[CML 004856] 林田力「二子玉川東第二地区再開発組合設立認可に抗議(上)」

Hayariki hedomura2 at hotmail.co.jp
2010年 7月 7日 (水) 21:49:43 JST


【PJニュース 2010年7月7日】東京都は2010年6月29日、二子玉川東第二地区市街地再開発組合の設立を認可すると発表した。地域住民らによる度重なる審査基準明確化・実質審査の要請を無視したスピード認可であり、住民は激しく反発する。

二子玉川東第二地区再開発事業計画案(第二期事業)に対しては199件の意見書が提出され、そのうちの191件が反対意見であった。また、住民131人と専門家の補佐人9人が反対の口頭意見陳述を行った。それらの意見では再開発事業がもたらす様々な権利侵害を具体的に述べ、実質的な公共性の欠如を指摘した。
http://www.pjnews.net/news/794/20100705_5
現在進行中の再開発一期事業(二子玉川ライズ)でも広域生活拠点形成の名目によって、住民の健康や生活が切り捨てられている。4月28日に開業した再開発ビル「二子玉川ライズ バーズモール」には空室が広がる。その上で住民と専門家の知見を取り入れた事業の進め方と現行制度の中で可能な解決策・代替案を示し、豊富な証拠物件も提出して、論証した。

東京都都市整備局市街地整備部民間開発課によると、審査のために意見を整理した文書は、400頁を超過するという。ところが、口頭意見陳述終了から僅か1ヵ月後の6月25日付で意見書不採択の通知が送付された(林田力「二子玉川第二地区再開発への意見書採択結果通知」PJニュース2010年6月23日)。
http://news.livedoor.com/article/detail/4843071/

住民団体・二子玉川東地区住民まちづくり協議会などが調査した限りでは、驚いたことに全ての意見書提出者に同一の文言が送付された。東京都情報公開条例に基づき開示された文書から、東京都都市整備局では回答文の雛形を作成しており、氏名だけを個別に入れていることが判明した。

そこには都知事が意見書提出者一人一人の意見をどのように判断し、どのように対処するかという審査の過程や結果は示されていない。しかも、民間開発課長名文書で「審査結果」について記載してあるのは全て、意見書提出と口頭意見陳述よりも以前に取られていた手続きに関する内容だけであった。

もともと東京都は審査にあたって、住民の意見を十分に聞くとの態度を表明していた。2010年2月22日の都議会都市整備委員会でも、石川進・民間開発担当部長が「199通の意見書をしっかり審査する」と答弁していた。

加えて意見書を提出した住民側は淵脇みどり弁護士を代理人として、審査基準の明確化などを東京都に要求していた。淵脇弁護士によると、最初は都の担当者も面会に応じていたが、口頭意見陳述開始後は審査で忙しいことを理由に先延ばしにされた。そして審査基準について回答がなされる前に意見書不採択の通知が送付された。

この結果に対し、淵脇弁護士は「こちらの返事がないのに不採択通知を出したのは、どういうことか」と抗議した。ところが、東京都側は不採択となった以上、今更話すことはあるのかと開き直ったという。淵脇弁護士は「それは人間としておかしい」と改めて抗議した。
http://www.janjanblog.com/archives/8076
世田谷区玉川地域の住民も2010年6月28日に連名で石原慎太郎・東京都知事に連名で抗議した。抗議文には「二子玉川東地区住民まちづくり協議会」会長、「にこたまの環境を守る会」事務局長、「二子玉川の環境と安全を取り戻す会」会長、「玉川1丁目の住環境を守る会」会長、「二子玉川公園と道路を問う会」共同代表、「玉川にエコタウンを作る会」代表ら多くの住民団体代表が名前を連ねた。【つづく】



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