[CML 004639] 無実を訴える守大助さんと面会しました。

森田 thepauls at jcom.home.ne.jp
2010年 6月 22日 (火) 08:19:53 JST


森田麻里子です。
 先日「守大助さんの冤罪を伝える会」の仲間と
千葉刑務所に「留学」している守大助さんと面会
しました。
 「留学」という言葉は、守大助さんご自身が
「絶対この冤罪を受け入れない」という思いを
表現された言葉です。
 1年ぶりにお会いし、お元気な様子にともかく
ホッとしました。
千葉刑務所に移って、もうすぐ2年になります。
焦りと悔しさの日々を過ごしている筈なのに、
守大助さんは面会に来た私達に気遣いをして
下さり、私達は胸いっぱいの思いでした。
 「仙台北陵クリニック事件」には「真犯人」は
いません。弁護団は再審請求準備をしています。
 守大助さんは国民救援会の支援を受けています。
「救援センターの方もご心配して下さった事がある。」
と話されていました。
 今渋谷で袴田事件を扱った映画が上映されています。
「冤罪」という人権侵害は残酷です。
 是非守大助さんに励ましの手紙を送って頂けます
様にお願い致します。
 18日にチラシを添付して、投稿しました。
容量が大きく無理でしたので、チラシを下記に貼り付け
ました。
*********************** 
〜仙台北陵クリニック事件の 守 大助さんの
無実を伝えて下さい! 〜
2001年1月6日仙台市北陵クリニックで準看護師を
していた守大助さんは、「入院中の小6のA子さんの
点滴に筋弛緩剤マスキュラックスを混入し、意識不明
の重体に陥らせた」として殺人未遂容疑で逮捕されま
した。守さんは警察の強引な取り調べで、自白を強要
され、1件の殺人・4件の殺人未遂で起訴されました。
1.真犯人はいません!
A子さんへの医療過誤と警察の思い込み捜査から作ら
れた事件です。筋弛緩剤マスキュラックスを点滴に
混入し、死に至らしめるという医学的立証はありません。
科捜研鑑定には疑問があり、弁護側の再鑑定要請に
「全量消費した。」と科捜研は回答していますが、
犯罪捜査規範では「全量消費」が禁止されています。
2.三審制度が機能していません!
自白を強要されましたが、守さんは3日目に否認しています。
仙台地裁では155回の公判後 無期懲役の判決が出ました。
無実を訴える守さんに対し仙台高裁は「裁判の迅速化」と
いう名目で5回しか審理せず、控訴棄却。
守さんは最高裁で冤罪を晴らせると信じていましたが、
2008年2月25日に上告が棄却され、無期懲役が確定しました。
2008年7月守大助さんは千葉刑務所に移送されました。
無実を訴えているのに、何故裁判所は公正な裁判をしないの
でしょうか?
 冤罪は最大の人権侵害です。
宮城から千葉への移送中 守大助さんは
「“一日でも早く、この道を戻ってこないといけない!”と
強く思いました。情けないですが、涙が止まりませんでした」
と手紙に書かれています。
再審請求の手続きには時間がかかります。
● どうぞ守大助さんの冤罪についてご家族やご友人に伝えて
下さい。
● 守大助さんが希望の灯りを掲げて日々生活できます様に、
お手紙を書いて下さい
守大助さんのあて先:  〒264−8585 千葉市若葉区貝塚町192
参考文献 ◎「ぼくはやっていない」 明石書店
◎雑誌「冤罪ファイル」2号
       「守大助さんの冤罪を伝える会」     
  問い合わせ:森田麻里子 thepauls at jcom.home.ne.jp



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