[CML 004709] 「衆院比例80削減」民主、参院選後の臨時国会に提出へ 枝野幹事長「過半数なら民主だけでも」
塚田 俊一
lutmg at yahoo.co.jp
2010年 6月 26日 (土) 22:33:50 JST
民主党の枝野幹事長は、参院選後の臨時国会に
衆議院の比例代表定数の80削減法案を提出する方針を明言しました。
菅直人首相自身、昔から小選挙区制志向がかなり強い人です。
朝日と読売は民主党の過半数獲得は微妙としていますが、
日経は現有54議席を上回る見通し(60で単独過半数)としており、予断を許しません。
衆議院の比例代表定数が80も削減されれば、
民主党と自民党で全議席の95%以上を占め、共産党や社民党の議席はほぼ0になります。
その先は完全小選挙区制でしょう。
アメリカの共和党と民主党のような荒涼たる保守二大政党制の完成へまっしぐらです。
ここで民主党の単独過半数獲得を許せば、本当に取り返しのつかないことになります。
また、民主党が単独過半数に達しなくても、自民党が同調してしまえば通ってしまいます。
もし法案が提出される事態になれば、
党派を超えた大規模な反対運動を起こさないといけません。
http://www2.asahi.com/senkyo2010/news/TKY201006250429.html
「衆院比例80削減」民主、参院選後の臨時国会に提出へ
2010年6月25日22時15分
民主党は25日、参院選マニフェストに盛り込んだ「衆院比例定数の80削減」について、参院選後の臨時国
会に公職選挙法改正案を提出する方針を固めた。各党にも呼びかけ、次の衆院選前の成立をめざす。菅直人首相
が掲げた財政健全化に向け、国会が身を削る姿勢を示す狙いがある。
枝野幸男幹事長は同日、福井県越前市で記者団から衆院定数削減の対応を問われ、「参院で過半数をいただけ
れば民主党だけでも議員定数の削減ができる。原則として秋の臨時国会に(改正案を)出す」と表明した。玄葉
光一郎政調会長も24日の会合で「議員定数の削減を臨時国会でやりたい」と語った。
民主党は昨年のマニフェストに「衆院比例定数の80削減」を盛り込み、今回はこれに加えて「参院定数の4
0程度削減」も明記した。ただ、参院の定数削減について枝野氏は「具体的な制度設計が難しいところもあり、
若干の検討時間をいただかないといけない」と語り、衆院の定数削減を先行させる考えを示した。
菅首相は2010年度中に消費税の改革案を取りまとめる意向を示し、税率については自民党が提起した「消
費税10%」を参考にする構えだ。国の特別会計に焦点を当てた10月の事業仕分け第3弾に加え、衆院の比例
定数削減を打ち出すことで消費増税に一定の理解を得る考えだ。
ただ、比例区の一律削減には野党が反発している。みんなの党の渡辺喜美代表は25日、福島市での街頭演説
で「民意を正確に議席に反映するのは比例区だ。比例区を減らすのではなく、(選挙区を全廃して)すべて比例
区にすればいい」と語った。
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100625-OYT1T00921.htm
枝野氏「過半数なら民主だけで衆院定数削減」
民主党の枝野幹事長は25日、参院選公約で掲げた衆院比例定数の80削減について、「参院でも過半数を頂
ければ、民主党だけで議員定数を削減できる。臨時国会に法案を提出したい」と述べ、参院選の結果、民主党が
参院の単独過半数を確保すれば民主党だけでも法改正に踏み切る考えを示した。
福井県越前市内で記者団の質問に答えた。
小選挙区についても、今年10月の国勢調査を受け、区割り見直しや定数問題が浮上する可能性があるが、枝
野氏は選挙区については、「半年や1年という短期間で出来る可能性がない」と述べるにとどめた。
(2010年6月25日21時15分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100624-OYT1T00018.htm
衆院比例定数削減、選挙後に法案…枝野幹事長
民主党の枝野幹事長は23日、読売新聞のインタビューに応じ、参院選の党公約で掲げた衆院比例定数の80
削減について、「参院選後直ちに法案を作り、いつでも(国会に)出せる形にした上で与野党協議を呼びかける
」と述べ、参院選後の臨時国会に公職選挙法改正案を提出する考えを示した。
「定数削減を早くやらなければいけないという党はいくつかあり、野党の一部は共同提出に応じるのではない
か」とも述べた。
具体的には、枝野氏と樽床伸二国会対策委員長のもとに検討チームを設置し、同法改正案の原案を作ったうえ
で、民主党案をもとに他党と協議に入る意向を明らかにした。
今回の参院選は、国会議員定数削減を主張する政党が目立っている。ただ、民主党の公約のように比例定数だ
けを削減すれば、「第3極」勢力など中小政党の議席獲得が不利になるとされている。枝野氏の発言は、参院選
後の政局をにらみ、「第3極」勢力をけん制する狙いもあるとみられる。
枝野氏はまた、参院選公約で「40程度」とした参院議員定数削減についても、2013年参院選までに実現
する考えを強調した。
企業・団体献金を禁止する政治資金規正法改正案については、「来年の通常国会までには出す」と語った。
(2010年6月24日03時07分 読売新聞)
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100625/elc1006252112005-n1.htm
民主党、衆院定数削減アピール 臨時国会に法案提出も
2010.6.25 21:10
民主党は、今回の参院選で、マニフェスト(政権公約)に掲げた衆院比例代表の定数削減のアピールに躍起と
なっている。消費税率の引き上げ問題が争点となる中、野党各党から「国会議員がまず身を切れ」と集中砲火を
浴びているためだ。定数削減を訴えることで有権者から消費税問題の理解を得たいとの狙いがある。
民主党は、マニフェストで衆院比例代表の定数について80削減する方針を明記した。枝野幸男幹事長は25
日、福井県越前市で記者団に「原則、秋の臨時国会で(削減のための関連法案を)提出したい」と述べた。玄葉
光一郎政調会長も24日、秋田市で「次の国会で出したい。そのための用意はある」と表明した。
ただ、昨年夏の政権交代以降、同党は定数削減に関する本格的な議論は行っていない。それなのに幹部が選挙
戦に入ってから法案提出に触れたのは、消費税増税に反発する野党が民主党への攻撃を強めているためだ。
「消費税を上げる前にやるべきことがある。まず国会議員や官僚が自らの身を削るべきだ」(みんなの党の渡
辺喜美代表)との“正論”には反論しづらく、選挙戦で不利となる要因を早期に打ち消そうとの思惑が働いた。
枝野氏は、議員の身分に密接にかかわる問題なだけに「多くの党の賛同を得たい」としており、与野党合意の
うえで、法案を提出したい考え。
しかし、自民党はマニフェストで、衆参両院を合わせた全国会議員数を「3年後に1割削減、6年後には3割
削減」することを打ち出したが、衆参両院の削減規模などは不明確。比例代表の削減には、公明、社民両党が強
く反発している。
このため、民主党の対応をめぐり、「選挙目当てのパフォーマンス」との批判も出てきそうで、定数問題の対
応がどこまで奏功するかは不透明だ。
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2010 FIFA World Cup News [Yahoo!Sports/sportsnavi]
http://pr.mail.yahoo.co.jp/southafrica2010/
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