[CML 003889] 対米交渉に関する提言

Ken Kawauchi kenkawauchi at nifty.com
2010年 4月 29日 (木) 16:28:21 JST


  河内謙策と申します。(このメッセージを重複して受け取られた方は、失礼をお許
し下さい。転送・転載は自由です。)
 私の参加している“「平和への結集」をめざす市民の風”が、普天間問題について
の声明を発表しました。ご検討いただければと思いメールさせていただきました。
 読んでいただければ分かると思いますが、この声明は、鳩山内閣の弱点を鋭くつい
ています。また、私見では、運動の論理と交渉の論理は、普通違うものですが、それ
を混同している見解に対する批判になっています。普天間問題での闘いが日本の国内
にばかり目を向けた井の中の蛙にならないためには、論理の練磨が必要だと思いま
す。日本の外交べたの一因が、この論理の軽視にあると私は思っています。

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普天間基地問題の対米交渉に関する提言

内閣総理大臣 鳩山由紀夫様
                                      
                                      
       2010年4月28日

 普天間基地移設問題が迷走しています。鳩山総理が5月決着という約束が守れな
かったら政局かとマスコミが騒いでいますが、国民は普天間基地の移転に反対した
り、辺野古への移設を強行せよと求めているわけではありません。ほとんどの国民が
「普天間基地の継続」にも「国内他地域への移設」にも反対しています。自信を持っ
てアメリカと渡り合ってほしいと思います。

 そもそも最初からアメリカとの議論の仕方を間違っていたのではないでしょうか。
閣内議論もできていないのに「トラスト・ミー」とオバマ大統領にささやいてはいけ
ませんでした。岡田外務大臣も嘉手納への移設案からアメリカに話をはじめてはいけ
ませんでした。政権のスタートの段階でプロセスの間違いを犯しました。

 アメリカからすれば、まずSACO(沖縄に関する特別行動委員会)合意という政
府間の約束があります。まずは「それを守れ」ということでしょう。それに対し新政
権がまず言うべきは、「前政権の約束は何でも踏襲するというのでは民主主義は成立
しない」ということです。前政権の考えを国民が否定したから新政権ができました。
特に普天間問題は新政権の選択で国民が重視した問題の一つです。「約束の継続はで
きない」と最初に通告するのが当然でした。

 ところが、この「約束の継続はできず、SACO合意の一部見直しをすべきであ
る」ということが、今日に至ってもアメリカ政府に対して明確に表明されていないよ
うに見えます。アメリカは、交渉に当たって論理を重んじるという傾向があります。
従って、なすべきことは早期に原点に戻り、「日本政府はSACO合意の一部を見直
しすべきであると考える。また、普天間代替基地は辺野古に求めるのではなく、国外
移設もしくは普天間基地そのものの廃止が相当である」という態度を明確に表明し、
アメリカ政府に申し入れることであると思います。

 日本国民の大多数が納得する案が、日米関係にとって最も良い解決策であり、それ
を尊重することが、民主主義の先進国であるアメリカの取るべき道でもあります。閣
議において全閣僚の意思統一を行なった上で、このような方針を政府見解としてアメ
リカに伝えるべきと考えます。総理の英断を期待します。


「平和への結集」をめざす市民の風
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河内謙策

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