を呼びかけたい。
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参考:
外務省:日米共同声明全文
日本語版:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/joint_1005.html
英語版:http://www.mofa.go.jp/region/n-america/us/security/scc/joint1005.html
沖縄タイムス:日米共同声明全文
http://www.okinawatimes.co.jp/pdf/20100528G002-1.pdf



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