[CML 004189] Re: 泣く男は平和の象徴『女の前で号泣する男たち』

熊田一雄 k-kumata at y3.dion.ne.jp
2010年 5月 21日 (金) 22:01:12 JST


熊田と申します。

> でも、わたしは「泣くな男だ」は武士道とは無関係だと思います。
> 「天晴れ男泣き」ということばもありましたし。

近代的な「日本男児」は、後発資本主義社会を支えるために、無理を強いられたのだと思います。

> これはこのくにだけの現象ではなく、ヨーロッパにも共通しています。
> 近代が始まると、男は泣いたり笑ったりしなくなりました。
> 男が感情に左右されずに孜々として仕事に励むのは、近代特有の美徳
> です(まさにウェーバーの「プロ倫」です)。

David Morganというイギリスの社会学者が、「プロ倫」は「資本主義の精神」として「男性性の精神」を分析したのだ、と指摘しています。
現代日本において、<武士道>という言葉は、実はいろいろな要素を内包しており、議論をするには、「何を武士道と呼んでいるのか」を特定しておく必要があります。
「ジャンヌ・ダルクと任侠−新渡戸稲造再考−」という文章をブログにアップしてあります。よろしければご笑覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20100521

熊田一雄(愛知学院大学文学部宗教文化学科准教授)
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