[CML 005433] 「日本共産党」とはどのような存在かRe: Re2: 天木直人氏のブログに見る小沢待望論について(千葉 青野)

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2010年 8月 28日 (土) 23:38:33 JST


いまだに「民主主義革命」などという妄論がでてくることに驚きをかんじます。

「日本共産党」の宮本一派は、中国・東欧をモデルとした「人民の民主主義革命」をかかげ、党綱領にしました。
不破哲三らは、当初は綱領反対派でしたが、党を離れた人々とは違い、党に残って出世する道を選びました。
不破は1970年に書記局長になり、「人民の民主主義革命」を社民的に再解釈していきました。
今日の日本共産党綱領は、


http://www.jcp.or.jp/jcp/Koryo/>現在、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と大企業・財界の横暴な支配の打破――日本の真の独立の確保と政治・経済・社会の民主主義的な改革の実現を内容とする民主主義革命である。それらは、資本主義の枠内で可能な民主的改革であるが、日本の独占資本主義と対米従属の体制を代表する勢力から、日本国民の利益を代表する勢力の手に国の権力を移すことによってこそ、その本格的な実現に進むことができる。この民主的改革を達成することは、当面する国民的な苦難を解決し、国民大多数の根本的な利益にこたえる独立・民主・平和の日本に道を開くものである。

となっており、「民主主義革命」は完全に換骨奪胎されて、「資本主義の枠内での改革」を意味するものとなりました。
つまり、「日本共産党」は、「資本主義を打倒しようなどとは考えていません。資本主義の枠内で改革するだけですから政権に入れてください。」と支配階級に懇願しているのです。

また、「異常な対米従属」を云々も、要するに「フランスやドイツなみに対米関係を『正常化』したい」というものにすぎず、日米核軍事同盟打倒とか米帝打倒とかは主張していないのです。

