[CML 003901] 宇宙兵器=軍事シャトル打ち上げに抗議しよう!

杉原浩司(Koji Sugihara) kojis at agate.plala.or.jp
2010年 4月 30日 (金) 15:35:29 JST


■宇宙兵器開発へ――米軍事シャトル打ち上げに抗議しよう!
                 
                [転送・転載歓迎/重複失礼]

東京の杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。
米スペースシャトルは年内に退役し、約30年の歴史(元々軍民両用開発)
に幕を閉じようとしています。一方で、不気味な軍事用無人シャトルの打
ち上げが行われました。山崎直子さんの国際宇宙ステーション滞在時の手
巻きずし作りや楽器演奏などが盛んに報じられたのに比べて、日本での報
道はわずか。その中で、サンケイ・エクスプレスが4月24日付1面で大きく
取り上げました。また時事通信も短く伝えています(下に貼り付けました)。

宇宙兵器か 米空軍、秘密ミッション(SANKEI EXPRESS)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/383739/

軍事用無人シャトル打ち上げ=秘密の試験、宇宙兵器開発か―米(時事)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201004/2010042300510

日米政府は外務・防衛審議官級協議という秘密協議の中で、「日米同盟深
化」の一環として「宇宙利用」を議題の一つ(他にミサイル防衛、情報保
全、「核の傘」含む拡大抑止)にしています。その内容が公開されるべき
です。また、宇宙の軍拡競争を促進する今回の打ち上げに対して、鳩山政
権はオバマ政権に抗議を表明すべきです。前原誠司・宇宙開発担当大臣と
泉健太・内閣府宇宙担当政務官(「宇宙基本法」審議の際、宇宙軍縮を主
張)に対して、声を届けてください。短いものでも構いません。「知って
いますか? どう考えますか?」というような質問でもOKです。

<日米審議官級協議の公開を! 米軍事シャトル打ち上げに抗議を!>

◇前原誠司 (FAX)03-3592-6696

      (E-mail) http://www.maehara21.com/form/index.php

◇泉健太  (FAX)03-3508-3805

      (E-mail) office at iKENTA.net


※米国の宇宙兵器開発、日本の宇宙軍事化については、『宇宙開発戦争』
(ヘレン・カルディコット、クレイグ・アイゼンドラス/作品社)をご参照ください。 


……以下は新聞記事につき、不特定多数の方が見る形の転載はお控えを……

宇宙兵器か 米空軍、秘密ミッション  

           ( 2010年4月24日  SANKEI EXPRESS )

 米空軍は22日夜、開発中の軍事用無人シャトル「X37B」をフロリダ州
のケープカナベラル空軍基地からアトラス5型ロケットで打ち上げた。空
軍はミッション(飛行任務・計画)の詳細を明らかにしていないが、将来
的には、地球低軌道の人工衛星を打ち落とす兵器や、制宇宙権の争奪戦に
おける要の兵器として使用するとの見方も出ている。宇宙の軍事利用が拡
大するのは避けられない時代の趨勢(すうせい)といえ、今回の打ち上げ
は、航空戦と宇宙戦が一体化したものへと「防空」が質的変化を遂げる第
一歩になるのかもしれない。

 ■無人軍事シャトル打ち上げ

 AP通信が「謎の宇宙船」と形容したX37Bは、航空宇宙局(NASA)
のスペースシャトルと同じ再利用型で、全長約9メートル、翼幅約4.5メー
トル、重さ約5000キロ。形は似ているが、スペースシャトル(オービター)
と比較すると大きさは4分の1程度で、「ミニシャトル」とも呼ばれる。
 現地時間の22日午後7時52分(日本時間23日午前8時52分)に打ち上げら
れた後、国際宇宙ステーション(ISS)などが飛ぶ高度400キロ前後の
「低軌道」に入った。飛行期間や搭載機器は不明で、試験飛行後に地上か
ら指示を受けて自動的に大気圏に再突入し、カリフォルニア州ロサンゼル
ス北西のバンデンバーグ空軍基地に着陸する。

 ■航空機並み作戦能力

 空軍は今回、「飛行の目的は、航行、耐熱、自動大気圏突入システムを
試すこと」としている以外、公式には一切の情報を開示していない。しか
し、空軍の幹部はAP通信に対して「X37Bは宇宙でも航空機並みの作戦
を展開できる潜在的可能性を秘めている。今回の飛行は、我々が将来必要
とする戦闘能力を確実に手にするための一助となる」と話しており、将来
のX37Bの配備が、航空・宇宙兵器と地上作戦兵器システムに革命的な変
化をもたらす可能性を示唆している。
 X37Bはもともと、NASAが1999年から開発を進めていたが、2003年
2月のスペースシャトル事故後に計画を断念。04年に国防総省国防高等研
究計画局(DARPA)が引き継ぎ、ボーイング社とロッキード・マーチ
ン社と開発を進めてきた。最大270日間、宇宙飛行できる能力があるとい
う。専門家の間ではX37Bは、繰り返し使用できて機動性に優れ、宇宙か
らの偵察、早期警戒に適するとみられている。戦時には宇宙での指揮セン
ターとしても活用でき、軍事的価値も高い。
 
  ■方針転換が影響

 オバマ米政権は主に財政上の理由から、ブッシュ前政権が掲げた「2020
年までに再び月に有人ロケットを着陸させ、月面基地を建設する」とした
計画を断念。その代わり、ISSの運用期間を当初予定の15年までから5
年間延長するなど、低い軌道での探査に力を入れ、地球観測や軍事利用と
いったより身近な目的に宇宙技術を生かす方針を打ち出している。X37B
の打ち上げはその一環とみて間違いないが、宇宙空間を利用したミサイル
防衛(MD)システムがロシアの核軍縮意欲を減退させたように、危険な
副産物を生む可能性もある。

………………………………………………………………………………………

軍事用無人シャトル打ち上げ=秘密の試験、宇宙兵器開発か―米

 【ワシントン 時事】  2010年4月23日

 米空軍は22日、開発中の軍事用無人シャトル「X37B」をケープカナベ
ラル空軍基地(フロリダ州)からアトラスロケットで打ち上げた。空軍は
計画の詳細を公表しておらず、将来、地球低軌道の人工衛星を打ち落とす
兵器にするのではないかとの見方も出ている。
 X37Bは航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルと同じ再利用型。
全長約9メートル、翼幅約4.5メートルで、スペースシャトルの4分の1ほど
の大きさ。




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