[CML 002958] J-Flash144: 戦争仕掛け人たちによるロンドン会議にあわせて抗議行動を!
ピープルズ・プラン研究所
muto at jca.apc.org
2010年 2月 12日 (金) 14:18:44 JST
ーー【APA‐Jフラッシュ No.144】ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カルザイ大統領も迎えて70ヵ国の首脳らがロンドンに集結したが、アフガニ
スタン問題にはトップダウンの手法しか持ち合わせていないのが明らかになっ
た。http://www.afpbb.com/article/politics/2688363/5249689
ストップ・ザ・ウォー連合は、当日に合わせ、首脳らに対する抗議行動を要請
していた。NATO加盟国のすべてで、大部分の市民がさらなる戦争の拡大に
反対しているのだ。国民の声を無視し、命のリスクを伴う戦争政策を決定する
国家首脳の集まりには、大きな疑問符がつく。 (M)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
戦争仕掛け人たちによるロンドン会議にあわせて抗議行動を!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1月28日木曜日、アフガニスタンを占領しているNATOのリーダーたちが、
ゴードン・ブラウン英首相が主催する会議に参加するため、ロンドンの中心地
区にやってくる。カルザイ大統領、ヒラリー・クリントン米国務長官、サルコ
ジ仏大統領、アンゲラ・メルケル独首相などが出席を予定しており、アフガ
ニスタン戦争の次の段階について話し合いがおこなわれる。そこで、ストップ
・ザ・ウォーは会議の開催地で抗議集会をおこなう。時間や場所は発表され次
第、あらためて連絡する。
戦争推進者にとって状況は急激に悪化しており、2001年の侵攻開始以来、
最悪の年となった昨年、この戦争で無駄に命を落とした兵士は英国軍が108
人、米軍は319人。
2009年アフガン市民の犠牲者は急増した。国連は2000人をはるかに超
えるアフガン市民が命を落としたと発表したが、報告されない死者数も多いた
め、実際の数はさらに多いことは間違いない。
ブラウン首相は、NATOがアフガニスタンの安定と安全にコミットしている
と主張するが、現実は世界で2番目に貧しい国の市民をさらに苦しめているに
すぎない。
タリバンはますますその勢力を拡大し続けており、NATOの指揮官でさえタ
リバンがアフガニスタンのかなりの部分を支配していることを認めている。
オバマ大統領やブラウン首相は、アフガン国軍こそが勝利のための長期的な鍵
を握るとしているが、2009年末、5人の英兵士と7名のCIA工作員が別
々の事件でアフガン軍内部のタリバン支持者に殺害されたことで、国軍にタリ
バンが入り込んでいることが浮き彫りになった。
西欧諸国の後押しを受けるカルザイ政権は、大統領「選挙」と称する茶番です
でに信用を失っていたうえに、議会が新内閣を承認しなかったことで混乱をき
わめており、1月28日の会議のためにブラウン英首相が掲げている「アフガ
ンが主導し、国際的に支援する」というスローガンもすっかり骨抜きになって
いる。
増え続ける死者の数はすべてテロとの戦いのためだと繰り返し聞かされている
われわれだが、実際はテロ撲滅どころか、むしろ西側諸国の敵を増やし、アル
カイダが中近東全域からソマリア、イエメン、さらにその先まで拡大する結果
になっていることは明らかである。
唯一、アルカイダが拡大していないのはアフガニスタンであり、米国政府もア
フガン国内にいるアルカイダの工作員は100人に満たないと認めている。
1月28日に集うリーダーは、自分たちの戦争が招いた悲劇的状況への対応策
を1つしか持ち合わせていない。さらなる戦争である。最近の増派によって、
オバマ大統領は就任以来、アフガンへの派遣兵士の数を2倍に増やした。また、
英国民の大半がアフガンからの撤退を求めているにもかかわらず、わが英国政
府は米国の外交政策にやみくもに従い、首相は駐留兵士の数を9500人以上
に増員している。
事実上NATO加盟国のすべてで、大部分の市民がこのような戦争政策に反対
している事実を28日にはっきり示さなければならない。英首相主催の国際会
議は、アフガン戦争の拡大について話し合いをする場ではなく、すべての兵士
を帰還させる計画を練る場とされるべきなのだ。
ストップ・ザ・ウォーの抗議行動:殺戮を止めよ!兵士を帰還させよ!
アフガニスタンに関する国際会議へむけて
1月28日木曜日
ロンドン中心地区にて(会場は未定)
ぜひ、我々の抗議行動に参加して欲しい!
───────────────────────────────────
出典:世界反基地ネットワークMLより(2010年1月4日)
翻訳協力:梅田恵理子(APA‐J翻訳チーム)
翻訳チェック:タンノワ 監修:APA‐Jデスクチーム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
翻訳ボランティアいつでも大募集
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
APA‐Jニュースフラッシュの翻訳を手伝って下さる協力者、いつでも募集
中です。我もという方はこちらまで → ppsg at jca.apc.org
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
CML メーリングリストの案内