[CML 004924] Re: 私として参院選の結果を読む 底なしに保守化する「大衆」の現状を憂える

hagitani ryo liangroo at yahoo.co.jp
2010年 7月 13日 (火) 22:43:28 JST


 萩谷@幸福の赤いハンニチ@いまや生活保護水準で生活、です。

 東本さん、ずいぶん絶望的ですね。そしてそれはオールド・ファッションです。

 私には東本さんが絶望を語るのは奇妙な気がします。
 今更絶望するくらいなら、なんで、池田香代子さんより先輩であるくらい、長
い間政治運動なんかやってきたのでしょう? (皮肉に聞こえるかな・・・)。
 
 昔はもっと絶望的にみんなが「高度成長はありがたいな、これも自民党のおか
げさ」と言っていたではありませんか。そのころ、沖縄基地といえば、基地の周
りは儲かってるからなあというような話が多くて、いまとはずいぶんちがいまし
たよ。

 革命家の世界観から言えば、保守政権は悪質なものなのですから、今こそ、保
守政権は保守政権らしくなったのです。大衆はいよいよ不満を募らせこそすれ、
誰ひとり、満足してみんなの党に入れた人はいないはずです。渡辺が消費税引き
上げ反対と言ったから投票したんだということは明らかではないですか? 

 私の東本さんについての漠然とした理解が正しいなら、今の状況は、東本さん
の正しさをいよいよ見せつけてくれているのです。

 保守化という言葉も奇妙ではないでしょうか。

 「化」とは、これまでとは別の様子になることです。

 私は、日本人はまだまだニッポン人なんだな、としか思わないので、もともと
保守的だった人たちの地金が出ただけで「保守化」したとは思いません。ちがう
でしょうか?

 そういうふうに軽蔑を語りたがるのは、いい傾向ではないと思います。
 それは、とっても左翼的です。同時にとっても右翼的でもあります。中道なん
かも似たようなものです。
 大衆に迎合することなど念頭にはありませんが、大衆蔑視も困ります。それが
左翼・市民運動を貧しくしているだろうと思えてなりません。

 みんなの党(こうなってくると、すごく言えてるネーミングみたいな気がして
くるけど)にみんなが投票したのは、ほかの党がいやだからです。自民も民主も
立ち上がれもソウセイもアアセイもいやだからです。

 ということは、べつに以前に比べて保守化してるとは限りません。自民党に入
れた連中は救いようがないけど、みんなの党に入れたやつは、あながちアホでは
ないと思います。
 あえて言いますが、沖縄だけが政治じゃないからです。消費税値上げは、たと
い財政危機でも、いやだあああ、というのは、ギリシャの人たちが緊縮財政に抵
抗するのと同様、そしてそれ以上に美しいことだと思いマス。
 これをバカにするようじゃ、左翼もだめですね。

 今回の選挙結果を見て思うのは、ああまだまだ霞ヶ関選挙なんだな、というこ
とです。
 菅は完全に霞ヶ関の傀儡です。それであいつが何年かのさばれるなら、あいつ
の野心のためには乾杯してやっていいかもしれない(沖縄の人たちの涙を肴にし
て!!)。しかし、霞ヶ関はあいつを使って民主党をぶち壊そうとしているので
すよ。だからあいつは悪質以上にバカとしかいいようがない。いま伸子さんは
「あんたの脇が甘いからだ、ばかたれ」と言っているとは、寡聞にして知りませ
ん。どうせ偕老同穴のむじななんでしょう。

 いま見られるような日本の有権者の保守性なんて、二大政党制なんていう愚か
なセリフが吐かれていたときから明らかでした。小選挙区制の旗を振った一人が
チクショウ哲也なんだけど、週刊金曜日なんか読むくせにチクショウ哲也の死を
いたむ人のほうがよっぽどどうかしてるんです。

 私はひとつ、共産党に投票した者として、(あくまで共産党に投票したものと
してです)同党に対するつよい不満を表明したいと思います。「政治を前へ」な
んて、気の抜けた発泡酒ほどのうまみもないキャッチコピーをなんでまあ・・・
菅だの松下政経塾出の有象無象のはびこる党はどうでもいいです。代々木がしっ
かりしてくれと言いたい。志位さんは、もうだめだから、ほかの有能な人に委員
長になってもらいたい。

 あまりにも旧態依然たる大衆蔑視の絶望論、ファシズムの叫びを書くあなた
に、いささか情けない気持です。

 共産党の話を続けましょう。
 バカの後知恵ですけど、共産党は、菅が消費税10%を言ったとき、即座に「共
産党は消費税値上げを阻止します」と書いたポスターを作って津々浦々に貼るべ
きでした。
 それができずに「政治を前へ」とは、なんと絶望的な。
 だってそれは、一般大衆は後ろにいる弱虫の間抜けの反動だああというのに等
しいですからね。

 一般大衆はいまやだんだん枯葉のように、火がつきやすくなってる、と思いま
す。そのへんで、アリフレタ人たちと話してみて、そんなことを感じます。
 みんなの党がアピールしたのは、この人たちに、ほかに良い起爆剤がない、正
しいはけ口がないからです。
 
