[CML 005439] 東急不動産だまし売り裁判購入編(13)林田力

Hayariki hedomura2 at hotmail.co.jp
2010年 8月 30日 (月) 08:27:41 JST


原告は8月23日、東急リバブルに事実関係の確認と釈明を求めるために電話をした。行動を起こさないとわからないことがある。たとえ辛くても、ただ目をつぶってハッピーエンドを望んでいるだけでは埒があかない。「物言わねば腹ふくれる」という言葉がある。言いたいことを我慢していれば不満が蓄積するだけである。目隠しをとって、問題に対処する必要があった。くよくよ悩んだり、足踏みしたりの状態で人生を無駄にするのはもったいない。
知りたいものは真実である。本当のことさえはっきりすれば、それにふさわしく振舞う覚悟はできていた。原告の姿は、訳の分からない状況に対する怒りと、それを確かめずにはいられないという強い意思を持った人間のものであった。ただ逆上して訳も分からずに前に進むのではなく、現実に対して厳しく対応していこうとする自我が存在していた。
最初に物件引渡し時に東急リバブルから配布された「緊急連絡訂正版」(2003年9月30日)に記載された番号に電話した。しかし「この電話はただいま使われておりません」と無機質な機械音声が返るだけであった。
http://www.janjanblog.com/archives/13431
仕方がないのでインターネットから東急リバブルのWebサイトを検索し、そこに記載されていた東急リバブルお客様相談室に電話をかけた。しかし長々と説明させられた挙句、担当者に折り返し電話させるからと切られてしまった。
数時間後、中田から電話がかかる。原告は当然のことながら、中田がお客様相談室から説明を受けて原告の用件を知っているものと思っていた。
「用件については、お客様相談室から話を聞いていると思いますが」
「十分話を聞いていなかったもので……」
中田は引渡しを終えた消費者には礼儀正しくする必要はないとでもいうような態度であった。
「また一から説明しなければなりませんか」
原告は口が渇くのを覚えた。東急リバブルに対する信頼感は急速に遠ざかっていった。不安が物理的なまでの質感を持って胸郭を侵し始めた。既に空気が不信と不安に満ちている場合、適当な核さえあれば成長する。
「すいません」
原告は、また一から延々と説明をさせられることになった。お客様相談室に話した時間と労力が全くの無駄になった。
「隣地所有者から建替えの話は全く聞いていません」
原告は眉をひそめる。胸に冷たいものを差し込まれたような気がした。胃がムカつき始めた。直感的に鮫がウジャウジャいる海に入ろうとしている状態であると感じた。
「しかし、隣地所有者は説明したといっています。きちんと調査してください」
「上司に相談し、上司から連絡するようにします」
カチッと言う音を最後に電話は沈黙した。中田は連絡がいつになるとも言わなかった。電話が切れてから、原告は身動き一つせず、長い間じっと座っていた。
東急リバブルの対応は現実性を欠き、存在感を欠いていた。大海を漂う船の様な気持ちであった。肺の空気が全部抜けたようであった。床を突き抜けて地面に落ちていくような気がした。頭の中が氷のように冷たくなった。覚める直前の悪夢を繰り返し見ているように思えた。原告の心の中の肖像画は苦痛に泣き叫んでいた。
 【文書での回答要求】中田の電話が切られてから、更に数時間後、宮崎から電話がかかる。中田は宮崎に詳細を説明しておらず、厄介事をたらい回ししただけであった。そのため、原告は再度説明させられることになる。
「隣地所有者は建替えについて予め東急不動産に説明したと言っています」
「何階建てが建てられるのですか」
原告は「知っているくせに白々しい」と内心で感じた。知らぬふりをしていると思うと怒りが込み上げたが、ぐっと耐えた。屑物件をだまし売りした宮崎には、原告が暗黒の中で自分を呪っているであろうことを想像するだけの良心が残っているだろうか。
「三階建てです。隣地所有者は、そのことも説明したと言っております」
実際、宮崎は12月に原告に対し、三階建てが建てられることを聞いていたと答えている。つまり、これは聞く必要のない問いであった。
「隣地所有者の主張が本当ならば、予め話しておいたわけですから、日照がさえぎられようと窓から覗かれようと我慢しなければならないことになります。一年足らずで日照のないマンションになってしまうことになります」
「重要事項で、周辺環境は将来変わりうると説明させていただきました」
「数年後に建替えられるという話ではありません。東急リバブルが建替えを知っていたのに説明しなかったことを問題にしています」
「建替えの話は全く聞いていません。隣地所有者と会ったこともありません」
宮崎は建替えの話は全く聞いていないと回答したが、虚偽であった。12月12日の協議では、販売時から知っていたと発言している。つまり嘘をついたことになる。都合の悪い事実は嘘で誤魔化す。これが東急リバブルの体質である。



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