[CML 002886] Re: 「大逆事件100年」について、次の、その次の……大逆事件を忘れないように Kameda

1926723 at jcom.home.ne.jp 1926723 at jcom.home.ne.jp
2010年 2月 6日 (土) 06:26:17 JST


若尾さん、みなさん

 大逆事件100年「前」、からAML時代の頃から折りにふれて、天皇国家、天皇「制」に関わることは、代々木正春寺・しょうしゅん寺の「大逆事件の真実を明らかにする会」の告知を含めて伝えて来ました。
 佐賀の田口さんとも意見交流をしてきました。
【CML1633】においても、イ・ボンチャンへの「大逆罪弾圧」、処刑に言及をしています。
http://list.jca.apc.org/public/cml/2009-October/001611.html

一、現行刑法から削除された73条[74条から75条も同時に]により大審院で公判がすすめられたいわゆる「大逆事件」というのは複数あります。
 
 1910年、宮下太吉らへの弾圧を契機に26人が組み込まれた大逆事件を研究者らは「幸徳事件」と並行して呼称してきています。
 データをアップしています
 http://members3.jcom.home.ne.jp/anarchism/miyashita.html
 
  昨今、「大逆事件100年」といわれているのは、この「幸徳事件」、天皇打倒の意思がある時点まで明確であった管野須賀子、宮下太吉、新村忠雄、古河力作、幸徳秋水らにかけられた大逆罪弾圧が100年というプロセスをどう受止めるかという契機にしたいからでしょう。
 巻き込まれ処刑された同志の出身地において関心を持つ方々は「フレームアップ」の側面を強調し、地域での生き方を浮上させ「名誉回復」も射程にいれているようです。

一、難波大助の摂政ヒロヒト襲撃にかけられた大逆罪弾圧から「大逆事件87年」、
金子文子、朴烈への「大逆罪弾圧」を1925年とすれば「大逆事件85年」、
イ・ボンチャンが旧江戸城桜田門前で天皇ヒロヒトの行列を襲撃した行為への大逆罪弾圧から「大逆事件78年」、
 権力が恣意的に大逆罪弾圧を適用しなかったギロチン社、中濱鉄と古田大次郎の死刑判決、処刑から「隠された大逆事件85・86年」となります。
http://www.libro-koseisha.co.jp/top03/rb1175.html
「隠された大逆事件」発売元サイト
 
一、大逆罪弾圧と日帝のアジア侵略

http://futei.exblog.jp/12788741/
「天皇条項 削除を!」
目次をクリックして拡大すると読めますが[皇室に対する罪、「大逆罪」「不敬罪」弾圧と日本のアジア侵略]を掲載しています。

 一部を転載します。チョ・ミョンハはいわゆる皇族に対する罪で、短刀が当たらずとも死刑。
台湾での「大逆事件82年」

「一九二八年五月一四日、朝鮮の独立活動家、チョ・ミョンハ(趙明河)は台湾台中で天皇の義父、久邇宮邦彦を短刀により襲撃するも失敗に終わり逮捕された。
 台北高等法院上告部で七月七日に公判が開かれ、事実調べ、検事論告、弁論が行われ結審をした。金子裁判長は同年七月一八日、刑法七五条前段を適用し死刑判決を出した。一〇月一〇日、台北監獄にて処刑された。」

 また、AML時代から投稿をしていますが、今年はまたアン・ジュングンが処刑されて100年になりますが、
 幸徳秋水はアン・ジュングンの伊藤博文狙撃に対して漢詩を遺しています。
舎生取義 生をすてて義をとり
殺身成仁 身をころして仁をなす
安君一挙 安君の一挙 
天地皆震 天地みなふるう

 これに先立ち、赤旗事件の前年、後に同志の多くが1910年の大逆罪弾圧に巻き込まれますが、社会主義者たちは1907年7月21日に下記の決議を発し直接行動派と議会政策派の新聞『大阪平民新聞』『社会新聞』に掲載します。
『東京社会主義有志者決議』

「吾人は朝鮮人民の自由、独立、自治の権利を尊重し之に対する帝国主義的政策は万国平民階級共通の利益に反対するものと認む、故に日本政府は朝鮮の独立を保証すべき言責に忠実ならんことを望む」

 つまり韓国「強制併合100年」の前段、1907年の「強制協約」により大韓帝国軍隊を解散させ、侵略が強化された時に、決議が発せられ、その有志メンバーが後に、大逆罪弾圧をしかけられるわけです。
 
「強制併合100年」と大逆罪弾圧100年は不可分の関係です。


一、画家・林倭衛は「隠された大逆事件」で処刑された古田大次郎の遺著の装幀・挿画を担いました。

 管野、幸徳たちが処刑された後、サンジカリズム研究会など新たに社会主義者たちは天皇国家の監視、弾圧に屈せず活動を「再開」しますが画家・林倭衛もそれに参加した一人でした。

 林倭衛展をブログで紹介しています。
http://futei.exblog.jp/13547688/

 林倭衛展終了前日、同展と連携した企画で、キッドアイラックホールのギャラリーで2月26日金曜午後8時から「林倭衛とアナキストたち」というテーマで林倭衛の作品に囲まれて講座を開きます。9時半まで。

一、救援連絡センター発行、月刊『救援』紙において「大逆事件の救援史」という編集部タイトルにより
2008年の「赤旗事件」弾圧より弾圧史を連載、22回を越えました。

 『救援』紙は獄中購読者500名余り、原則無料送付ということもあり刑務所で「静かな」ブームの運動紙ですが、発行、維持費も含め財政は厳しく、獄外のみなさまが支えて頂ければ幸いです。

一、大阪の集まりでも発言する機会はあると思います。また実現するかどうか諸条件もありますが、「韓国併合100年写真展」の一部展示を個人として主催者サイドにお願いをしています。

                                                          Kameda

---- "若尾" <kenwaka at jcom.home.ne.jp> さんは書きました: 
>  若尾と言います。
>  CMLで今まで「大逆事件100年」のことが取り上げられていなかったので残念に思っておりました。しかし、つぶて書房の吉田さんから『飛礫』65号で、「韓国併合100年・大逆事件100年・工場法99年」を特集したとの案内メールが入り、大逆事件100年に関心を持っている方がおられると安心しました。
> 
>  岩波の「世界」でも田中伸尚さんの「「大逆事件 100年の道ゆき」が昨年から連載されております。読み応えのある内容です。
> 
>  また、朝日新聞1月30日夕刊の 人・脈・記「神と国家の間  廚任蓮犠牲者の一人、古河力作が取り上げられておりました。私は古河については活動家や文筆家で無かったので、どのような生き方をした方か知れませんでした。彼は次のような文章を残しているとのことです。
> 
>  「僕は無政府共産主義者です。しかし、ドグマに囚われてもいない。自由を束縛されるのはいやだ。貧困、生存競争、弱肉強食の社会よりも、自由、平等、博愛、相互扶助の社会を欲す。戦争もなく牢獄もなく永遠の平和、四海兄弟の実現を望む。」(獄中で残した「僕」という文章)
>  この文章を読んで古河力作という方は純粋で心優しい人だったと感動しました。現在も「貧困、生存競争、弱肉強食」の社会です。そして私も彼のように「自由、平等、博愛、相互扶助の社会」を望みます。
> 
>  今後、 「大逆事件100年」に関するシンポジウムなどの催しがあると思いますが、是非このCMLで紹介して下さい。参加したいと思っております。
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