[CML 005149] 「米軍は、湾岸戦争帰還兵の劣化ウラン被曝を懸念していた」—米下院公聴会(7/27)で判明

Kazashi nkazashi at gmail.com
2010年 7月 31日 (土) 02:25:43 JST


[転送・転載歓迎。重複受信される方、ご容赦くだ 
さい]

           2010年7月30日
皆様

 これは、きわめて重要なニュースですが、かなり 
長い記事ですので、とりあえず抄訳してみましたも 
のをお送りいたします。
 ご参考までに。      
        嘉指信雄
            NO DU ヒロシマ・プロジェ 
クト
              http://www.nodu-hiroshima.org/
                                             『ウラン兵器なき 
世界をめざして—ICBUWの挑戦—』
           (合同出版、2008年/「平 
和・協同ジャーナリスト基金奨励賞」受賞)

ーーーーー
「米軍は、湾岸戦争帰還兵の劣化ウラン被曝を懸念 
していた」
   ——米下院公聴会(7/27)で判明——

2010年7月28日
マイク・ルードゥウィック、「Truthout(真実を明る 
みに)」紙

[英語の原文記事は、右記サイトを参照—— http:// 
bit.ly/b40Cjk ]

以下抄訳——
「長い間、(米国)政府は、・・・湾岸戦争やイラ 
ク戦争で使われた砲弾に含まれた劣化ウラン(DU) 
によってイラク市民や兵士たちが有害な影響をこう 
むってきていることを否定してきた。
 しかし、1993年に、当時の陸軍准将エリック・シ 
ンセキ[注:日系三世。祖父母が広島からハワイに 
移住]、現在の退役軍人省長官により書かれた、今 
までほとんど知られていなかった国防省メモによ 
り、米国防省は、実際は劣化ウラン汚染を懸念して 
いて、毒性物質に曝露した全ての兵士を検査するよ 
う命じていたことが明らかとなった。
 「議会への報告草稿の検討:米陸軍における、劣 
化ウランの健康及び環境への影響——行動メモ」 
("Review of Draft to Congress - Health and Environmental  
Consequences of Depleted Uranium in the U.S. Army -- Action  
Memorandum")と題されたシンセキのメモは、国防省か 
らの、以下のような三つの指示の詳細に小さな修正 
を加えるものである。

1.劣化ウランに汚染された装備と接触するかもし 
れない兵士に十分なトレーニングを与えること。
2.湾岸戦争において、劣化ウランに曝露した全て 
の兵士に対する医学的検査を完全に行うこと。
3.将来の軍事作戦のため、劣化ウランに汚染され 
た装備を復旧するための計画を立てること。

 しかしながら、復員軍人省は、医学的検査を決し 
て行わなかった。そのため、何十万という帰還兵た 
ちが、劣化ウラン被曝によって引き起こされたガン 
や他の病気のための医療的ケアを受けるチャンスを 
奪われてしまったのかもしれない。[中略]

 火曜日[7月27日]、復員軍人省は湾岸戦争関連の 
病気の診断や治療を今に至るまでずっと怠ってきて 
いるという事実が、下院・復員軍人小委員会の公聴 
会において判明した。この公聴会の場で、帰還兵支 
援グループのメンバーは、慢性的病気と、湾岸戦争 
における劣化ウラン被曝との間の関連について包括 
的調査を行うよう、シンセキに対し強く要請した。 
[中略]

 1990年-1991年の湾岸戦争に従軍した697,000人の男女 
の兵士のうち、およそ250,000人が、湾岸戦争症候群 
と呼ばれる様々な症候をやんでいる。[中略]

 今回の公聴会において、帰還兵支援グループVCS 
(Veterans for Common Sense=常識のための帰還兵たち)事 
務局長のポール・サリヴァンは、最近数ヶ月、イラ 
クのファルージャからは、先天性障害やガンが急増 
しているという、大変気がかりな報告が出てきてい 
るとも証言した。こうした異常は、2004年に米英軍 
によって行われたファルージャ猛攻の際に使用され 
た、劣化ウランを含む砲弾が原因となっているので 
はと推測されている。また、報じられているところ 
によれば、イラクの人権担当官たちは訴訟を準備し 
ている。[中略]

 またサリヴァン氏は本紙「Truthout」に対し、1993年 
のメモにおいて指示が出され、実施されるはずだっ 
た医学的な諸検査は、あるトレーニング・ビデオが 
兵士たちを怖がらせたため中止されたのだと、述べ 
た。「計画が引っ込められたのは、トレーニング・ 
ビデオを見た幾人かの兵士たちが、宇宙服を来てガ 
イガー・カウンターを持った兵士が出てくるのを見 
て、動揺してしまったからだ。敵を殺そうとするに 
は被曝云々のことは無視しなければならない戦場の 
ことを考えると、トレーニングはかえって問題とな 
ると軍は考えたのだ」とサリヴァン氏は語った。 
[以下略]




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