[CML 002684] 天皇制問題についてRe: さとうけいこ様

masuda miyako masuda_miyako1 at hotmail.com
2010年 1月 18日 (月) 12:36:44 JST


さとう様
 増田です。率直に質問にお答えいただき、ありがとうございます。ただ、さとうさんの感情を害することを恐れずに敢えて申し上げますが、第2は、私の質問に正対した答えになっていないと感じます。以下、少々、その理由を書きます。


> 質問2
>
> 昭和天皇が戦争責任を取る能力の無い人となぜ断定できるのか? についてですが、東本さんもおっしゃられていましたように、天皇だからということで君主にした大日本帝国憲法そのものが間違いだったということを言いたかったのです。
>
 東本さんが「天皇だからということで君主にした大日本帝国憲法そのものが間違いだったということを」「おっしゃられていました」でしょうか? 私には記憶が無いのですけど・・・でも、たぶん、私が東本さんの、この論考を読まなかっただけかもしれませんね。

 ということはさておき、大日本帝国憲法が天皇を「天皇だからということで君主にした」ことと、「昭和天皇が戦争責任を取る能力の無い人と」「断定できる」こととは無関係です。「『大日本帝国憲法がそのものが間違いだった』ということ」は、「昭和天皇が戦争責任を取る能力の無い人と」「断定できる」根拠には成り得ません。

 根拠も無いのに「昭和天皇が戦争責任を取る能力の無い人と」「断定できる」とする、さとうさんのご主張は間違いっていると思います。確かに大日本帝国憲法に「天皇無答責」が規定されていました。だから「『私のジイさんが、私の子孫はどんな政治的失敗をしたって、何千万、何百万の人間が命を奪われることになったって、責任取らなくていいいんだよ』と憲法で決めたから、『私は戦争責任を取る能力の無い人』なんだよ」と主張することは可能です。

 現に昭和天皇は、全部、結果責任は東条たちにだけ押し付け通して死んだのですけど(さすがに疚しくて、東条を神と祀る靖国神社に行けなくなったようですが)、主権者国民が、こんな言い訳を「ああ、そうですね。昭和天皇は戦争責任を取る能力の無い人でしたね。」・・・さとうさんの文章そのままで言えば、昭和天皇のように「責任をとる能力のない人を責任ある地位につけていたことをこそ(増田注:日本国民は)反省しなければなりません。」として免責することは、「一億総懺悔論」に与することであり、昭和天皇の戦争責任を免除する誤った論理です。
 
 昭和天皇は身体的精神的に何の障害も持たない立派な成人だったのであり、「戦争責任をとる能力」は立派に有りました。しかし、戦争責任を取らずに死んだのです。日本国民は何を「をこそ反省しなければなりません」のでしょうか?  		 	   		  


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