[CML 005013] Fw: イランを攻撃するためにアメリは準備しつつある(修正版)

TERAO Terumi teraoter at mint.ocn.ne.jp
2010年 7月 20日 (火) 20:01:32 JST


寺尾です。

エサティエ(Joseph Essertier)さんがML[husen]へ投稿した、
チョムスキーの論考を紹介しながらイラン攻撃を警告したメールを、
許可を得て転送します。

重複して受信された方には大変申し訳ありません。
御手数をお掛けしますが削除してくださることでお許しください。

転送・転載歓迎。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 以下転送 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

件名: [husen:07565] Re: イランを攻撃するためにアメリは準備しつつある
差出人: エサティエ
送信日時: 2010/07/19 11:56
宛先: ML[huaen]


アメリカはイランを攻撃するために今色々準備しているようです。
例えば、387本のバンカーバスター(地中貫通爆弾)をインド洋にある
ディエゴガルシア島に設置しました。バンカーバスターは核兵器の次、
破壊力のある爆弾です。(チョムスキーは詳しく説明しませんけど、
私はwikipediaで調べました。次のように書いてあります。
「イギリス政府によって、島全体がアメリカ合衆国に貸与されており、
同国の海軍基地がある。インド洋にあるアメリカ軍最大の拠点であり、
湾岸戦争やアフガニスタン攻撃、イラク戦争の際に、爆撃機B-52、
ステルス爆撃機B-2などがここより出撃した。」そして島の
歴史については、「1966年にイギリスはアメリカ合衆国との間に同島を
50年間貸与する旨の協定を結び、同時にイギリス政府は巧妙な方法で
同島および他2つの島から島民の追い出しを図り、1937年頃に、
最終的に残った者たちをモーリシャスへ強制移住させた。移住を
余儀なくされた島民が、イギリス政府を相手に同島への帰還と補償等を
求めて訴訟を起こし、係争中である(2004年現在)。」元々住んでいいた
2000人は、もういません。基地関係の人々だけだそうです。最近の
中東の戦争でよく使われている基地なので、ご存じの方が
いるでしょうけど、私は殆ど知らなかったので、調べました。)

その島にトマホークミサイルを持っている潜水艦もあります。その潜水艦
一つだけでCVBG(carrier battle group)、空母戦グループ?(日本語では
何といいますか?)と同じくらい、撃つ力があると言われています。
(写真があります: http://en.wikipedia.org/wiki/Carrier_battle_group )
そのトマホークミサイルは核兵器を乗せている可能性があります。
オバマ政権はどんどんディエゴガルシア島にある兵器を増やしています。
ブッシュ政権はバンカーバスターの計画を立て始めて、途中で具体的な
計画性がなくなりましたけど、オバマ政権はその兵器の計画を速めて、
イランでもすぐ使えるように具体的な計画を立てているみたいだそうです。

それだけではなくて、もしイランで戦争があった場合は、イスラエルも
戦争に貢献出来るように準備しています。イスラエルはイランを
攻撃するために、サウジアラビアの協力も得ているようです。
サウジアラビアはそんな協力していないと言っていますけど、イギリスと
イスラエルのニュースメディアによると、イスラエルの船が
サウジアラビアの近くを通ってイランを撃てるように協力しているそうです。
そして、もしいつかイランも核兵器を持ったら、アメリカとイスラエルは、
そういうイランと戦えるように、アメリカとイスラエルの政府は話し合って
いるそうです。

アメリカは最近イランに軍隊を使って攻撃するぞと、何度も脅かして
いますが、そういった脅迫は、国際連合安全保障理事会.決議1887に
反しています。その決議では、核兵器に関する問題の場合は、
全ての国家は暴力も暴力の脅迫も使ってはいけないと書いてあるから、
アメリカがしているのは違反です。

なぜアメリカはそんなにイランを怖がっているでしょうか。4月に
アメリカ合衆国議会への報告書が3つ発表されましたが、その3つを
読むと、イランからの脅迫は軍事的な脅迫ではないそうです。
報告書に以下のポイントが書いてあります:

1.イランは周りの国と比べて、あまり軍隊にお金をかけていないし、
軍隊の政策が他の国を攻撃するためではなくて防御戦策だし、
外国を撃つ力はあまりない。

2.核兵器については、イランが核兵器をいつか持つ可能性が
あるという事実を利用して自分を守ろうとしている。イランはそのような
核抑止力を持っている。(すぐ持つという意味ではなくて、いつか
持つかもしれない。)

