[CML 003962] 「東アジア歴史・人権・平和宣言・行動計画」運動にご協力ください(1)

maeda akira maeda at zokei.ac.jp
2010年 5月 5日 (水) 12:13:22 JST


前田 朗です。

5月5日

転載転送歓迎

本年は韓国併合100周年であり、市民運動、平和運動、歴史研究など多くの分野でさまざまな取組みが広がっています。

その一つとして「東アジア歴史・人権・平和宣言・行動計画」を作成する運動が立ち上がりました。

呼びかけ文です。

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〈日本の韓国併合100年を迎えて〉

東アジア歴史・人権・平和宣言と行動計画



今年2010年は、日本が朝鮮を併合してから100年目に当たります。韓国と日本と

の関係は韓流ブームと言われるほど文化的には身近なものになってきましたが、

植民地支配・侵略をめぐる歴史認識には大きな隔たりがあります。また、朝鮮民

主主義人民共和国とは未だに国交正常化すら実現していません。在日コリアンへ

の差別がなくならないのも日本が過去の植民地支配・侵略の歴史を清算できてい

ないからだと考えます。



過去の植民地支配・侵略の清算は日本と韓国だけの課題ではありません。2001年

9月、南アフリカのダーバンで、「反人種主義・差別撤廃世界会議」が国連主催

で開催されました。この会議で討議されたことのひとつは、「奴隷制と植民地支

配の清算」でした。過去500年ほど人類を支配してきた西欧諸国による奴隷制と

植民地支配の歴史的清算が、国連の国際会議で提起されたことは画期的なことで

す。私たちが日本の過去の植民地支配を清算することは、こうした国際社会の潮

流とも合致するものであり、明治以降、日本が近隣諸国に与えた被害を真摯に反

省し、未来に向けて全ての差別をなくし、人が人を支配する制度を拒否すること

を意味します。


近代以降、「文明」の名による「野蛮」の支配を自らの使命とした西欧の勢力

は、アヘン戦争を皮切りに東アジアへの侵略、戦争、支配を進めてきました。日

本は明治以降、「文明開化」の名のもとに西欧を模倣・追従し、北海道、沖縄、

台湾、朝鮮、中国大陸へと帝国の版図を広げてゆく中で、莫大な被害を生み出す

だけではなく、日本の民衆自体が軍国主義のくびきの下で抑圧に呻吟し、ついに

は310万人の死者を出す破局を迎えたのです。



日本の朝鮮併合100年を日韓間の民族的葛藤に矮小化せず、500年にわたる西欧中

心の世界の克服という普遍的な歴史的脈絡の中に位置づけ、東アジアの近現代史

を全面的に見直し、ダーバン宣言の精神を東アジアにおいて継承し、具体化する

ために、2010年8月に「東アジア歴史・人権・平和宣言・行動計画」(東アジア

宣言と略す)を東アジアのNGOが共同して策定することにしました。

ここに多くの方々がこの宣言策定に積極参加し、東アジアにおける歴史清算と人

の権利回復、平和の要求を列挙し、それを実現させる具体的な行動計画を提示す

ることを呼びかけます。この東アジア宣言が、世界、とりわけ東アジア各国の政

府と市民に共有され、東アジアの未来の協働に向けた指針になるものと私たちは

信じます。



2010年3月20日   
東アジア歴史・人権・平和宣言委員会









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