[CML 004547] ヤマトゥは沖縄を捨てた 菅新内閣支持率を憤りをもって読む
higashimoto takashi
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
2010年 6月 16日 (水) 21:30:52 JST
■ヤマトゥは沖縄を捨てた 菅新内閣支持率を憤りをもって読む(2010年6月16日)
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/4890365.html
17%→59%(朝日)、20%→63%(毎日)、19%→64%(共同)、21%→60%(NHK)・・・・
鳩山内閣が「普天間問題と『政治とカネ』の問題」(鳩山首相辞任表明)で国民の信を失って自壊し
(朝日新聞の5月30日付の調査では内閣支持率は17%)、菅内閣が成立したのは実質的には民主
党代表選のあった6月4日。メディアは即日、一斉に緊急世論調査を行いましたが、その結果が上
記の内閣支持率の上昇、または大幅回復。
私はこの各メディアの世論調査の結果を見て言葉を失いました。ヤマトゥの人間どもは結局のとこ
ろ沖縄を捨てた。同胞としての沖縄を見殺しにしたのだ、と。ヤマトゥの人間どもには「普天間問題」
などほんとうのところ眼中になかった。だから、鳩山前政権の沖縄県民を愚弄することも甚だしい
最悪の置き土産ともいうべき「辺野古回帰」の日米合意を踏襲する考えを民主党代表選の前日の
3日の段階で早々に表明したあまりにも愚かしい新宰相の誕生といわなければならない菅新首相
をめでたくも歓迎する。そのことが結果として沖縄・奄美への民主党政権の差別政策を容認する応
答(世論調査の回答)になることなど考えも及ばない。なんという愚かしさ。私は言葉を失い、おの
れの無力さを噛み締めるほかないのです。
しかし、私にもできることがあります。今度の参院選で「『最低でも県外』と首相自ら公約しながら県
民の心を8カ月間ももてあそび、『辺野古現行案』に回帰するという公約違反の裏切り行為」(琉球
新報社説、2010年6月1日付)民主党政権には決して投票しない、という私としての選択をすること
です。そして、それを広く私の知り合いに呼びかけることです。
また、自民党政権より民主党政権の方が少しはましではないか、という議論がありますが、私には
通用しません。「今回のSCCの共同声明は、自公政権下で進められていた現行計画に単純回帰
するものではない。自衛隊の共同使用を盛り込むことによって、基地機能、演習量、内容ともに強
化拡大しようとするものであり、仮に将来海兵隊が撤退することがあっても、自衛隊が継続して居
座ることを狙った、現行計画以上に悪質な内容」(目取真俊 海鳴りの島から 2010年5月28日)
であり、自民党政権より民主党政権の方が少しはましなどとは決して言えないからです。
私とほぼ同様の思いを記事にしているブログがあります。
■「踏みつけられる側」の論理(Afternoon Cafe 2010年6月16日)
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-446.html
………………………………………………
そんな本土の「悪意のない無関心」は、沖縄にとって胸に突き刺さるような刃となります。
http://alcyone.seesaa.net/article/153191667.html
菅総理は、鳩山内閣がアメリカ政府と合意した普天間基地の沖縄県辺野古地区への移設に
ついて、合意をふまえて進めていくことを明らかにしました。あなたは、この方針を支持します
か、支持しませんか?
(1) 支持する 55.2%
(2) 支持しない 27.9%
(3) わからない、答えない 16.9%
「愛の反対は憎悪ではなく無関心だ」と言う言葉は、ここでもストレートにあてはまりますね。
「踏みつける側」と「踏みつけられる側」の間には深い断絶があります。
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■曳かれ者の小唄(なごなぐ雑記 うちなあ二都物語(名護・宜野湾) 2010年6月14日)
http://miyagi.no-blog.jp/nago/2010/06/post_53a0.html
………………………………………………
総理大臣をやめたひとが、役所の意思が固くて辺野古にアメリカの基地をつくることになったと
いったらしい。おそろしいことだ。(→毎日新聞 2010年6月12日 )
(中略)
外務大臣をしているひとが、沖縄のひとびとが『やむを得ない』とおもう状況をつくるといってい
る。(→共同通信2010/06/09)
こんなにもあからさまに、敵対され恫喝される沖縄のひとびとは、この国の主権者ではないん
だろうか。沖縄は、はからずもこの国の在り方の根源をみつめざるえないポジションに立たさ
れている。立たされ続けている。むごい在り方の。むごい在り方で。
(中略)
総理大臣をやめたひとが、役所の意思が固くて辺野古にアメリカの基地をつくることになった
といったらしい。私たちは沖縄で生きる民であることをやめることはできないので、どれほど役
所の意思が固かろうとも踏ん張るしかない。一国の総理大臣の職がお気楽なものだとは思わ
ないが、やめられるだけお気楽だとは言ってのけたい。外務大臣は、沖縄の民の踏ん張りを
切り崩してやると恫喝しあからさまに沖縄の民に敵対してみせてくれる。なんという国家政府で
あろうか。怒りは深いところで胎動している。
(中略)
感謝などいらないから、踏んでる足をどけてくれないか。私は温厚なヘタレだからキレないが、
ウヤファーフジにその「感謝」は、「あんちまでぃ ちゅー うしぇーんなぁ、ぬがらちならん」と
叱られると思う。ましてや死んでも死に切れない地獄の戦火で逝った先輩たちには…
………………………………………………
参考1:
■菅新首相「期待」59%、民主は回復 朝日新聞世論調査(朝日新聞 2010年6月5日)
http://www.asahi.com/politics/update/0605/TKY201006050315.html
■毎日世論調査:菅首相に期待63% 小沢氏辞任評価81%(毎日新聞 2010年6月5日)
http://mainichi.jp/select/today/news/20100606k0000m010081000c.html
■菅新首相 “期待する” 60%(NHK 2010年6月7日)注:リンク切れ(下記は関連URL)
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/seijiishiki/list_seijiishiki1.html
■菅内閣支持率61% 共同通信世論調査(共同通信 2010年6月9日)
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010060901000519.html
■「民主党の単独過半数」「与党二党で過半数」支持56%(東京新聞 2010年6月13日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010061302000067.html
■菅内閣支持59%、参院比例「民主に投票」31%(読売新聞 2010年6月13日)
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100613-OYT1T00670.htm
■比例投票先、民主43%自民14% 参院選連続世論調査(朝日新聞 2010年6月13日)
http://www.asahi.com/politics/update/0613/TKY201006130278.html
■菅内閣支持64%に上昇 参院選トレンド調査(共同通信 2010年6月14日)
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061401000485.html
参考2:
■参院選 自民に投票、民主抜く 世論調査(東京新聞 2010年5月31日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010053102000062.html
■内閣支持、最低の17% 朝日新聞緊急世論調査(朝日新聞 2010年5月30日)
http://www.asahi.com/politics/update/0530/TKY201005300293.html?ref=any
■毎日世論調査:鳩山内閣支持20% 退陣すべきだ58%(毎日新聞 2010年5月30日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100531k0000m010081000c.html
■「首相辞任を」過半数 世論調査、内閣支持率19%(共同通信 2010年5月30日)
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010053001000328.html
参考3:
■毎日世論調査:辺野古移設に反対84% 沖縄県民対象(毎日新聞 2010年5月30日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100531k0000m010043000c.html
■「県内反対」が圧倒 県民世論調査(琉球新報 2010年5月31日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-162853-storytopic-1.html
東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi
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