 すくなくとも3つのことは、誰かが公の場所でいわなきゃいけないと思います。

 1 相撲取りの野球賭博より、経済のカジノをなんとかしろ。そんなことは、
シラクもサルコジも言っているのに、なぜ日本では報道しないか。俺たちは今な
お鎖国じゃないか。世界中の怒りの潮流に今こそ連帯しよう。このまま孤立した
有害な国でいつづけていいのか。

 2 消費税はほんとに上げる必要があるか。少なくとも菊池英博と高橋洋一
は、官僚が特別会計の埋蔵金をもっているといっている。蓮呆の仕分けなんて、
カムフラージュだろう。菊池英博は、今の日本は偽装財政危機だと言っている
ぞ。どこの世界に、よその国に金を貸してる財政危機の国があるか。

 3 経済には成長はほんとに必要なのか? どうせ今年中には中国に抜かれる
日本が、なにが愉しくて贅沢な暮らしに恋々とする。もっと、みんなが地味に落
ち着いて暮らせる、フィンランドかコスタリカかリヒテンシュタインのような国
を見習え。アルジェリアを地の果てなんていうな、ばか(これは個人的バイアス
かな)。

 新しい酒は新しい皮袋に盛れ、と、ガリラヤのイエスも言うたげな。

 以上。

 3 
 

(2010/07/13 19:17), higashimoto takashi wrote:
> 一昨日あった参院選の投票結果について私感を述べておこうと思います。
>
> 今度の参院選の結果の最大の特徴は、民主党が大敗し、過半数割れしたことで
> もなく、自民党が改選
> 第1党に復調したことでもなく、みんなの党が改選議席数0から10議席に躍
> 進したことにある、というの
> が私の見方です。私がそのような見方をするのは、「みんなの党躍進」という
> 事象がこの国の「世論」な
> るものを構成する私を含む「大衆」というものの、その大約の思想が根底的、
> あるいは底なしに保守化
> していること、また、現在のこの国の「世論」なるものの政治への失望感が保
> 守・中道・革新(便宜的な
> 区分以上のものではありませんが)という政治ポジションのどの地平に向かっ
> ているのかを端的に示す
> 象徴的な表象になりえているように思えるからです。
>
> みんなの党は多くの人が共通して指摘するように新自由主義者の政党、また、
> ポピュリズムの政党と
> みなしてよい政党です。「同党代表の渡辺喜美は、父渡辺美智雄の地盤を継承
> して14年前に自民党
> 衆院議員となり、その後一貫して同党の要職を歴任してきた根っからの自民党
> 員」(愚生ブログ 2010
> 年3月25日付)、新自由主義者であったという彼の政治的出自から見てもその
> ことは明らかというべき
> ですが、同党の参院選選挙公約にも「国会議員の大幅削減、給与のカット」
> 「国と地方の公務員人件
> 費削減」「官から民へ」「独立行政法人の廃止・民営化」などの新自由主義的
> な政策が列記されており、
> 同党が新自由主義者の政党であることは明瞭です。
> http://www.your-party.jp/policy/manifest.html
>
> また、同党がポピュリズムの政党であるというのは、上記の新自由主義的な政
> 策をさらに具体化して
> 「国家公務員の10万人削減」や「公務員給与の2割カット、ボーナスの3割
> カット」などの政策を掲げ、
> 「恵まれた」給与体系を持つ公務員などに対して怨嗟の感情を募らせている
> 「大衆の中にある差別感
> 情」「ねたみやそねみの感情」(辛淑玉「ウケ狙いの政治の果て」)、さらに
> はルサンチマンを扇動する
> ウケ狙いの政治手法を弄していることからもそのことは明らかです。この「ウ
> ケ狙いの政治」手法は、
> 東京・石原都政、大阪・橋下府政、果ては鹿児島・阿久根市政のポピュリズム
> 政治、さらにその果て
> には戦前のナチス・ドイツのヒトラーのポピュリズムの政治手法にもつらなる
> 暗愚も極まるきわめて危
> 険な政治手法といわなければならないでしょう(愚生ブログ 2010年3月29日
> 付参照)。
> http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/1070015.html
>
> こうしたみんなの党の掲げる政策に一定の支持が集まったというのは、現象的
> には前回の衆院選で
> は民主党を選択した自民党に失望し、さらには民主党にも失望した保守票がみ
> んなの党に移動した
> 結果といえるでしょうが(注)、本質的にはこの国の「世論」(有権者といっ
> ても同じことですが)なるもの
> の大約の思想が根底的に、あるいは底なしに保守化していることを示す端的な
> 表象とみなすべきもの
> だろう、と私は思います。
>
> 注:たとえば読売新聞社と日本テレビ・同系列局が11日に共同実施した参院
> 選の出口調査では、支
> 持政党を持たない無党派層のうち、比例選で民主党に投票した人は09年衆院
> 選では52%あったの
> が今回の参院選では29%にとどまっており、その大部分の票がみんなの党に
> 流れたものと推測され
> ています。また、NHKなど他のメディアの出口調査でも同様の結果が出てい
> ます。
> http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20100712-567-OYT1T00089.html
>
>
> この私たちの国の「大衆」の根こそぎ的ともいってもいい保守化現象はなんに
> 起因するのか。私はこ
> こ10年から20年にかけて、すなわち1991年の海部内閣時の小選挙区制
> 導入以来進んで「2大政