「日本共産党」に少しも期待することができないということがこのことからもわかります。


----- Original Message -----
> 野口さん wrote:
> > 日本「共産」党の「民主的規制」については、こちらをどうぞ。
> > http://www.jcp.or.jp/tokusyu-10/05-jcp-qa/p03a039.html
> 
> 野口さん
> 
> 上記の共産党HPの「大企業の民主的規制って?」という記事のどこに「独占資本の前に這いつく
> ばり、『われわれは独占資本を収奪しようなどと思っていません』」、また「わずかな『民主的規制』
> をもとめているだけです」などと書かれていますか?
> 
> 書かれているのは、現在は「国が経済を動かし管理するさまざまなしくみ(略)が、大企業・財界の
> 支配と深く結びつき、労働者の派遣切り、中小零細企業への単価切り下げなど“ルールなき資本
> 主義”といわれる異常なゆがみをうみだし、環境破壊、政財官癒着による汚職・腐敗など大企業
> による反社会的行為を横行させて」いる、という現在の日本経済のしくみについての共産党として
> の現状認識。その現状認識の上に立って「大企業の横暴な経済支配をおさえ、社会的存在にふ
> さわしい役割を果たさせる」という「大企業の民主的規制」のあり方についてです。
> 
> たとえば共産党は現在200兆円以上もあるといわれる内部留保をきちっと活用し、税や賃金で
> 還流させていく経済対策を主張しています。
> http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-07-03/2010070302_02_1.html
> 
> また、共産党は、消費税導入以来の22年間で消費税による穴埋めの結果として企業が納める
> 法人3税が208兆円も減っている事実を指摘し、その法人税減税の穴埋めのための消費税増
> 税にも反対する経済対策も主張しています。この政策が実現すると大企業にとってはおよそ年
> 間9.5兆円の実質的な増税となります。
> http://www.jcp.or.jp/seisaku/2010_1/sanin_bunya/2010-00-05.html
> 
> 上記はあくまでも1例です。こうした共産党の大企業への民主的規制の対策を「わずかな『民主
> 的規制』」、「独占資本を収奪(「収奪」という表現は適切ではありません。あくまで「民主的規制」
> です)しようなどと思って」いないなどといえるでしょうか?
> 
> 野口さんの「独占資本の前に這いつくばり、『われわれは独占資本を収奪しようなどと思っていま
> せん、わずかな『民主的規制』をもとめているだけです』などという共産党評価はデマと呼ぶより
> ほかないものです。
> 
> なお、いうまでもないことですが、現在の政治的課題は社会主義革命ではなく、民主主義革命で
> す。そこに社会主義的な経済政策が含まれていないのは当然のことです。付記しておきます。
> 
> 野口さん wrote:
> > 日本「共産」党が「日米友好条約」を主張しているのは、こちらをどうぞ。
> > http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-05-10/2010051006_01_0.html
> 
> 上記ではたしかに共産党は「日本共産党の立場は、もとより反米主義ではありません」と述べて
> います。しかし、この共産党の「反米主義ではありません」という主張は日米の対等・平等の関係
> の構築が前提となっています。上記の赤旗の記事では「私たちは米国、米国民とのほんとうの友
> 情を心から願っています」という志位共産党委員長のことばとともに「しかし、ほんとうの友情は、
> 支配・従属のもとではけっしてつくることはできません」という同委員長のことばも記されています。
> 現在の共産党の綱領にも「アメリカ帝国主義」ということばは残されている(注参照)ことから見て
> も、上記の「日本共産党の立場は、もとより反米主義ではありません」という共産党の主張はアメ
> リカへの無制約、無節操な「友情」「友好」を意味しているものではないことは明らかです。
> 
> 注:共産党は、2004年の第23回党大会で党綱領を改定し、「アメリカ帝国主義」という表現を
> 大幅に見直し、「今後は『帝国主義』という用語を、『その国の政策と行動に、侵略性が体系的
> に現れている』場合に使い、問題の性格と各国の行動の一つ一つを吟味し判断することに」し
> た、また、「アメリカも、ときには健全な行動をとりうるし、実態を見て判断していくこと」にした、
> としています。
> http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-10-10/2009101012_01faq_0.html
> 
> 共産党が「従属関係の根源にある日米安保条約を廃棄して、それに代えて日米友好条約を締
> 結」する、と主張している問題については、前便(CML 005414)で述べた私の見解を援用してお
> きます。私は前便で以下のように述べました。
> 
> 「野口氏は上記の社民党の日米安全保障条約の平和友好条約転換政策について、『アメリカ
> 帝国主義との友好などありえません』(CML 005377)と一蹴していますが、上記でも述べたよう
> に現代社会が「国家」を前提にして存立している以上、各国家間が平和友好条約を締結し、国
> 際平和を追求することは、民主主義国家のありようとしてきわめて当然な営為といわなければ
> なりませんし、それを政策課題として自党の綱領に文書化する営為もこれも平和追求政党とし
> てきわめて当然な営為といわなければならないでしょう。」
> 
> 野口さんの「反米主義の立場にはたちません」という共産党の主張の援用は、同党を批判す
> ることを目的に同党の主張を意図的に捻じ曲げ、曲解した、そういう意味でやはりデマと呼ぶ
> べき援用といわなければならないのです。
> 
> 前便で私はあなたを評価して「性懲りもなくデマをふりまいていますね」と述べました。その評
> 価を変える必要はまったくありません。
> 
> 
> 東本高志@大分
> taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
> http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi
> 
> 
> ----- Original Message ----- 
> From: <trockij at mail.goo.ne.jp>
> To: "higashimoto takashi" <taka.h77 at basil.ocn.ne.jp>; "市民のML" <cml at list.jca.apc.org>
> Sent: Saturday, August 28, 2010 12:28 PM
> Subject: Re: [CML 005423] Re: 天木直人氏のブログに見る小沢待望論について(千葉 青野)
> 
> 
> > 日本「共産」党の「民主的規制」については、こちらをどうぞ。
> > http://www.jcp.or.jp/tokusyu-10/05-jcp-qa/p03a039.html
> >
> > 日本「共産」党が「日米友好条約」を主張しているのは、こちらをどうぞ。
> > http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-05-10/2010051006_01_0.html
> 
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