[CML 004830] Re: 2010参院選:「民主党は自民党より少しはマシ」論、また「死に票」論に対する私見

higashimoto takashi taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
2010年 7月 5日 (月) 08:42:28 JST


私は一昨日いくつかのメーリングリストに「2010参院選:『民主党は自民党より少しはマシ』論、また『死
に票』論に対する私見」という小文を発信しましたが、その拙論に何通かのコメントをいただきました。
その返信コメントのうちの1通を下記に紹介させていただきたいと思います。この返信コメントには私の
問題提起に連なる、しかし、別の角度からの大切な指摘があるように私は思います。ご参照いただけ
れば幸いです。

■2010参院選:「民主党は自民党より少しはマシ」論、また「死に票」論に対する私見(2010年7月3日)
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/5489577.html

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さとうです。 私も民主党「マシ論」は危険だと思います。

核密約の存在が明らかになった、これが政権交代の果実だから当分民主党に、という意見を先日聞き
ました。でも実際には岡田外相は野党時代に約束した、密約追求をごく一部しか行いませんでした。

東郷氏が作成した58の赤ファイル文書のうち3つしか外務省の調査チームは確認しなかったため、つ
まりあと55の文書は、おそらくはもう二度と追求されないまま、見過ごされてしまうことになります。誰か
が処分したのなら、そこを追求すべきですが、外務大臣には、そうする意図もなさそうです。

これは密約をごく一部だけ認め、大半は隠匿したままにする、悪質な官僚的やり方だと私は思います。
文書の処分などしておらず、どこかに隠している可能性もあるでしょう。

地位協定についても、改善する気もないです。米軍が基地外で訓練をするという、地位協定違反を現
に沖縄で行っていても、岡田外相は「ケースバイケース」で対応する、と主権国家の法治主義を明確
に放棄しました。

http://www.jcp.or.jp/movie/10mov/20100515/index01.html
「沖縄海兵隊 世界各地で軍事行動 赤峰議員が「抑止力」論批判」(2010/5/14)

民主党がこのように保守反動化したように見える、その理由は、鳩山政権の誕生以来、米国がこれ
でもかと、その筋の論客を送り込み、それらの論客と日本の官僚とマスコミ、そしてオバマ自身により、
民主党のリーダーたちを威嚇・洗脳してしまったからであるのは明らかですが、それ以前にやはり民
主党の中核部分のカラーが、党内のいわゆるタカ派、とくに「松下政経塾OB」のそれであるからでし
ょう。

つまり民主党の今のリーダーたちや、その後継者たちの誰が党首になっても改憲派であるのですか
ら、選挙後に起こることとしては、消費税がメインになるのではなく、実は非核三原則・武器輸出三原
則の緩和、そしてその後の改憲手続きのはずです。だから「マシ」ではなく、(自民の政策に)「増し」
なのでしょう。

それを考えれば平和市民にとっては、今度の選挙で風を起こす必要がありましたが、どこも風など
起こっていないようです。でも民主は伸び悩むと、なぜか思います。その理由は、菅直人政権誕生
直後の内閣支持率50数パーセントに現れている、鳩山政権誕生時との「温度差」です。菅内閣誕
生直後の政権への支持率回復は、沖縄問題のことではないと思います。小沢さんを切ったからでし
ょう。

一方で、あの9万人を集めた沖縄集会にも関わらず「日米基軸」と言い切った今の首相が、沖縄県
民はむろん日本国民を幸福にできるわけがない、と醒めた見方がどこかにあるはずです。
(グアム移転費用+辺野古基地建設費用が、日本国民の不幸を増大させるわけですから。) 

つまり市民運動(というより学生運動のようですが)の出自を自負しながら、あのように「変節」でき
る現実主義者を、市民はどう信用できるでしょう? その変節を認めれば、今後出現するかもしれ
ない市民運動出身の政治家は、政権をとれば変節するものだ、との諦観を、平和市民は受け入れ
ざるを得なくなります。 

対米従属に変節した菅さんの裏切りに対し、昔市川房枝を担いだ東京の市民運動は、今ひそかに
リベンジを考えているでしょう。むろんこの選挙区でもリベンジが必要です。(未だに社民と民主が
共闘していそうですが、そうであればどういうことでしょう。)選挙のときしかそれができないので是非、
その力を使いたいところです。

だから参院選挙では微妙な議席数になるのではないか、と私は思っていますがどうでしょう。
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東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi



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