[CML 002888] Re: 板垣恭介さんの本について

masuda miyako masuda_miyako1 at hotmail.com
2010年 2月 6日 (土) 11:25:44 JST


japan guide 様
 こんにちは。増田です。横レスですが・・・
 

> 「一般的な辞書では被害者の定義は次のように」と書かれていましたが、私は、じゃあどこが昭和天皇が被害者か?当てはまらないではないか、と思ってしまったのですが。
>
 あなたの読解力は十分だと思います!
 
 
 東本さん、ご紹介の「被害者」の以下の2つの定義によれば、
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●一般的な辞書
「被害者:1被害を受けた人。2不法行為や犯罪によって権利その他の侵害や侵害の危険を受けた者。民事上、損害賠償の請求ができ、刑事訴訟法上、告訴ができる」 (Yahoo! 辞書『大辞泉』)

● インターネット百科事典のウィキペディア
「被害者とは、刑事法学(刑法学、刑事訴訟法学)では『犯罪により害を被つた者』(刑事訴訟法230条)をいう。なお、『事件や事故等の人災などの被害にあった者』を被害者と呼ぶ」(wiki:『被害者』) 
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 なのですから、昭和天皇にしろ、明仁天皇にしろ、はたまた、天皇一族の人々にしろ、全く、「被害者」ではないことは明白ですね。なぜなら、彼らは「被害を受けた人」ではないし、「不法行為や犯罪によって権利その他の侵害や侵害の危険を受けた者」ではないし、『犯罪により害を被つた者』ではないし、『事件や事故等の人災などの被害にあった者』でもないからです。
 
 これで、さとうけいこさんも、「天皇=被害者」は絶対に成り立たないことを、ご理解いただけるでしょう。
 
 
 
  		 	   		  


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