[CML 002710] 朝鮮学校に対する嫌がらせに関する京都弁護士会の会長声明

maeda akira maeda at zokei.ac.jp
2010年 1月 20日 (水) 11:58:54 JST


前田 朗です。
1月20日

転送です。

************************


「朝鮮学校に対する嫌がらせに関する会長声明」
(京都弁護士会、2010年1月19日)
http://www.kyotoben.or.jp/siritai/menu/pages_kobetu.cfm?id=460

1 2009年(平成21年)12月4日(金)午後1時頃、京都市
南区にある京都朝鮮第一初級学校校門前において、授業中に、「在日
特権を許さない市民の会」等のグループ数名が、「朝鮮学校、こんな
ものは学校ではない」「こらあ、朝鮮部落、出ろ」「お前らウンコ食
っとけ、半島帰って」「スパイの子どもやないか」「朝鮮学校を日本
から叩き出せ」「北朝鮮に帰ってくださいよ」「キムチくさいねん」
「密入国の子孫やんけ」などの罵声を拡声器等で約1時間に渡って同
校に向かって大音量で浴びせ続けるという事件があった。その際には、
公園に置いてあった朝礼台を同校の門前まで運んだり、門前に集まっ
て門を開けることを繰り返し求めたり、公園にあったスピーカーの線
を切断するなどの行為も行われた。

2 このグループは、同校に隣接する勧進橋児童公園の使用を巡って、
同校を批判しているようである。
 しかし、今回の行為は、公園の使用状況に対する批判的言論として
許される範囲を越えて国籍や民族による差別の助長・煽動に該当する
ものであり、このような嫌がらせや脅迫的言動はいかなる理由であっ
ても決して許されず、在日コリアンの子どもたちの自由と安全を脅か
し、教育を受ける権利を侵害するものである。同時にこれらの行為は、
憲法第13条及び世界人権宣言第1条・第2条・第3条をはじめ、国
際人権規約、人種差別撤廃条約、子どもの権利条約などにおける人の
尊厳の保障及び人種差別禁止の理念及び規定に反する。

3 これらの嫌がらせや脅迫的言動は、朝鮮学校に通う子どもたちや
その家族、朝鮮学校関係者など在日コリアンに不安と恐怖を生み出し
ており、国籍や民族による差別をなくすための早急な対策を講じるこ
とが必要である。インターネット上で公開されている動画を見る限り、
これらの行為は違法な行為に該当する可能性があるので、警察におい
て必要な対処をすべきである。
 当会は、前記憲法及び国際人権法に基づく責務として、各関係機関
に対して、国籍や民族が異なっても、何人も差別を受けることなく安
全・平穏に生活し、教育を受ける権利を保障し、そのための方策を講
じ、実現することを要請する。

当会は、今後、国籍や民族の異なる人々が共生する社会の実現に向けて、
いっそう積極的に取り組む決意である。

以 上

2010年(平成22年)1月19日
京都弁護士会        
会長 村井 豊明





CML メーリングリストの案内