なぜアメリカは困っているかというと、イランが他の国を
攻撃するからのではなくて、イランの抑止効果があるうちは、アメリカは
中東の石油をコントロール出来ないからです。アメリカ政府の
軍事政策に大きな影響を与えたAA Berle(アドルフ・オーガスタス・
バール、1895-1971)が言ったように、中東のエネルギーの資源を
コントロール出来る国家は、世界を相当コントロール出来ます。

3つの報告書によると、他にアメリカが困っているのは、イランは
その地方の国家と仲良くしていて、フレンドリーな繋がりを作ろうと
しています。それはアメリカにとって酷いことです。アメリカは
「stability」(安定性) という言葉はよく使われますけど、特殊な意味が
あります。アメリカがイランの周りの国に侵略して占領しているのは、
stabikilization(安定化)といいます。イランが回りの国に影響を与える
ことはdestabilization(不安定 化 )といって、アメリカにとっては、
してはいけないことです。

最後、困ること、イランはヒズボラとハマースのテロ行為と協力して
います。 ヒズボラは2009年にレバノンの選挙で勝ちましたし、
ハマースは2006年にパレスチナの選挙で勝ちました。
アラブ世界では、この2つの選挙以外は、公平な選挙はありません。

アメリカとイスラエルがその地方でしたテロ行為と比べて、
ヒズボラとハマースのテロ行為は何でもないといえますけど、
それらの行為についてチョムスキーは少し述べます。

トルコはその地方の民主主義のモデルになっていますけど、トルコが
最近していることも、アメリカは許せません。例えば、絶対に
許せないのは、トルコの人口の95%がイラクの侵略に
反対していた時に、トルコの政府はその民衆の声を聞いて、イラクの
攻撃に参加しなかったことです。アメリカは厳しい批判しました。
我々の民主主義の概念では、民衆の声ではなくて、マスター(アメリカ)の
言うことを聞きなさいと。(まあ、チョムスキーは皮肉な言い方を
しています。トルコのしていることは、みな国際協力的に、責任を
持っている行動で、普通だったら何も批判出来ないのに、アメリカは
批判しています。

アメリカは中東のNWFZ(Nuclear Weapons Free Zone、
非核兵器地帯)に反対しています。エジプトは中東のNWFZについて
来年に話し始めましょうと5月に提案しました。1995年に
アメリカも含めて西洋の国家は賛成の意見を示しましたけど、
アメリカとイスラエルだけ核兵器をその地方で持ったり使ったり
してもいいようにしてます。そこで、殆ど誰も言わないのは、
国際連合安全保障理事会決議687に従って、アメリカとイギリスは
中東のNWFZの設立のために努力する、特殊な責任があるという
ことです。その責任を果たしていません。687はイラクに
大量破壊兵器を作るのは止めなさいと言いました。イギリスと
アメリカはイラクがちゃんと止めていないとその時に言いましたけど、
それを置いといて、687によると、アメリカとイギリスは中東のNWFZを
作らなければなりません。しかし、ディエゴガルシア島で反対のことを
しています。(チョムスキーは記事の始めのところで、その島にある
潜水艦は原子力潜水艦だと書いていますが、ここで反対していると
言っているのは、潜水艦のことか、核兵器の存在の可能性のことか、
私は分かりません。アメリカは核の設備を島に設置している
(maintaining nuclear facilities in Diego Garcia)という言い方を
チョムスキーはしています。実際に核兵器の存在が確認されているか
どうか... でもトマホークミサイルもバンカーバスターもそこに置いて
いること、両方の種類が核兵器ではないとはっきり証拠しない限り、
NWFZのために積極的に協力しているといえないでしょう。
ブッシュ政権は核兵器のバンカーバスターも作ろうとしていました。
確かに、そのプロジェクトは中止されましたけど、別の名前で
作り続けているという説もあります。それから、イランの原子力発電を
その島から撃つことが出来るなら、撃つことも核兵器を使うことと
そんなに変わらないかもしれません。これについてはチョムスキーは
何も言っていません。私の想像していることだけです。)


チョムスキーの英語の記事は
http://www.zcommunications.org/the-iranian-threat-by-noam-chomsky-1
にあります。




CML メーリングリストの案内