[CML 003144] 「韓国併合100年」を問う3・6大阪集会
吉田 宗弘
mnhryoshi at yahoo.co.jp
2010年 2月 27日 (土) 10:23:19 JST
反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。
3月6日に下記の集会を行います。多くの参加を呼びかけます
。
■「韓国併合100年」を問う3・6大阪集会
日時:3月6日(土曜)午後1時30分〜5時
場所:大阪人権センター(JR環状線「芦原橋」下車7分)
TEL:06-6561-9121
http://www.osaka-jinkencenter.jp/access/index.html
講演:韓国併合100年と福沢諭吉の「脱亜」論
講師:安川寿之輔さん(名古屋大学名誉教授)
会場費:800円(資料代含む)
主催:参戦と天皇制に反対する連続行動
大阪市淀川区十三東3-16-12 Tel 06−6303−0449
◇賛同を! 賛同費は個人・団体とも1000円以上。
郵便振込00900−8−168991
反戦反天皇制労働者ネットワーク(3・6集会と明記を)
今年は韓国併合100年・大逆事件100年・工場法99年の年であ
る。
1月31日の朝日新聞は「朝鮮王朝の蔵書、宮内庁に存在 韓
国併合後に流出か」と「朝鮮王朝が所蔵していた図書や王への
講義に使われた書物が、日本の宮内庁に保管されていることが
わかった。1910年に日本が韓国を併合後、朝鮮総督府を通じて
日本に流出したとみられる」と報じた。
この記事を韓国の各紙が取り上げ、朝鮮日報(2月2日)は、
この書籍は、朝鮮王室儀軌(ぎき)(王室や国家の重要な行事
の内容を記録した書物。07年に世界文化遺産指定)など79種類
、269冊に上る、また、韓国文化財庁の調査では儒教の経典や
医学・軍事に関する書籍など38種類、375冊や、歴代国王が受
けた教養講座「経筵(けいえん)」のために書かれた書籍3種
類、17冊もあると報じた。それだけではない。中央日報(2月2
日)は韓国文化財庁の集計では09年末現在、日本が保有してい
る韓国文化財を6万1409点と報じている。
日本は朝鮮から強盗・略奪した貴重な文献を戦後65年のいま
も返却していないのである。「朝鮮王室儀軌」について、06年12
月韓国国会は「朝鮮王室儀軌返還促求決議案」を採択し、08年4
月日本政府に要求したにもかかわらず、である。日本政府は「65
年、韓日基本条約の締結により、日本は国有・公有の文化財1432
点を韓国に返還した」ことで、「国際法上の『文化財の引き渡
し』は完了した、という立場」だ(前掲・朝鮮日報)。その論
理は「決して略奪したものではなく、……韓国の独立を記念す
るプレゼントとして、一部を贈呈」(同上)したというもので
ある。90年代以降も「返還」はあるが、「確認されているだけ
で17件約2500点。ほとんどが日本側の寄贈だ」という(前掲『
朝日』)。
日本の強盗・略奪行為が敗戦65年後のいまも続いている。重
要なことは日本支配階級の認識である。日本政府は、朝鮮の国
権を根こそぎ奪いとったうえにおこなった強奪を決して認めず
、「返還」も謝罪をともなう返還ではなく、「プレゼント」だ
と言い張るのだ。日本の大新聞、『朝日』も「強奪」「略奪」
でなく日本への「流出」、韓国への「返還」ではなく「寄贈」
、とのペテンを弄してはばからない。これは、天皇制帝国主義
の強盗の論理が現在にいたるも連綿と続いている証左ではない
か。アイヌモシリ、琉球、台湾、朝鮮に対する侵略を近代国家
建設に組み込み「一等国への道」をひた走った軍事的帝国主義
が何一つ清算されていないことを示している。1910年の韓国併
合と大逆事件、翌年の工場法制定は、アジア蔑視と民族排外主
義を国民意識として定着させ、民主主義を萌芽のうちに摘み取
り、天皇制国家への国民統合をはかる画期となる事件であった
。いま、日本の私たちは、果たしてここから自由なのか。
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