[CML 004662] 6/26・27、東京での「沖縄・安保」関連企画案内

杉原浩司(Koji Sugihara) kojis at agate.plala.or.jp
2010年 6月 24日 (木) 00:38:36 JST


東京の杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。
今週末の6月26日(土)、27日(日)に東京で沖縄・安保関連の企画が相
次いで開催されます。「安保改定50年シンポ」「伊波・宜野湾市長が語る」
「日米同盟の虚構を解き明かす」「沖縄〜真の抑止力とは」。充実した内
容のものばかりですので、4つまとめて転送紹介させていただきます。

…………………………転送・転載歓迎/重複失礼……………………………

■6・26 「安保改定50年シンポジウム」(於:明治大学)

日時:6月26日(土)午前10時から
会場:明治大学リバティタワー
(JR中央線、丸ノ内線「御茶ノ水駅」下車5分、
 地下鉄「神保町駅」下車徒歩5分)
資料代:一般1000円、学生500円

<構成>
午前:全体集会 3人の講師の報告と議論
◎日本近現代史の中村政則・一橋大学名誉教授「戦後史の中の安保体制─
  日米中のトライアングル─」
◎世界経済論の増田正人・法政大学教授「グローバル経済の中の日米安保」
◎憲法の水島朝穂・早稲田大学教授「軍事同盟のないアジアと日本」
─安保改定後50年の世界を振り返り、その実態を分析し、これからの展望を
   語り合う。
 (昼休み)
午後:5つの分科会
(1)「国際的視点から見た日米安保」(国際法律家協会が中心)
(2)「米軍再編の動向と平和構築の展望」(日本科学者会議など)
(3)「私たちの生活を脅かす安保の危険─ 裁判から見える日米安保」(自由法曹団など)
(4)「アジアの平和構築と歴史認識」(歴史家など)
(5)「日米安保とメディア」(JCJ重点企画)

詳細:http://jcj-daily.seesaa.net/article/148147554.html

主催 「安保改定50年シンポジウム」実行委員会

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宮森小学校米軍ジェット機墜落事件51周年
伊波・宜野湾市長が語る
もうガマンできない!普天間基地とは暮らせない!!
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■日時:6月26日(土) 13:30 開場
                              13:50 開始〜16:30 終了
■会場:文京区民センター 3A
JR総武線水道橋駅下車徒歩15分、地下鉄都営三田線春日駅下車すぐ
地下鉄丸ノ内線・南北線 後楽園駅下車徒歩4分     
■参加費:1000円

鳩山首相の普天間移設問題についての「5月末決着」は、首相としての責任感
の全く感じられない、なんという“決着”の弁だろうか。民主党のいう「対等な日
米関係」とはいったい何だったのか、全く見えない。負担軽減を祈る沖縄の人々
や、最後まで「首相に期待」していた伊波市長をはじめ根本的改革を期待した
多くの市民たちを欺いたのだ。私たちはこの「決着」を受け入れるわけにはいか
ない。ところで私たちは、「米軍基地の負担」というものを果してどれだけ理解し
ているのだろうか。戦後最大の米軍機事故となった沖縄石川市(現うるま市)の
宮森小学校米軍ジェット機墜落事件(6・30事件)は、基地を抱える人々に、いつ
またあの惨事が起こるか不安にさせてきた。45年目にして沖縄国際大学に米軍
ヘリが墜落した宜野湾市の伊波市長に普天間基地を抱える自治体としての苦
悩や、人々の暮らしにどんな影響を及ぼしているのか、さらに普天間基地の返
還問題等、首長として、また一市民として思うことなどを話していただきます。

■主催:6・30を伝える会、沖縄平和ネットワーク首都圏の会、ピース・ニュース
■連絡先: 090-9318−2059(加藤)

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     ********** PCJF受賞記念講演会 **********
 
       ☆安保50年 日米同盟の虚構を解き明かす☆

平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF)では昨年、7名のジャーナリストの
優れた仕事を顕彰しましたが、安保・沖縄・密約が抜き差しならない時を
むかえている今、核密約問題を鋭く報道した太田昌克さん、『砂上の同盟』
で日米同盟の実態を暴いた屋良朝博さんをお迎えして、受賞記念講演会
を開きます。

安保・沖縄・核密約について、取材の第一線に立つお二人から、じっくりと
お話を聞き、語り合いたいと思います。

■日時  6月26日(土)  6:00〜8:40(開場5:30)
■会場  明治大学リバティタワー 9階1096教室
     JR中央線、丸ノ内線「御茶ノ水駅」下車5分、
     地下鉄「神保町駅」下車徒歩5分

■お話  ★太田昌克さん(共同通信社編集委員兼論説委員) 
            『核の傘』と日米同盟−核密約とは何だったのか
   
          ★屋良朝博さん(沖縄タイムス論説委員兼編集委員) 
          海兵隊の抑止力とは何かー普天間の行方ー

☆太田昌克さん(共同通信社編集委員兼論説委員)
  核密約を巡る一連の報道で第15回平和・協同ジャーナリスト基金賞
   (大賞)受賞。米国務省、ホワイトハウス、連邦議会などを担当しなが
   ら核問題をフォローし続け、06年度「ボーン・上田記念国際記者賞」受
   賞。主著  『盟約の闇「核の傘」と日米同盟』日本評論社、『アトミック・
   ゴースト』講談社。

