[CML 003055] Re: 「扶桑社教科書問題」審議、都教委の苦しいいいわけ
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2010年 2月 20日 (土) 02:22:59 JST
くすのき宿六です。
私も傍聴に行ってきました。
文教委員会の傍聴はこれで3度目。
請願趣旨は「教科書採択の真相究明のため再審議を求める」です。
しかし採択では増田さんの報告の通り、ネットの星さん、共産の畔上さん
のみでした。民主の岡田さん、馬場さん追求はあったものの採択の場面で
は不起立でした。なあ〜んだ!!
採択は民主が切り捨てたと、と思いながら、私は岩波ホールに向かいました。
再審議しても、石原軍団の教育委員のもとでは「どうせ駄目」という民主の
「読み」があるとすれば、中高一貫校に生徒たちに「まともな」歴史教科書
で学んでもらう、という大人の義務を切り捨てたことになるのではないか、と。
ここで文教委員会の構成を都議会HPからみてみますと
定数14人 現員14人 ということです。
会派別では
議長 大西さとる(民)
民主 (5人) 岡田眞理子(民) 馬場裕子(民) 島田幸成(民)
滝沢景一(民) 大津浩子(民)
自民 (4人) 村上英子(自) 遠藤衛(自) 古賀俊昭(自)
服部ゆくお(自)
公明 (2人) 谷村孝彦(公) 遠藤守(公)
共産 (1人) 畔上三和子(共)
ネット (1人) 星ひろ子(ネ)
つまり、自公6人に対し、民主5人です。ネット共産の2票があるので
民主が「まともな与党」になろうという意思があれば、請願は採択できた
のに!! と悔しい思いをしながら帰途につきました。
増田さん、傍聴のお知らせありがとう。
あなたは今日の野次は、とおっしゃっていましたが、
過去2回の宿六の文教委員会傍聴はこんなに「静か」ではありませんでした。
公明・谷村不規則発言の隣で、共産・畔上さんの「めげない」姿勢は正に敬服。
わたしのできた、彼女への無言の応援は、大きくうなずくことだけでした。
<ps>
映画「カティンの森」の最終日を見てきました。
ポーランド軍将校の故に、妻、娘の哀願を拒否して捕虜貨車に乗らねばならぬ
ワイダの父。死が二人を引き裂くまで共に居るということを誓ったではないか
と迫る妻の涙と抱擁。(日本の婦人たちの本音もこうであったに違いない)
その父の無事の帰還をずっとずっと待ち続ける妻と娘と母(ワイダの祖母)。
切ないほどの愛の形を切り裂くのが戦争でした。
戦後になっても虐殺責任をなすりあいする国家と国家のハザマでポーランド
の女と子供たちの命運は翻弄される、もちろん映画政策のワイダ自身も。
宿六にはそんな映画に見えました。
以上
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