[CML 005236] 貴重な戦時記録としての「NHK戦争証言アーカイブス」のご紹介

higashimoto takashi taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
2010年 8月 8日 (日) 09:26:02 JST


NHKが「NHK戦争証言アーカイブス」というホームページを設け、インターネット上で太平洋戦争時の大変
貴重な映像と音声、そして310人の兵士たちの証言を見る・聞くことができます。
http://www.nhk.or.jp/shogenarchives/

たとえば「戦時録音資料」の「勝利の記録」では1941年12月8日の開戦時の有名な「帝国陸海軍は、本
8日未明、西太平洋においてアメリカ・イギリス軍と戦闘状態に入れり」という大本営陸海軍部発表の臨時
ニュースの生音声を聞くことができますし、1945年9月第255号「日本ニュース」の「聖断拝す 大東亜戦
争終結 昭和二十年八月十四日」では「靖国の社頭に、また二重橋前広場にひれ伏して」「一億、等しく頭
を垂れて玉音を拝し奉る」戦争終結時の「帝国国民」の当時の様子を見ることができます。

大変貴重な資料となると思います。ぜひ視聴、ご保存ください。

以下、メディア記事と「NHK戦争証言アーカイブス」のメニューの一覧を抜粋しておきます。

メディア記事:
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■NHK戦争証言アーカイブス:元兵士ら310人の記録公開 「言葉、次の世代に」(毎日新聞 2010年8月6日)
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2010/08/06/20100806dde018040070000c.html

 命が脅かされる日常とはいったいどのようなものだったろうか。そんな時代の生々しい証言がインターネ
ット上で見られる。「NHK戦争証言アーカイブス」(http://www.nhk.or.jp/shogenarchives/)では、番組取材
で得たインタビューを共有財産として公開。個人で学ぶほか、教育の現場でも活用できそうだ。

 「体験者は高齢化している。今が最後のチャンス」と、ライツ・アーカイブスセンターの宮本聖二チーフ・
プロデューサー。特に日本軍の記録は、戦後に1次資料の多くが廃棄されたため、個人の証言を基に記
録を構築するしかないという。

 NHKでは「証言記録 兵士たちの戦争」「市民たちの戦争」などの番組制作を通じて、多くの体験者を
取材。番組では一部しか使用されなかった証言を改めて整理し、アーカイブを作った。

 昨年は約2カ月の期間限定サイトで約100人分を公開。今年は8月2日に本格オープンし、310人分
の証言を掲載した。太平洋戦争開戦70年の2011年に向け、1000人分の収集を目指す。

 サイトでは、元日本軍兵士の他、市民の空襲・疎開体験、被爆した日系米国人や戦前ソウルにあった
京城帝国大で学んだ韓国人ら外国人の証言もある。

 時代背景など理解を深める素材も充実。NHKの関連番組や映画館で戦意高揚のため上映された「日
本ニュース」、玉音放送などの音源も視聴可能だ。

 企画の発案者である伊藤純エグゼクティブ・プロデューサーは「一義的な戦争体験の継承が困難にな
るなか、体験者の言葉を次の世代に残していくのが私たちの責任。普段、戦争関係に興味を持つ人だ
けでなく、若い人たちに見てもらいたい」と話している。【高橋咲子】
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■NHK戦争証言アーカイブスメニュー:
http://www.nhk.or.jp/shogenarchives/
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●証言 戦争体験者インタビュー動画(305件)
http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/shogen/list.cgi

太平洋戦争が終結して65年。戦争を知らない世代が増えると同時に戦争を体験した人々の高齢化が
進み、直接戦争を体験した人々の証言がますます貴重なものになろうとしています。
このアーカイブスでは、「証言記録 兵士たちの戦争」で取材した、戦争体験者の貴重な証言を、番組
で紹介しなかった部分も含めて公開しています。

●番組 NHK戦争関連番組集
http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/bangumi/list.cgi

現在NHK衛星ハイビジョンで放送している「証言記録 兵士たちの戦争」、また、1992年12月〜1993年
8月に放送された「NHKスペシャル ドキュメント太平洋戦争 第1集〜第6集」もご覧いただけます。

・証言記録 兵士たちの戦争(29編)
 西部ニューギニア 見捨てられた戦場 〜千葉県・佐倉歩兵第221連隊〜 など
・証言記録 市民たちの戦争(9編)
 強いられた転業 東京開拓団 〜東京・武蔵小山〜 など
・ドキュメント 太平洋戦争(6編)
 ドキュメント太平洋戦争 第1集 大日本帝国のアキレス腱 〜太平洋・シーレーン作戦〜 など

●日本ニュース
http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/jpnews/list.cgi

「日本ニュース」は、太平洋戦争を間近に控えた1940年(昭和15年)から終戦をはさみ、1951年(昭和
26年)まで制作されたニュース映画です。制作したのは、「日本映画社」(※)で、1940年にそれまで4
つに分かれていた新聞社や通信社のニュース映画部門を国策により統合したものです。
戦時中の「日本ニュース」は、日本軍や内務省の検閲を受けた後、毎週映画館で封切られ、国民の
戦意高揚に用いられました。テレビがない時代、国民は「日本ニュース」が伝える真珠湾攻撃や特攻
隊出撃、学徒出陣の様子を映画館で目にしたのです。
「日本ニュース」は、戦争完遂を目的にした国策映画ですが、太平洋戦争中の映像記録として大変貴
重なものです。1951年までに第576号まで制作されましたが、「戦争証言アーカイブス」では、太平洋
戦争を間近に控えた1940年(昭和15年)の第1号から、1945年(昭和20年)末の第264号までを公開し
ています。

●戦時録音資料
http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/sp/list.cgi

1941(昭和16)年11月17日、NHKは、東条英機首相の施政方針演説を国会の議場で収録し、午後7
時のラジオニュースの冒頭で放送しました。国会の録音放送が初めて実現した瞬間でした。太平洋
戦争が始まる緊迫した時期の施政方針演説であったため、日本の国民はその内容に注目していま
した。これ以降、NHKは戦時中が強まる中、大臣の国会演説や戦況報告をSP盤に記録し、録音放
送を行っていきます。

20世紀初頭に普及した初期の円盤式レコードであるSP盤は、音楽だけでなく、さまざまな講演や声
明を記録するメディアとして利用され、NHKでも戦時中の重要な記録媒体として使われました。SP
盤は、長時間収録が可能なLPレコードの普及が進んだ戦後、次第に使われなくなりましたが、NHK
は、静岡県の浜松支局におよそ16000枚のSP盤を大切に保管してきました。

「戦争証言アーカイブス」では、戦時中の肉声が記録された貴重な「歴史的音源」の一部を公開しま
す。
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東本高志@大分
taka.h77 at basil.ocn.ne.jp
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi



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