> 党制=民主主義社会の成熟」論、実のところ「民意の多様性否定=少数政党実
> 質無用」論を掲げ、
> この20年の歳月をかけて徐々にかつ急激にジャーナリズム精神と権力への批
> 判精神を喪失してい
> った大メディアの責任とその総白痴化の影響が大きいと思います。活字メディ
> アでさえ総白痴化して
> いく中でテレビメディアひとり白痴化しないわけはありません。実際テレビメ
> ディアは活字メディアに輪
> をかけて総白痴化していきました。言われて久しいのですが「報道番組のワイ
> ドショー(娯楽)化」とい
> う言葉が誕生したこと自体がなによりもそのことを如実に示しています。
>
> 今回の参院選の総括もメディアはこぞって「菅首相の消費税増税発言が民主党
> 敗因の最大の原因」
> などというまことしやかで実体のないご託宣を述べ合っています。
>
> ■参院選 菅民主大敗 厳しい試練が始まった(毎日新聞社説 2010年7月12日)
> http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100712k0000m070209000c.html
>
> 「やはり、選挙戦で消費税率の引き上げを持ち出すのはタブーだったのだろう
> か。(略)民主党内で
> は消費税を持ち出した菅首相の責任論が出ており、9月の党代表選に向け『反
> 小沢対親小沢』の対
> 立が再燃しそうだ。」
> ■参院選 民主敗北―2大政党にさらなる責任(朝日新聞社説 2010年7月12日)
> http://www.asahi.com/paper/editorial20100712.html
> 「鳩山前政権の度重なる失政が影を落とし、消費増税での菅首相の説明不足や
> 発言の揺れが大き
> く響いた。」
> ■参院選民主敗北 バラマキと迷走に厳しい審判(読売新聞社説 2010年7月12
> 日)
> http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100712-OYT1T00157.htm
> 「民主党の最大の敗因は、菅首相の消費税問題への対応だ。(略)首相の方針
> に対して、民主党内
> から公然と批判が出るなど、党内不一致も露呈した。」
>
> しかし、「民主党が惨敗した理由は、各メディアが報じるような『消費税』に
> あるとは思えない。もしそう
> なら、先に『10%』を打ち出している自民党が勝つことはありえない」(週
> 刊金曜日編集長ブログ 20
> 10年7月12日)でしょう。しかし、昨日のテレビメディアの参院選の感想を聞
> く街頭インタビューなるも
> のを少し見てみましたが、待ち行く人はほとんど「消費税がどうのこうの」と
> 民主党の敗因を語るので
> す。わが国の「大衆」なるものがいかにマスメディアのウソにたぶらかされ
> て、その土俵の上で踊らさ
> れているか。ここにも残念ながらマスメディア、殊にテレビメディアの負の大
> きな影響力を見ないわけ
> にはいきません。
>
> こうした分析から導き出される護憲・革新陣営(便宜的にとりあえず左記のよ
> うに表現しているだけ
> のことですが)の対抗戦略は上記のようなマスメディアの負の大きな影響力に
> 負けない「革新」の発
> 信力を構築していくことがなによりも今後の大きな課題になると思われるので
> すが、参院選投票日
> 前日の投稿などでも述べているように(「森永卓郎論文について・・・」 愚
> 生ブログ 2010年7月10日
> 付)本来「革新」の言説を発信する媒体であるべきメディアが逆に大マスコミ
> の論調に巻き込まれた
> 「論」を展開し、その「論」のまやかしに気づかない読者を拡大しているとい
> う逆説が横行していると
> いうのが残念ながらいまの護憲・革新陣営の現状だというのが私の見立てです。
>
> 注:上記の件については、下記の小文もご参照いただければ幸いです。
>
> ■後論:作家・村上春樹のエルサレム賞受賞記念スピーチは卑怯、惰弱の弁と
> いうべきではなか
> ったのか?(CML 000185 2009年5月31日)
> http://list.jca.apc.org/public/cml/2009-May/000182.html
>
> これでは非民主的な(と、私たちがいくら口を酸っぱくして言っても)マスメ
> ディアを総動員した「2大
> 政党制」論にとうてい打ち勝つことはできません。マスメディアの論調を少し
> でも正常に戻すために
> も、護憲・革新陣営の論調が逆に大マスコミの論調に巻き込まれている体のも
> のであるという現状、
> 為体(ていたらく)をまず立て直す必要があるだろう、と私は思います。その
> ことを抜きにして「大衆」
> の大約の思想が根底的、あるいは底なしに保守化しているという現状も変革す
> ることはできないで
> しょう。
>
> それが今回の参院選の投票結果についての私の感想の結論ということになりま
> す。
>
> 参考:
> ■私として参院選の結果を読む 底なしに保守化する「大衆」の現状を憂える
> http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/5820662.html
>
> 東本高志@大分
> taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
> http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi
>
>


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