[CML 004693] 証言「軍民一体」

坂井 貴司 donko at ac.csf.ne.jp
2010年 6月 25日 (金) 21:55:14 JST


 坂井貴司です。
 
 すみません。完全な形でのメールを送ります。
 
 転送・転載歓迎。
 
 法的には、軍人と民間人は厳密に区別されます。
 
 戦前の日本では、軍人と民間人は、はっきり区別されていました。軍人のみに
適用される軍法規がありました。軍人は軍法規に違反した場合、裁判所ではなく
「軍法会議」で裁かれました。また軍人には、例えば鉄道運賃の割引などの特権
がありました。
 
 ところが、太平洋戦争末期の沖縄戦では、沖縄県民全員が日本軍と一体となっ
て戦うことを求められました。年寄りも子ども女性も全員が軍人となってアメリ
カ軍と戦うことを強制されました。「軍民一体、共生共死」が叫ばれました。そ
れ故に沖縄県民の多くが、日本軍の命令に従い、兵士と一緒に行動し、時には武
器を持って戦いました。結果はアメリカ軍の無差別攻撃による殺戮でした。
 
 日本の敗北が明らかになりつつあった1944年、沖縄本島の北にある伊江島
に、日本軍の飛行場が建設されました。建設にかり出された島民たちは日本軍の
将兵に住宅や食料を提供し、生活をともにしました。飛行場や地下壕建設と同時
に、日本軍守備隊は島民に軍事訓練や国防教育を行いました。島民は急速に軍国
化されました。
 
 1945年4月16日、一万人のアメリカ軍が伊江島に上陸しました。四千人
近い島民は日本軍と一緒に行動し、戦いました。米軍は、軍人も島民も区別なく
爆弾を投下し、大砲を撃ち込み、銃弾を浴びせました。無差別攻撃をせざるをえ
ませんでした。島民の半数が死亡しました。
 
 「軍民一体」の結果、何が起こったのかを生存者が語る番組が、6月27日N
HK総合テレビで放送されます。
 
 NHK総合
 
 九州沖縄インサイド
 「“軍民一体”孤島の悲劇〜沖縄・伊江島 65年目の証言〜」 
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=501&date=2010-06-27&ch=21&eid=43052

放送日 6月27日(日)
放送時間 午前8:35〜午前9:00

 なお、残念ながらこの放送は九州・沖縄地区限定放送です。
 
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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