[CML 004685] 不戦の集い・7.11講演会

小野 政美 ono-m at k9.dion.ne.jp
2010年 6月 25日 (金) 15:07:11 JST


教科書市民の会事務局@小野です。



以下、不戦の集いのお知らせです。

ぜひ、ご参加下さい。





「1937年7月7日廬溝橋事件が勃発し日中戦争全面化」

第61回 不戦のつどい

講演 「韓国併合・大逆事件」100年と

          『坂の上の雲』

−「暗い昭和」につながる「明るくない明治」−



講師  安川寿之輔さん

(名古屋大学名誉教授,不戦兵士・市民の会東海支部代表;

教科書市民の会共同代表)



 1910年明治政府は、韓国併合と呼んで韓国を植民地にするとともに、

明治天皇暗殺計画という口実で幸徳秋水ら12名を絞首刑にした「大逆

事件」によって社会主義運動を圧殺しました。それから100年、私たちが

過去の日本の戦争責任と植民地支配責任に向き合うことが求められて

いる時期に、NHKは「明るい明治」を描き出す<坂の上の雲>の3年間

放映を開始しました。

 テレビドラマは、いきなり福沢諭吉「学問のすすめ」についてのウソでは

じまりました。小説では、日清戦争の不義を象徴する朝鮮王宮占領・旅順

虐殺事件・閔妃暗殺等が隠されています。

そして、福沢諭吉もこれらの事実を隠蔽し、日清戦争を賛美する報道を行い、

さらに新聞の論説で、将来の韓国併合の道のりを予告しました。

 福沢諭吉の虚像と<明治前期「健全なナショナリズム」対昭和前期「超国家

主義」>という丸山眞男の史観を踏襲した司馬遼太郎の<「明るい明治」と

「暗い昭和」>の図式によって、日本近代史像は歪められてきました。

今回のドラマ放映により、この歪みは固定化・増幅する危険があります。

今回の講演では、福沢諭吉のとらえ直しによって、「明るい明治」の虚構を

えぐり出し、「明るくない明治」こそが、「暗い昭和」につながった日本近代史

像の真実を明らかにします。



日時:7月11日(日)

 13:00受付 13:30開始

場所:名古屋市教育館 第8研修室

(地下鉄栄駅下車3番出口北へ徒歩すぐ)

資料代:500円

主催:不戦兵士・市民の会東海支部 

 連絡先:TEL 090-2184-9078

後援:子どもたちに「戦争を肯定する教科書」を渡さない市民の会

   (教科書市民の会)        連絡先:TEL 052-261-1117 



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