[CML 004694] 証言「総員玉砕せよ」
坂井 貴司
donko at ac.csf.ne.jp
2010年 6月 25日 (金) 22:27:15 JST
坂井貴司です。
転送・転載歓迎。
現在NHK総合で放送中の人気テレビドラマ「連続テレビ小説ゲゲゲの女房」
の主人公の一人、漫画家水木しげるさんは、周知の通り、太平洋戦争を戦った日
本陸軍の最末端の兵士でした。
その水木しげるさんは、「玉砕して戦死したはずなのに、実は生きていた」兵
士でした。
太平洋戦争末期、水木さんは南太平洋のニューブリテン島でアメリカ・オース
トラリア連合軍と戦っていました。水木さんは、司令部が置かれていたラバウル
を守る位置にあったズンゲンを防衛する「ズンゲン支隊」に所属していました。
そのズンゲン支隊は1945年3月、連合軍に総攻撃をかけ玉砕する、と司令
部に連絡しました。
通信が途絶えたことで、ラバウルの司令部は、ズンゲン支隊は玉砕したものと
判断し、日本本土の大本営に連絡しました。大本営は玉砕を讃える電文を送りま
した。
ところが、死んだはずの兵士たちが生きていたことが判明しました。その中に
水木しげるさんもいました。攻撃方針を巡って、将校の意見対立が起こり、部隊
は玉砕と遊撃戦(ゲリラ戦)に分かれたのです。水木さんは遊撃戦をする方に属
しました。
玉砕したはずの兵士たちが生きているのは体面上まずい。彼らには何が何でも
死んでもらわなければならない、と司令部は生き残った兵士たちに「総員玉砕せ
よ」という命令を下しました。
軍の体面を保つために死ねと命じられたズンゲン支隊の生存者が語る番組が、
NHKBSで放送されます。
NHK BShi
証言記録 兵士たちの戦争
「生き延びてはならなかった最前線部隊 〜ニューブリテン島 ズンゲン支隊〜」
http://www.nhk.or.jp/shogen/schedule/heishi_yotei.html
6月26日 (土) 午前8時00分〜
再放送:6月30日(水) 午後2時00分〜
日本陸軍のメンツを保つために、無意味な死を強いられた兵士達の無念が語ら
れます。
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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