 ☆屋良朝博さん(沖縄タイムス論説委員兼編集委員)
  『砂上の同盟 ― 米軍再編が明かすウソ ―』(沖縄タイムス社)で第15
  回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。沖縄県北谷町生まれ。
 海兵隊グアム移転の理由を知るために、2007年7月からハワイ東西
 センターに客員研究員として留学し、『砂上の…』を上梓。米軍再編を
 めぐる鋭い見識に注目が集まっている。

■資料代  1000円(学生500円) ※予約は必要ありません
■問合せ先  090-9208-6452(岩垂)、080-1108-9517(岩瀬)
■主催  平和・協同ジャーナリスト基金
         現代史研究会
         連合通信社情報懇話会21

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JVJA緊急報告「沖縄〜真の抑止力とは」
(6月27日(日曜)午後、御茶ノ水・明大リバティタワーにて)

武力が本当の抑止力になるのか?
戦中、武力衝突や集団自決を免れた島には何があったのか――。
沖縄戦、米占領時代から今日までの沖縄を見詰め、「真の抑止力」について
提言する。

期日 2010年6月27日(日曜日)
場所 明治大学リバティタワー1階 1012教室(定員280人)
時間 開場 13:00 開演 13:30〜17:00
資料代 1,000円(学生500円)
共催 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)/ 現代史研究会
お問い合せ JVJA事務局 090-6101-6113 office at jvja.net

※先着順に受付(予約は必要ありません。定員 280 名)
定員を超えた場合は会場収容人員の都合により、ご入場を制限
いたします。あらかじめご了承ください。

会場までのアクセス
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

プログラム内容:(内容、順番、出演者については諸事情により変更される
           可能性がありますこと予めご了解ください)
1、主催者挨拶に代えて(生方卓明治大准教授)
2、嬉野京子氏報告
3、滝本匠氏報告
4、豊田直巳氏写真スライド
 *司会 JVJA 國森康弘

<出演者略歴と報告内容>

・嬉野京子氏(うれしの・きょうこ:ジャーナリスト、写真ディレクター。日本リアリズム
写真集団の創立に参加。元日本写真家協会理事。米軍占領下の沖縄で米軍車両
が少女をひき殺した現場を撮影、大きな反響を呼んだ)
[報告内容]・・・米軍占領下時代から今日まで、40数年間取材を積み重ねてきた「沖
縄」について語る。1967年の伊江島での農民不当逮捕を撮影したために米軍憲兵に
指名手配され住民の協力で「脱出」した自身の経験や、沖縄で訓練を受けベトナム従
軍経験がある元兵士の米平和活動家アレン・ネルソン氏の生き様についても触れる。

・滝本匠氏(1998年琉球新報社入社。編集局社会部に配属、県警担当。99年に
は普天間飛行場移設問題で岸本建男市長(当時)の条件付き名護市辺野古沖建
設受け入れの局面で特別取材班に参加した。01年から八重山支局長として、最西
端の与那国島や尖閣諸島の取材を通して国境問題などの取材にあたる。05年3月
から本社政経部に異動、同年6月から1年間、在日米軍再編問題の取材でワシント
ン特派員に。政治部で基地問題を担当した後、鳩山政権発足を受け2009年11月
から東京報道部。
[報告内容]・・・海兵隊が沖縄になければならないという誤った「常識」と海兵隊の
抑止力という虚構にとらわれたまま、普天間問題は振り出しに戻った。だが、県民
にとってはゼロの振り出しではない。「できないこと」の約束を反故にされたのでは
なく、「できること」の約束を履行しなかったという裏切りの念が強い。それは「沖
縄への差別」という感情を揺り起こしてしまった。
 民主党による政権交代劇は、沖縄の米軍駐留をとりまく「呪縛」を禊(みそ)ぎす
る通過儀礼となってしまった。抑止力というフィクションを実在化させてしまい、
誰もが存在を知っていながら政府は認めてこなかった「密約」も公にした上で、
お墨付きを与えてしまった。
 この8カ月余で東京と沖縄の溝は開く一方だった。政府側はもとより、マスコミ
側にも温度差は存在した。政局ばかりをにらんだ在京記者の取材には、安心で
平穏な生活を取り戻したいという住民の視点がなかった。日米危機をあおるマス
コミによってつぶされたとの側面も否めない。
 鳩山政権が白紙にしたものは、普天間の移設先の論議だけではない。ある意
味で戦後、虐げられ積み重ねられてきた沖縄の基地負担の歴史までもリセット
させ、沖縄の負担というものを全国一律の水準に擬態化させ、沖縄の本土化と
いえる状況が残された。

・生方卓氏(明治大学政治経済学部准教授。現代史研究会顧問。社会思想史、哲
       学、倫理学から現代史まで幅広い分野で研究を重ねる)
[報告内容]・・・武力が本当の抑止力になるのか? 沖縄戦で、武力衝突や集団自
決を免れた島には何があったのか――、の話も交え、「本当の抑止力」について考
察を深める。

・豊田直巳(フォトジャーナリスト。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会正会員。2003年、
       平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞)
[報告内容]・・・95年抗議集会(在沖縄米兵による12歳少女暴行事件が発端)から今
日の基地問題までを、写真スライドで振り返る。詳細は追って追加します。

・國森康弘(フォトジャーナリスト。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会正会員。ナショ
ナルジオグラフィック国際写真コンテスト2009日本版優秀賞。主著に『証言沖縄戦の
日本兵』(岩波書店)、『家族を看取る』(平凡社)など)

お問い合せ JVJA事務局 
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21 静和ビル2F
tel 090-6101-6113 fax 03-3252-7651
http://www.jvja.net/ office@jvja.net

日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
http://www.jvja.net/




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